『のぼかん』の文字の分析をしていくうえで結構頻繁に登場するする言葉に「検証」というのがあります。何やら小難しい言葉のようで、そういえば日常の会話にはあまり出てこない言葉のようにも思えます。
調べてみると、ある事柄や仮説が正しいかどうかを事実に基づいて確かめること、とあります。
やはり内容もあまり軽くはないのですね。言葉も重々しく意味合いも重みがあるのに、分析の過程で頻繁に使われてもあまり違和感を感じないところを、ある日突然不思議に思いだしました。
「検証」を今月のテーマとして考えてみます。
【検証】
のぼかんの六つの形分けでは受け入れの形となり、圧力や情報を常に上下から受け入れては流すことを繰り返し検証してやがては吟味する力となる発想法があるとします。次に字の理論で観ていきます。
まず一画目の短い横線「一」で上からの圧力、情報を避けることなく受け止めきちんと検証し、その幅内「一」の真ん中辺りを通るように「亅」を書くことで左右上下に仕分けされたアンテナ的要素のある感性の旁となり、情報の受発信をしながらハッキリとした強い意思を持つとします。そのクロスしたところからの「ノ」で、これまでの情報を更に二つに仕分け、反対側も「ヽ」で仕分け細分化しながら、取り入れた情報についての想定や準備をしていきます。全体的には左右のバランスを取りながら、双方の価値観を大事にする冷静さを有していると言えます。
続いて「木」の右側に「ノ」を書き、「木」で考えまとめた事を基にしながら先の情報を受け入れ要約し、その「ノ」の上部先端から「乀」で素早くバランスを取りながらきちんと展開し「人」を構築し、ここで先に向かう方向性を明快に持ちます。「人」は上からの情報を瞬時に見極めては取り入れるかそうでないかの選択をすると同時にこの内にここまでの情報を集約し、この独自の世界で考えを育みます。
その空間の上部に「一」を書き、これまでに取り入れた情報を現実的な価値観としてしっかり受け止め検証し精査します。
空間を置きその下部左側に「|」を書きここまでの流れの中より方針を決め、この事について「一」「丨」と直角的に三方向を囲み、この内に出来る一つの空間に選択し得る全ての情報を入れ、それを下部の「一」で閉め、揺るぎない考えを持つとします。
「一」「口」の「一」の下部より「ノ」を勢いよく交差させ「一」「口」を固定し、瞬時に左右の識別をしながら明快に意思としたことを表し、「ノ」を支えるかのように右への払い「乀」で堂々と展開していきます。
次に空間を置き左側に「丶」を書き「検」での意思を基にまた新たなる圧力や情報を受け止め自分の意図とすることを固めます。その下の長線「一」で「丶」の世界観を受け止めその枠内に広げ整え、また新たな圧力や情報を受け止めては検証を繰り返し、必要なものは取り入れ不要なものは流します。ここで意思としたことを空間を置いて下の短めの「一」「一」で更に検証精査し考えを絞り込みます。
更に空間を置き下部左側に「丨」を書き、これまでの意思を前提に自らの基本の考えとし、「一」「丨」でその枠いっぱいの考えや情報を取りながら明確な意思とし「一」で閉じます。
この「口」は、これまで検証した意思や考えを漏らすことなく受け止め、内面に取り入れまとめては維持し、それを迷いのない堂々とした姿勢の根拠とします。
この「言」で意思としたことに基づき空間を置いて右側の上部に「一」を書き、今ある圧力や情報をも受け止め検証し整理します。
「一」のその下真ん中あたりに垂直に「|」を書く事でここまでの内容を瞬時に左右に仕分け、その場の状況に合わせた判断をするとします。その「|」の真ん中あたりから右横へ短い「一」を書く事で上下の保守の質の展開となり、方針などを大事にする中で時間をかけながら上から下へとここまでの情報を整理します。「|」の左側に短い「|」を書きこの空間についての内容を瞬時に左右に仕分け、その下に「一」を書き揺るぎない姿勢とすると同時に、取り入れた情報を自分の中で上下左右の順にじっくりきちんと整理し、まとめていく世界を構築していくと考えます。
大まかにまとめますと、現状に立ってのあらゆる情報を取っては検証、精査し、左右対称の圧力に構える世界をつくり、その内で育んだ内容の中よりそれまでの流れの要点をしっかり整理したものを、その現実の実態に沿って慎重に生真面目に情報を精査しなお且つ大胆で明快な意思の基、それまでの経験を踏まえながらも、常時何かを考えては何かを導き出そうと繰り返している様といえます。
つまり、一画一画情報を取り入れ加味しながら生真面目に文字を分析していく『のぼかん』の姿勢に、「検証」は見事にマッチしているのですね。
今月もまた新たな勉強をさせて頂きました。
ありがとうございました。
毎月20日開催の上先生特別講座(20日会)は、4月から「新・大人の教養学」として展開しています。
4月からの数ヶ月は『春夏秋冬』の文字の発想法、そしてそれを図としてわかりやすく上先生にお話し頂く内容は、私には人の生きる一生が『春夏秋冬』にも表されている様に感じ、同時にここまでの動きの中で点で終わっていた事が繋がり線になって来た実感もあり、毎月着実に点が線になっていく事に本当の意味での経験やその事実の必要性がわかりつつあると思っています。
今月は人の一生の時間に無駄の無さを思って『繋がる』の文字をテーマとして取り組みます。
『繋がる』
のぼかんの六つの形分けでは直情の形となり、自分の価値観に忠実であり、いつでもどこでも状況に関係なくそのスタイルを通すところがあると観ていきます。
次に字の理論では、一画目の「一」で圧力や上からの情報を一旦受け止め並べ検証し、一拍置いてその左下から「|」を降ろしまずの意思を持ちます。そこに「一」「|」と書き、直角的に三方向を囲む世界観の中に情報を取り入れ、この枠内の内容を展開していきます。この真ん中あたりに「一」を書く事で、枠内の情報を時間的推移により上から下へときちんと整理し、「一」で閉じまとめと観ます。更に一拍置いて少し長めの「一」を書きここで新たなる現実的な圧力や情報も受け止め検証します。その真ん中上より「|」をクロスさせここまでの部を固定し、同時に取り組んできた内容の両面の質を生真面目に繰り返し確認し、そのこだわりの世界を基本姿勢とします。
「車」を構築した後、上からの新なる情報を受け入れ観察しながら続く「ノ」にてその現実的な情報を取り入れ、「車」の内容と照らし合わせた後、「一」で今現在の情報を受け止め観察し、その右より書く「し」で周りにわかりやすくその時々の対応し、「几」この内なる世界へ情報を取り入れていきます。その情報をそのまま「フ」で受け止め「車」と照らし合わせ、その後「乀」にてここまでのバランスを取っていきます。
次にここまでの「車」の気真面目な姿勢と「殳」の柔軟な対応と、この文字の間口から入ってくる新なる情報を続く「く」の斜線で必要なものを選択し、その途中より右に屈折させて保守の質となり、価値観によりあったものを絞っていき、そこに「く」の流れに沿わした「∠」を書く事で、更に価値観に忠実に必要な情報を取り精査し、「丶」で締めまとめます。
「幺」の重心の取れる位置から下へ「|」を降ろし明快な意思としまとめ、その両横に書く「ハ」内の情報を瞬時に左右に仕分け、はっきりした内容を下方向に示していきます。
まとめますと、どんな状況であっても、誰からの情報であってもそのテーマに対して公平に論理的に対応する考えを確立し持ち、その事について現実的な状況に柔軟に対応しながら、基本姿勢を一つ一つ確認し、取り組める範囲内の結論をはっきり示していくとなります。
ですから、新たなる情報を受け止めきちんと検証しながらここまで体験、経験して来た内容を参考にきちんと整理しようと時間をかけ、新たなる現実的なテーマに即してもその事について柔軟に対応しつつ、常に基本姿勢を確認しまとめ上げますから、それに沿って現実と過去の行いを絡めてまとめていくとなりますね。
文字を分析してみて、『繋がる』『繋げる』には、過去の内容、情報が必要であるのがわかり、過去の失敗は本人的には消したいとなりますが、こういう経験があるからこそ活かしここまでの話の流れや、ここまで生きて来て点だけで終わらせていた事を、それを繋げる事、人と繋がる意味も大いにわかってきました。
どの人も失敗の無い人生はありませんから、失敗を恐れるのではなく、良き経験と思い活かし繋いでいける様にその事実をその時々で整理し、自身の教養に変えていける糧として位置付けるといいですね。
『繋がる』の文字からも生きるヒントがあり、今月も文字の持つ世界のお面白さと出会えました。
「損」と「得」という言葉を聞くと、一般的には「損」がマイナスのイメージで「得」がプラスのイメージを持つ人が多いのかもしれません。
しかし、ことわざでは「損して得取れ」という言葉がありますし、のぼかんでは物事には必ず良い面と悪い面の両面があるとの考え方からも「損」が必ずしもマイナスだけとも言えないような気がします。
そこで今月は「損」と「得」の二文字を比較することで、損のプラスの要素
についても考えてみようと思います。
先ずはネットで意味を調べてみました。
「損」…①そこなう。傷つける。②へる。へらす。③うしなう。利益をなくす。「得」…①得る。手に入れる。②さとる。わかる。③もうけ。とく。
『損』
のぼかんの六つの形分けでは受け入れの形となり、常にテーマや相手を求める姿勢と同時に何度でも情報を受け入れることを繰り返し、その事が検証となりやがて吟味する力ともなる、と観ていきます。
次に字の理論で観ていきます。
一画目「一」で先ずは上からの情報なり圧力をここで一旦受け止め並べ検証し、必要なものは取り入れ不必要なものは流していきます。
次にこの真ん中を通る「亅」をクロスし確固たる意思を持ち、同時に左右上下の識別の空間を構築していきます。
続いて「十」の真ん中少し下辺りに「/」をクロスし下部をさらに細かく仕分けし、同時に強い信念や向上心を持つと観ていきます。
「扌」で考えまとめた事を基に右部に展開していきます。
「丨」で情報を取り明快な意思を示し、続く「一」「丨」と書き「冂」としここでしっかり範囲を定め、この上部「一」では新たな情報なり圧力を堂々と受け止め並べ検証し必要なものだけをこの枠内に取り入れていきます。
そして下部に「一」を書いて閉じ「口」とし、この部は仕切りのない一つの大きな空間となり、取り入れたものは細かく仕分け整理されることなく入り混じっている状態となり来たものを受け止め入れる大らか大胆な印象ともなります。
その下に空間を空け、左下「丨」で明快な意思を示し、続く「一」「丨」と書き進め「冂」としここで取り組むべき範囲をしっかり定めていきます。
次にこの枠内を縦に三等分する横線を二本書き、最後に「一」を書いて閉じ「目」とし、上の「口」からの情報を「上・中・下」と縦三つに仕切り、ろ過する感覚で上から下へと時間をかけてゆっくり考えを整理していく発想法であり、一つのテーマに対して深めていく発想法ともなります。
そして、その下に空間を空け「ハ」を書きます。ここで情報をチェックしながら柔軟に対応し表現していくとまとめられますね。
よって「損」とは先ずは情報を取りきちんと細かく仕分けし強い信念を持ち、現実をしっかり受け止めた後、そこでの情報を大胆に取りまとめさらに粘り強く検証し、じっくり一つのテーマに対して考えを深めていく中で、最終的にはバランスを取りながら柔軟に対応していると言えますね。
ですから、周囲からの情報を取りしっかり想定しながらも先ずは自分が決めた事に対してあまり周りに左右される事なく大胆に取り入れ、その後自分のペースでじっくり生真面目に考えながら整理し納得した事を、そのまま行動に移したりその時々の状況に応じて自由に対応し行動しているとも考えられますね。
『得』
のぼかんの六つの形分けでは受け入れの形となり、常にテーマや相手を求める姿勢と同時に何度でも情報を受け入れることを繰り返し、その事が検証となりやがて吟味する力ともなる、と観ていきます。
次に字の理論で観ていきます。
一画目「ノ」で先ずは今現在自分にとって必要な情報を素早く取りまとめます。
その下少し空間を空け「ノ」を書き、更に情報を取りまとめていきます。
そしてその重心の取れる位置より「丨」を書き情報の意図を理解し明快な意思を持ちます。
「彳」で考えまとめた事を基に右部に展開していきます。
「丨」で明快な意思を示し、続く「一」「丨」と書き「冂」とし、この上辺では新たな情報なり圧力を堂々と受け止め並べ検証し必要なものだけをこの枠内に取り入れていきます。
次にこの枠の真ん中に「一」を書きこの空間を上下に仕分けし、下部に「一」を書いて閉じ「日」となり、ここでは時間をかけながら上から下へと情報を整理していく発想法ともなります。
その下に空間を空け「一」を二本書きここで粘り強く「日」の世界の検証を重ねた後、この二本の横線の真ん中より右側少し余裕のある確実な位置より「亅」をクロスし二本を固定させ確固たる信念として持ち、同時に左右の識別の世界をも構築し、最後が左上に跳ねていますので、向上心を持ち勝気に表現していきます。
そして最後に「ヽ」を書き、ここでもう一度確認しているようにも重心の位置付けを自在に楽しんでいるようにも観えますね。
よって「得」とは、先ずはその現実において自分が必要と思う情報を積極的に取り丁寧にチェックしながら意思とした事を、じっくり且つ粘り強く検証を重ね勝気に勢いよく表現していると言えますね。そして最後の確認も忘れずにしているともなります。
ですから自分でこうすると決めた事を一旦自分の価値観の中でじっくり検証した後、自分ができる範囲内でブレる事なく勝気にやっている状態とも考えられますね。
「損」と「得」を比べてみますと「損」とは先ずは現実をしっかり受け止めた後、周囲からの情報をめいっぱい取っては冷静に且つ一つのテーマとしてとことん追求していくのに対して、「得」はその時々の状況に応じて必要な情報だけを勝気に取りつつ表現しているという違いがあります。
ですから「損」とはじっくり時間をかけて考えを整理していく為、周りの状況に気付けない事もあるかもしれませんが、「得」よりも考えの深さがあるとも言えますので、得した時よりも損したことでより深く追求していく中で学び気付くことがあるということなのかもしれませんね。
また、「損」の前向きで強い信念を基本に持ち、めげることなくタフに対応し最終的にも柔軟で前向きに展開していくところからも、損をした事自体をマイナスと捉えるのではなくプラスの発想法に転換して考えていく事で、結果的にその経験自体が「損」とも言えないということにも繋がっていくようにも思いました。
また「得」とはその時々で自分にとっての確実とするものであり、その判断の仕方は自分がそう思っているだけで他の人から見たらそれが得かどうかはわからないということも言えるのかもしれませんね。
こうして文字の分析を通して考えてみますと、やはりどちらが良い悪いではないそれぞれの質の違いというものを理解することが大切なんだと改めて感じました。
今月もありがとうございました。
年齢のせいにしたくはありませんが、やはり常日頃の疲労の抜け具合が悪くなっているように感じてきました。心身ともにスッキリしない状態のまま、何となく仕事して1日を終わらせてしまったと反省し、明日こそは有意義に時間を使って1日を終わらせようと思うことの繰り返しですが、そんな中で私なりの英気を養う方法は、推しピアニストのネット配信になります。ピアノを弾く綺麗な手元で目の保養、優しく綺麗な音色で耳の保養。機会は少ないですが、コンサートホールやイベント会場で生演奏を聴くと豊富に英気を養うことができるので、まさに“推しは尊い”です。
温泉や旅行に加えて推しの存在も保養になる時代が来たのかな~と思いながら、今月は「養」という文字を分析し検証したいと思います。
のぼかんの六つの形分けでは「直情の形」となります。
外にも内にも何時でも何処でも状況に関係なく自分のスタイルを通す。
終始一貫した姿勢があるとします。
「養」とは、漢字ペディアには以下のように書かれていました。
1.やしなう。育てる。世話をする。
2.飼う。
3.体をだいじにする。
4.心を豊かにする。
5.義理の子を育てる。
字の理論で観ていきますと、まず上部にある「ソ」にアンテナ的要素があり、その現実より取り入れた情報を集約し、その下に「一」を書いて、この集約した情報を含めて上からの圧力や情報等を堂々と受け止め、取り入れるか流すかの判断をします。
次に「|」を書いて、左右対称に仕分けて白黒はっきりさせてから「二」を書きますので、二段階に時間をかけてバランス良く検証を重ねますが、最後の「一」が一番長いので、これまでに流したことも最後に再度確認するという慎重さや粘り強さがあると観ることができます。
そして、この下に書く「八」は、これまでの直線と違い、緩やかな曲線なので、これまでに取り入れた考えに少し柔軟性を持って、左右バランス情報を取り同時に良くしっかり支えると観ることができます。
続けて下に「ヽ」を書き「羌」から受け取った情報を素早くチェックして、これまでに取り入れた情報と更に新たな情報や圧力を、その下に書く「一」で受け止めて検証し、必要なものを取り入れて不要なものは流し、その右側に「|」を書いて、革新の質の展開を作り、真ん中辺りと下部に「一」を書き「ヨ」となり、ここに取り入れた情報を上下に仕分けて整理し、時間を掛けて検証して明快にします。続いて「ヨ」の左側に「レ」を書いて「ヨ」の左側の間口も閉じることで周りに影響されることなく自分の中で整理してまとめ、保守の質で基本姿勢を大事にしながら向上心を示します。そして「レ」の右上方向に跳ね上げた先に「ノ」を書き、これまでの情報を素早くチェックしながら勝ち気な姿勢を示し、その下に「乀」を書いて、自分の価値観をまとめて全体のバランスを取りながら柔軟に対応していきます。
「養」を大まかにまとめますと、まずは取り入れた様々な情報を集約して、上からの圧力も受け止めて、取り入れる情報と流す情報を判断して、取り入れた情報は、それが自分に合うか否かを焦らず時間を掛けて慎重に見極めて、バランスが保てるよう柔軟に考えを広げて、周囲に左右されず自分の中で情報を順番に整理し、基本姿勢を大事にしながら向上心を持ち、勝ち気な自分を出しつつ、自分の価値観を大事にしながら柔軟に過ごすこと。つまり取った情報より本当に必要と判断したものを取り入れ活かそうとする、とまとめられますね。
私の場合は、英気を養うために必要なものが“推し活”に行き着いたのですが、たしかに様々な情報から厳選して、取捨選択しながら数年が経っていました。推し活と言っても極端に嵌ることなく普段の生活に支障が無いようにしています。
何事にもバランスは大事ですからね。本当は全てのコンサートに行きたいところですが、無茶な遠征はしないように自分でしっかりセーブして、マイペースに自分ができる範囲内で時間とお金を掛けるようにしています。でないと、英気を養うどころか逆に疲弊してしまいそうですからね。
どうぞ皆様も自分に合う保養で労りながら健やかにお過ごしくださいませ。
ありがとうございました。
「自立ってよく聞くけれど本当の自立って何だろう?」「自分はしっかり自立できているのかな?」と思うことはありませんか。どのような状態になれば自立したと言えるのか?
それを考えるために先ずは、「自立」を調べてみました。
「自立」を調べてみたところ
「他人からの支配や援助を受けずに自分の力で生きていけること」を意味します。
とありました。
そこで、「のぼかん的」に観たらどうなのかと思い「自立」について文字の分析をしていきたいと思います。
「自立」
のぼかんの六つの形分けでいうと直情の形となり、自分の価値観に対して忠実。外にも内にも何時でも何処でも状況に関係なく、自分のスタイルを通す。本人的には不器用と思うと観ます。
次に字の理論で観ていきます。
アンテナ的要素の革新の質の「ノ」で上からの情報や圧力を瞬時に判断して取り入れ同時に周りの状況も観ながら、今自分が必要とするものだけを取り入れ、必要のないものは受け流します。
続いて「ノ」の書き終わりに「|」を書きます。ここには「ノ」からの情報がそのまま入ってくるので、疑うことなく迷うことなく明快な主張としていきます。
さらに「一」を書き上からの圧力や情報をしっかり受け止め、この「─」の右端に「|」を書き三方囲いとなり自分の考える範囲や枠を決めます。
その三方囲いの中に「一」を二本引くことで上・中・下のように時間的推移のもと、自分の中でひとつのテーマをゆるやかに真面目に取り組みじっくり掘り深めて検証吟味し、最後の「一」で締めまとめます。
ここで出来た「目」は内側が外の世界より完全に守られた空間を構築し、接地面もどっしりとしているので周りの状況に左右されることなく納得するまで整理し続けるとも言えますね。
続いて「自」の考えを基に、まずはアンテナ的要素の「⼂」を書き上からの情報や圧力を取り入れ、受け入れるか流すかをはっきりさせその下の「⼀」で上の「⼂」をきちんと受け止め、更に上からの情報も堂々と受け止め並べ検証します。
次に左から三分の一辺りのやや内に右下に向かって「╲」を書き、次に反対側の右から三分の一辺りのやや内左下に向かって「╱」を書きます。
そして「亠」で受け止めて取り入れた内容を絞り込みひとつの空間に集めます。ここは「自」や上からの情報の中より必要とする情報を絞り込み取り入れ、取り入れ要約されたことに対して強い意思を持つと観ます。
こうして周りの状況をチェックしながらまとめられた自分の価値観を大事にすると同時に、その中の世界を圧力から守ろうとします。
その取り入れた情報を上の「⼀」よりも長めの「⼀」を書き大きく確実に閉めまとめあげていきます。
ここはまた、上より一度流されたものをさらに検証する粘り強さがあり、接地面がどっしりしているので揺るがない強さとなります。
そして「╲」「╱」の内側にできた空間「口」のようなものでここまでの流れや結論を大胆にまとめるとも観ます。
おおまかに「自立」をまとめますと、自分にとって必要な情報を取り入れこれまで経験をもとに、その情報を時間をかけて検証し周りの情報に左右されることなく、納得するまで整理しながらも大きくひとつのテーマにまとめ、そのことをきっちり確認し現実に応じた自分の価値観として世界観を大事にしていると言えます。
「自立」とは、自分の意志により試し得てその意味を知る。自分の意志で決断しその結果に責任を取れるということではないでしょうか。
色々経験することによって期待も少なくなったけれど不安も少なくなってきています。
私自身現在一人暮らしをしておりますが、若い時と比べ内容は変わっていますが、今後の暮らしが不安になることもあります。
私だけではなく、今後お年寄りの一人暮らしが増えていくことでしょう。
そんなときも思ったとおりいかなくても、今までの経験を活かしつつこれからも色々と経験を重ねてその意味をきちんと知ることを大切にして楽しい老後を迎えたいと思いました。
ありがとうございました。
「今月はこれをやろう」「今回はこう考えてみよう」など自分で決めたことをどのくらい守れているだろう、と考えます。
今年も半分以上の月日が過ぎて自分のやりたかったこと、変えたい習慣があったはずなのに。子どもたちには約束は守らないと、と言っているのに、自分との約束は守っていない、守れていないのです。
「守る」とはどういうことなのだろう、と思いました。
今月は「守る」という文字をのぼかんで読んでみたいと思います。
「守」
のぼかん六つの形分けでは直情の形となり、自分の価値観に忠実であり、いつでもどこでも状況に関係なく自分のスタイルを通すとします。
次に字の理論で観ていきます。
「丶」のアンテナ的要素で先の情報や周りの状況をキャッチし、その左より短い「|」を書いて意思とし、その上部より「つ」のような面で情報を受け止め、チェックし検証するとします。こうして「宀」で取り入れる範囲を決めその中で検討し、やると意図したことを納得していくとします。
これは内面を守る世界で外側からの影響を受けにくい世界といえます。その「宀」の中に「一」を引いて現状を受け止め検証し、独自の考えを持つとします。そこに革新の質を持つ「亅」を真ん中より右側、余裕を持った位置に直角的にクロスさせます。
枠内で独自に内向している考えを独自の考えとして固め貫き、その先端は左上に向けて跳ねることから強気にプライドを持って展開するとします。
そのあとに書く「ヽ」はこれまでのことを自己確認すると同時に遊び心もあり自分のはっきりした行動を明確にし楽しみまとめるといえます。
以上のことから「守る」とは周囲の情報を観察する中で自分が取り組む範囲を決めたら内向しそこからその枠内のより確実な範囲で自分らしさをはっきりアピールするとします。
辞書的な意味では「外敵などから防ぐ」「保護する」などの意味合いとなりますが、のぼかん的に観ますと、自分の決めた範囲の中で確実な位置に確固たる意思の明確さを表す積極的な文字であることがわかります。
「守る」というのは防御するというよりも自分自身への挑戦だと捉えることで強気に、確実性のある段階より、そのことを楽しんで行うという新たな発見に繋がりました。
自分で決めた範囲で取り組んでいるのに守れない、ということは本来はないはず。もしそうであるならば、自分の得る情報をもう一度見直す必要がありますし、範囲をしっかりと想定する必要がありそうですね。
このように文字の意味合いものぼかんで読むことで納得し、新たな行動の指針が生まれ勇気づけられました。
ありがとうございました。
個人観名の際に「私(我が子)は何に向いていますか?」と質問されることがしばしばあります。
その質問への答えは決まっていまして「のぼかんでは〈向き・不向きはわかりません〉」です。
中には、「でも生まれ持った〈才能〉ってあるんじゃないですか?」とさらに質問を重ねる方もいらっしゃいます。
仮に、あなたには〈これが向いていますよ〉〈○○の才能があります〉と言われて、それが全然興味もなくてやりたくもない事だったらどうするのだろう?頑張ってきた事、やりたい事に対して〈向いていませんよ〉〈才能がありませんよ〉と言われたらどうするのだろう。と疑問に感じます。
それも承知で、少しでも「楽に」「手っ取り早く」自分の力を活かせる道に進みたい(進ませたい)との気持ちも、努力が報われなかった時、なかなか結果が出ない時に「〈才能〉がないのかもしれない」と悲観したくなる気持ちも理解できます。
「才能」って一体どんなものなのでしょう。
今日は、文字の世界から観た「才能」について検証してみたいと思います。
検証をはじめる際に、筆順アプリと辞書を使って検証する文字について調べるのですが、「才」は、筆順アプリでは三画目の「ノ」は一画目の「一」と二画目の「亅」が交わる辺りから書かれた文字が。辞書に載っている文字、パソコンで入力した文字を見ますと三画目は「亅」二画目の「亅」に「ノ」をクロスさせる文字が記載されておりました。
さらに調べてみますと、文化庁が出した「常用漢字表の字体・字形に関する指針(方向)について」(2016年2月29日現在)という文書によると『どちらも間違いではない』と記されています。
ここでは、辞書に沿って二画目と三画目がクロスする「才」で検証していきます。
「才能」
のぼかん六つの形分けでは攻撃の形となり、やりたい願望が先にあるので、やってみてから学ぶ姿勢。やってみなければわからないとの発想があると観ます。
次に字の理論で観ていきます。一画目の「一」で周りの情報や状況を逃げずに堂々と受けとめる~おそらく親から遺伝的に引き継いだ力をもしっかり受け止め、検証し必要なものは取り入れ、不必要なものは左右から流すと観ます。
次に「一」の中心より少し右の位置から、書き終わりに跳ね上がりのある「亅」を垂直に通し、左部分の方がやや広い四つの空間に仕分け、明快で勝気な意思を持つと観ます。
続いて「一」より少し下の位置より「亅」をクロスするように勢いよく「ノ」を書き「才」を構築し四つの空間の右下部分を加味しながら、左下部分を素早く二分すると同時に「亅」で意思とした内容に、より独自性と確実性を持たせると観ます。「才」で意思とした内容を展開していきます。
「才」の左下に右上方向に間口がある「∠」を書き、「才」の内容から自身の価値観に沿うものを、鋭角に、つまりシビアなほどの向上心を持って取り入れ検証し、続いて書き終わりを「丶」で締め閉じ「ム」を構築し、検証した内容を納得し、さらに漏らさないようにすると観ます。
「ム」の左下、一呼吸置いた位置より「丿」を書き、「ム」の内容を前提にまずはの方針を持つと観ます。「丿」は直線ではなく少し左にカーブしていますから、「こう」と断定するというよりは、「こうしてみようかな」というデリカシーも兼ね備えた姿勢があると観ます。「丿」の書き始め部分より、短い「一」「亅」を書き、三方を線で囲まれた空間を構築することで対応の幅を定めると観ます。続いて守られた空間の内部に「一」を二本書き入れ「月」を構築し、「ム」の内容を前提としながら、また、この時「ム」と「月」の間には空間がありますから、「こう」と決めても、確実性を低下させるような横風が入ってくることも想定されます。横風にブレることなく自身の経験則の中で上中下三つに仕分け、時間的推移の中で取り入れた内容を深く考え、きちんと理解し、当初の「仮定」を「このやり方でいこう」と納得いく「確実な方針」としていきます。
「ム」の右に「ノ」を書き、「月」で納得いくものとした内容を要約すると観ます。「ノ」を受け止めるような形で右上方向を向いた「乚」を書き「ヒ」のような形を構築し、要約した内容を自分の価値観と照らし合わせながら堂々と前向きに表現・行動すると観ます。さらに「乚」の下、一呼吸置いた位置に「ノ」を書き、ここまでの内容を要約すると観ます。続いて「乚」を書きます。同じような形を上下に並べて書きますから、慎重さ丁寧さに加え、横風にも負けない粘り強さも持って~実際にやってみてわかったこと、経験も加味しながらさらに表現・行動し堂々とした結果とすると観ます。
まとめますと「才能」とは、受け止め得た、あるいは与えられた、あるいは受け継いだ力を独自の視点で精査し確実な意思とし、自分の価値観、経験則と照らし合わせながら納得した方法で向上心と拘りを持って表現、行動することと理解しました。
どうやら、ただ「与えられた」「受け継いだ」だけでは活かせないようですね。
自分の持っている力をまずはきちんと検証し、そこから何をどのような方法で活かしていくのかは、自分で考え、選び、その上で粘り強く生真面目に表現・行動することで活かすことができるのが「才能」と言えるでしょうか。
自分で考え、選んだにも関わらず、批評や批判を受けたり、頑張っても思い通りにいかないこともあるでしょうが、それでもなお愚直に表現・行動を続け、結果としていくことが「才能」と言えるかもしれませんね。
たくさんの可能性の中から、何を選び、どう活かしていくのか。
残りの人生は、そうたくさんは残っていませんから、これを機会にあらためて自分の身の振り方を考えてみようと思いました。
ありがとうございました。
「白か黒か」「白黒つける」など物事をはっきりさせたい時に使われる「白」と「黒」。なぜ「白」「黒」を使うのかと検索してみると、「最もはっきりとした対照的な色であり、「善と悪」「正と誤」「清と濁」など、相反する概念を象徴します」とありました。この対照的な「白」「黒」の文字をのぼかんの字の理論を通して考えたいと思います。
「白」
のぼかん六つの形分けでは直情の形になります。自分の価値観に忠実で、外にも内にも何時でも何処でも状況に関わらず自分の意思を通すと観ます。次に字の理論で観ていきます。
一画目のアンテナ的要素の「ノ」は、今ある状況や情報の中より自分に必要な情報を素早く取り、続く「|」を書き意思とし、次に「一」「|」と書き三方囲いを作ります。ここは、更に新たな情報を受け止め検証し取り組む範囲を決め、この中に必要な情報を入れるとします。そして、この真ん中辺りに「一」を書き上下二つの部屋を作り、この下に「一」を書き閉じます。四方が囲まれていますので、外からの情報は入りづらく、周囲の影響を受けることなく自分の中でじっくりと考え深めていくとなります。そして、その順々と考えまとめた事を堂々と表すと観ていきます。
まとめますと「白」とは、まずその時の状況や情報の中より必要な事柄を素早く見極めて取り入れ、思考を重ね揺るがない意思とすると解釈できますね。
「黒」
のぼかん六つの形分けでは直情の形になります。自分の価値観に忠実で、外にも内にも何時でも何処でも状況に関わらず自分の意思を通すと観ます。次に字の理論で観ていきます。
一画目の「|」を書き、周りの情報より取り入れた事に明快な意思を持ち、続く「一」「|」を書き三方囲いを作り、新たな情報を堂々と受け止め検証し取り組む範囲を決めます。この真ん中辺りに「一」を書き上下二つの部屋を作り、この下に「一」を書き一旦閉じ、この内でじっくりと考えるとなります。そして、この「日」の真ん中辺りより長い「|」を書き「甲」のようになり左右上下にきちんと仕分けた四つの部屋ができ、几帳面な仕分けや整理をし自分の得た情報について納得するまで考えるとなります。次に、突き出た「|」の真ん中辺りに「一」をクロスさせ左右上下に仕分けます。ここは「田」の納得した考えと左右からの情報を含めきちんと仕分け検証するとなります。この下に長めの「一」を書き新たな情報も受け止めもう一度検証するとなります。そして、この下一拍空けた左側に「ノ」を書き今まで考えまとめてきた事の中より必要なものを勢いよく取り意思を決め、続けて「丶」を書き自分の価値観に沿う内容を確認し、更に「丶」を書き確認を重ね、最後にもう一度「丶」を書いて自分の価値観や世界観に沿うかどうかを確認していきます。
まとめますと「黒」とは、まず自分の意思を持ち、その立ち位置にあって得た情報をきちんと整理し考え納得した事をもう一度仕分け検証し、更に自分の考えと沿うか何度も確認するこだわりを持つとなりますでしょうか。
「白」と「黒」の世界を字の理論で分析してみると、「白は、まず必要な情報を取る、そして考え決めた事には揺るがない意思」「黒は、まず自分の意思とするものがあり、そこから状況に合わせて考え決めた事を何度も確認するこだわり」があることがわかりました。「自分の価値観に忠実」な「白」「黒」ですが、対照的な価値観やこだわりを持っていることがわかります。
「白黒つける」と言う言葉から「白」と「黒」の文字を分析してみたくなった訳ですが、文字を観る楽しみや分析する面白味はこの最後にわかる、納得できることだと改めて思いました。
今月もありがとうございました。
数年前、このホームページの「のぼりです」で「ルーティン」がお題の月がありました。
その時まで特に「ルーティン」を意識したことはなかった私ですが、それを機に時々意識する様になりました。私の場合は日常生活において、習慣にしたかったことが定着できたり、新しく日課に取り入れるきっかけになったりして、生活リズムが安定し時間を効率的に使えていると感じます。
そこで今月は「ルーティン」の文字を分析してみようと思います。
「ルーティン」
のぼかん六つの形分けでは受け身の形となり、主張を決めるための情報を受け入れてから自分の考えをまとめ、それからの行動なり意思表示に移すと観ます。
次に字の理論を観ていきます。
まず革新の質の「ノ」で周りの情報を瞬時に取り、必要なものを取り入れ不必要なものは流します。続けて、その右側に「|」を書き勢いよく右上に長く跳ね上げ「レ」とし、上からの情報を受け止め溜め、溢れたものを流しますので、必要な情報は溜めて置き不必要なものは流すと考えられます。「ノ」は革新の質と下方向「レ」は保守の質と上方向と真逆の質を持っているので発散するようであり、また発想力が豊かとも観ます。この「ノ」と「レ」の間の空間は常に上からの情報が流れていると考えられます。
次に「|」を書き上の「ノ」と「レ」の間からくる情報を素直に受け止めます。
そして「─」で上の「|」で受け止めた情報をそのまま直角的に受け止め検証をし、要るのもの取り要らないものは流します。次にそれを前提として一拍置いて周りから入って来る情報を取り入れながら先程より長い「─」で短い「─」から流れてきたものも受け止め、再度検証をします。そしてその真ん中辺りから革新の質の「ノ」を書き検証後の必要な情報の中から要点を瞬時に勝気に取り、革新の質の空間と保守の質の空間とに分け下方向に出します。
その保守の質の空間の下に、「テ」の「ノ」の平行な位置のところに短い「ノ」を書き「テ」の意向に沿ったことを瞬時に受け止めると同時に要るものを取り、その重心がとれる位置から「|」を書いて意思とします。「イ」は小文字のため、ここまでの事を凝縮した意思と考えられます。
その下に「ヽ」を書き凝縮した意思を受け止め確認をし、一拍置いて続けて「ヽ」「ノ」を書いて周りの情報を取りつつここまでのことを全て受け止め勢いよく右上方向に展開し、自分の価値観に忠実で前向きに表現していくと観ます。
大まかにまとめますと、先ずは周りの情報を瞬時に取り、一方ではその中より情報を必要なものにし、その間の上からの情報を下へそのまま伝え検証を重ね識別し、その意向に沿って意思としたことを凝縮して勢いよく上向きに表現すると観ます。
つまり、情報を様々な方法で取ったり発散させたりしながら取り入れる情報を選択し、検証を重ねた後、最後は勢いよく自分の価値観に忠実にまとめあげていくと考えられます。
一連の流れで選択して取り入れてきたものを順々にこなしては検証し、発散することでそれに適う新たなことを取り入れ変化を感じたり確信したりしながら、そのことをきちんと受け止めてから力強く上に向かっている様は一文字目の「ル」へ展開しているようでもあり、そのことが繰り返していく様にも見えますね。
「ルーティン」を調べますと、「ルーティン」には集中力を高めたり気分の切り替えをしやすくしたりする効果が期待でき、また、「ルーティン」をこなす中で変化に気づけたり作業効率を高めたりする効果もあるそうです。
皆さんはどのような事を「ルーティン」にしていますか。「のぼりです」の一文にもありました、微妙な違いや変動を知るきっかけにもできますね。
今年に入り長女が推し活を始めました。子どもの興味はコロコロ変わるので初めは長女の推しへの溢れる思いをさらりと聞き流していましたが、一種の洗脳かのように毎日聞かされるので「そんなに推しているのか」と推し活をしている長女を、私が推しているような気持ちで一緒に調べたり情報を与えていくうちに、推し活とはこんなに夢中になるものかと何かにハマったり夢中になったことがない私は初めて理解しました。
今回は「夢中」をテーマに分析をしていきたいと思います。
「夢中」
のぼかんの六つの形分けでは直情の形となり、自分の価値観に忠実で何時でも何処でも自分のスタイルを通す形と観ます。
次に字の理論で観ていきます。
まず「一」で上からの情報や圧力を受け止め並べ必要なものは取り入れ、不要なものは左右に流す又は跳ね返したりします。
「一」の左側辺りより「|」を斜めにクロスさせ、上からの情報を「十」のようなアンテナ的要素で情報を確認し、その右側より内に「|」を書くことで更にここまでの情報を絞り、ここで構築された「艹」で先の情報を真ん中に集約しその両サイドで背景を備えていきます。
「艹」より一拍空いた左下に「|」を書き上で集約した情報と新たな情報を疑うことなく受け入れ続く「一」「|」と三方向を囲い周囲に晒されない空間を作り、その空間の中に「|」を二本書くことでここまで得た情報を瞬時に左中右へと仕分け見極め「一」でまとめます。
続く一拍空いた下に「|」で上からの情報を疑うことなく受け入れ続く「フ」で取り組む範囲を定め新たな情報を絞りながら取り入れます。「冖」の空間の下において「ノ」で瞬時に必要な情報を取り入れ、不要なものは流し続く「フ」で更に得た情報を絞り、その「ク」の空間の中に「一」を斜めに書く事で上下の空間となり、時間的推移と共に検証しおおよそ二分の一ずつ下方向へ思いを出します。「夕」の接地面が定まらない為、自由性とも言えますが、その時々の状況で思いが変わるとも言えます。
「夢」での考えを基本とし、「|」で上からの情報や圧力を疑うことなく受け入れ続く「一」「|」で三方向を囲い、ここまでの内容を取り込み「一」でまとめます。その一見雑多になっている空間に「|」を上から真ん中に下ろし、アンテナ的要素で上からの情報を確認しながら瞬時に左右に仕分けを持つ明快な意思とし表現すると観ます。
「夢中」とは情報を取りながら内でシビアに精査し、取り入れたものは瞬時に仕分け自分の取り組む枠を定め、その事は上には見せない独自の世界観で検証しながらも確固とした判断の元、下方向に強く思いを出すものだと理解しました。
「夢」だけですと定まらない思考ともなりますが「中」を書く事で確固たる明快な意思となるのかもしれませんね。だからこそ「この人を、このグループを応援したい」と推し活として成立するのだとも考えました。
長女を通して「夢中」になるという事実が理解でき、また文字を通して観るとその世界観を理解することができて、なるほどとなる今回の分析でした。
推し活をしている長女を推しながら、一緒に夢中になるよう推し活を楽しみたいと思います。
今月もお読みいただきありがとうございました。
毎月20日に開催されています「上先生特別講座(20日会)」では、『新・大人の教養学』が4月から始まり、のぼり先生の講話をお聴きすればするほど、まだまだ努力していない自分、自分磨きが足りないということに気づかされます。
昨年「磨く」の文字をこのコーナーでテーマとしましたが、改めて「磨く」の文字の世界観を自身の中に落とし込みたいと考え、今月は「磨く」の文字の分析に再挑戦していきます。
「磨」
のぼかん六つの形分けでは、直情の形となり、自分の価値観に忠実で何時でも何処でも状況に関係なく自分のスタイルを通すと観ていきます。
次に字の理論では、アンテナ的要素の「丶」で周りの情報をチェックし、その下に書く「一」でその現実的な情報や新たなる圧力や情報を受け止め並べ検証し、構築された「亠」で上からの情報より下部の内容を守ろうとする質も持つと考えます。
その左側に「ノ」を下ろし意思とし、ここで構築された「广」の内は保守の質となり、基本やルールを大事に展開していきます。「广」の内の情報を続く「一」で受け止めながら要約し、その真ん中に「|」を下ろし「十」とし、この上下左右のアンテナ的要素で改めて「广」内をバランスよくチェックし、ここまでの情報を左右上下に仕分け、生真面目に物事の両面を考えます。その下部に「ノ」とその反対に「乀」を書き「木」としより情報を絞り、「ハ」の内の確実なものを選択していきます。
続けて右側に「一」と「|」を書き「十」とし先ほどの「木」で検証内容を更に左右上下と仕分け、その下部に「ノ」と「乀」を書き取り組む範囲を決め、情報を細かくチェックしていき、慎重さがあるといえます。
一拍おいて下部に「一」を書きここまでの「广」の内部の「林」の情報を受け止め並べ検証していきます。その下部に「ノ」を書き必要と思うものを選択し空間を作ります。この内側は保守の質の展開となり同時に、「麻」からの内容を「厂」で絞りより確実な保守の質の展開し、その左下に書く「|」で意思とし、続く「一」「|」で直角的に三方向を囲みここに情報を取り入れ一つにまとめ「一」で閉め「口」とし溜め置く世界を作ります。
大まかにまとめますと、周りの情報を観察しながら情報を受け止め検証し、取り入れたことを自分の中で大事にしながら、ここまで得た情報の両面を何度も考え分析し、更に確実なものを選択し絞ってはその結果をまとめ次に活かそうとします。
つまり、取り入れたものについては自分の中で考え続け、やり続ける結果を得て、その事を繰り返す、ルーティンとしていくことがいかに大事だということがわかりました。
努力や自分磨きをしていないと感じるのも、日々のあわただしさにバタバタとして終わってしまう一日に、自分がやり続けたいことの優先順位が低くなり、ここまでの自分の考えに固執してしまい、昨年「磨く」の文字を分析してもそのままになってしまいました。
今回再度「磨く」の分析をし、日々の結果をしっかり見つめながら、自分のやりたいことについてのテーマをきちんと知るというルーティン化を決めていきます。
今、こうして毎回のぼり先生のお話が聴けることは新たなる情報が刺激となり、また新たなる風を自分の中へ取り入れる機会ともなっていますので、日々を大事に生きていきたいと思います。
人生は選択の連続です。
目前で起きている現象に対して、僕達は常に選択します。
その決断を下すのは『自分』です。決して人の責任にしてはいけないはずです。そこで、人生における選択をする過程にある『自分』とは、どのような存在であるかを「のぼかん」のメカニズムで観て、今後の参考にしていきます。
先ず国語辞典で『自分』とは、行動したり何かを感じたりする、当のその人と書かれています。
『自分』
のぼかんの六つの形分けでは「直情の形」となり、外にも内にも何時でも何処でも状況に関係なく自分のスタイルを通す。終始一貫した姿勢があると観ていきます。
次に字の理論では、一画目の「ノ」で自分にとって必要とする情報を勝気な姿勢で、素早く取り入れます。その情報を「|」で明確な意思とし、続く「一」「|」で三方向を直角的とし取り組む範囲を決めていきます。この「冂」内に二本の「一」を順々に引くことで、内にある情報に対して、時間をかけて経験則と照らし合わせながら上・中・下と理解を深めて、「一」で閉めます。
ここでは、必要な情報を勝気な姿勢で素早く取り入れた後、上・中・下の時間的推移を経て納得を持ちますが、他人には出さない見えない質であることが伺えます。
続いて「自」の考え方を基に展開します。
「ノ」で自分にとって必要とする情報を勝気な姿勢で、素早く取り流して必要な内容を取り入れます。次にその対称として書く「乀」で自分の価値観に対して忠実で保守的な考え方を構築しダイナミックに周囲へ展開します。この「八」の真ん中に入ってきた情報を「つ」の上面で圧力や情報を堂々と受け止め並べ検討し、取り入れる範囲は「つ」の様な革新の質で強気に囲い、「亅」でそのプライドを発揮してここを納得の世界観とします。その内に書く「ノ」で情報を瞬時に左右へ仕分けながら下へその意思を展開・表現していくのです。
大まかにまとめると、自分の意思で必要であると判断した情報は強気に素早く取り入れ、他人には頼らず内向し続け、時間をかけながら一つ一つ確実に整理します。その内容に対して素早く展開できる事は、素早くその範囲を決め内外に受け流します。そして、重要な物事に対しては、判断すべき内容の範囲を決めた後、勝気に判断し展開・表現していくものと考えます。
したがって、人生における選択は、自分が必要とする情報は時間をかけながら整理した後、慎重さを要する内容ほど、確実に判断していくものであるというのがよく理解できました。
僕は何でも早く勝気に判断しようとする傾向があります。重要な物事ほど、時間をかけて確実に判断する必要があるのですね。
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