今月私はまた一つ歳を重ねます。
世間でいうところの結構なおばあちゃんです。
年齢を意識したわけでもありませんが、佐藤愛子さんの「九十歳。なにがめでたい」の映画を観てきました。昨年公開された映画ですが、主演の草笛光子さんも90歳を迎えられての作品ということでしたが、仕事を絶った暗い投げやりなおばあさんから刻々と明るく意欲的に変化していく様は圧巻でした。
私は90歳までには10年と少しありますが、仕事に限らず自分のやりたい事を失わず、明るく楽しく品性をもった歳の重ね方をしていきたいと改めて思いました。
今月は「品性」をのぼかんで考えてみたいと思います。
【品性】
のぼかんの六つの形分けでは攻撃の形といい、まずはやりたい願望が先にあり、やってみてから後学び価値観とする、と大まかに考えます。
次に字の理論で観ていきます。
まず「丨」を書き、まわりの情報より取り入れた事に明快な意思を持ちます。この「丨」の上より「一」を書き上からの圧力や情報を堂々と受け止め検証し、続く「丨」で明確な意思とし、「冂」の三方囲いの空間で取り組む範囲を決めじっくりと検証しその内容に向き合います。
この「冂」の内は仕切りも何もない空間ですから、取り入れたものすべてをこの空間の中にまとめるという大らかさ、大まかさや大胆さの要素があるといえます。それを下線「一」で閉じると同時にこれまでの全ての情報をここで受け止めきちんと精査しつつ育んでいくとします。
次にこの「口」の下斜め左側に同じように「口」を書き、ここでもう一度自分の価値観の中で先の「口」の世界の考えを新たなる情報をも受けながら検証しまとめていきます。
さらにこの右側に空間を置いて「口」を書き、二つの「口」の関連性を確認しつつ最終的な考えをこの内できちんと検証しながらも、外部の圧力や情報も含め精査するとします。
こうして「品」は上部の「口」と下部二つの「口」の間にも空間があり、新たな情報を取り入れながら順々に考えを精査しながらまとめていくといえ、最終的には大らかでありながらもその全体像として粘り強く揺るぎない価値観を持つと考えられます。
また「品」は大らかな「口」の集まりですが、この「口」は個々にその内側の構成や主張はバラバラでありながらも、「品」の形やそのバランスを維持し保つためにはブレない強固な意思が必要に思えます。全体として直角的できっちりとしていて、堂々と落ち着いた印象を与え、それでも個々の立ち位置のバランスの良さが、大らかさ明るさも含めて真の深いところでは前向きで揺るぎない強さがあるといえます。
次に空間を置き下部左側に短い「ノ」を書きます。ここまでの情報の中より必要なものを取り、空間を置いて反対側にも「丶」を書き「ハ」を構築し、取る情報の枠を決め素早くチェックしながらその可能性の広がりの幅を持ち、その真ん中に「丨」を書き瞬時に左右二つの世界に仕分けし、同時に明快な意思を持つとします。
続いて「忄」の右側に空間を置き「ノ」でここまでのすべての情報より今必要とする内容を選択し、その真ん中あたりより横に「一」を書き「ノ」についての現実的な対応を考え準備し、新たなる情報をも受け止め検証するとし、不必要なものは跳ね返したり流していきます。この真ん中あたりより「|」を垂直に下ろしクロスさせ、ここまでの内容について左右のバランスをとり、周りにわかりやすくその意思を定め、同時に客観的に取り入れた事柄の両面の意思を確認しその内容を深めていきます。
その後短い「一」をクロスさせここまでの内容を更に要約しながら、これまでの考え、経験してきた事について、より検証や考えを深めていく中でバランスを取り、それら全てを下部の長い「一」で閉めて揺るぎない想定や結論とし、前向きな力として展開していきます。
「品性」を大まかにまとめますと、その立ち位置にあって避けることなく圧力や情報を受け止め検証し精査し続けながら、周りを気遣いつつ更に自身の価値観や考えに納得するまで何度も検証を重ねる慎重さと周りとの調和を大いに意識する丁寧さを持ち、そののちシンプルに自分のペースで取り組む範囲を明快に持ち、身の回りの情報を受け止め検証しては、確認を繰り返しながら明快に実行していくといえます。
つまりこういう地道な繰り返しによってその中より自分の目指す先や歩み方が自ずと定まるといえ、取り入れた事も常に肯定と否定、納得と反省を繰り返すなどこれまでの経験一つ一つを照らし合わせて確認し整理し、それらを次に生かすように前向きに捉え展開していく姿勢が品性の有る生き方とまとめられるようです。
今月も『のぼかん』によって大切なことを教えていただきました。
ありがとうございました。
喫茶店に入り何とはなしに窓の外を見ていたら、笑顔で歩いている人、難しそうな顔をして通り過ぎていく人、携帯で話しながら歩いている人、下を向いて歩く人、いろいろな人の表情が目に入り、同時に『顔』の文字が頭の中に浮かんできました。
『顔』といえば目鼻口の顔、その人の表情、他にはものの表面や姿、社会に対する体面・名誉、組織や集団を代表するものなど、いろいろな場面で用いられますね。
その人やその組織やそのものをまず表す『顔』の文字。今月はこの文字をテーマとしていきます。
『顔』
のぼかんの六つの形分けでは受け入れの形となり、常にテーマや相手を求める姿勢と同時に受け入れては流す事を繰り返し、その事が検証となり吟味する力となると観ます。
次に字の理論では、「ヽ」で周りの情報をチェックし続く「一」でチェックした事の情報や新たなる圧力や情報を受け止め並べ検証します。
ここで構築された「亠」の下の圧力より守られた部の左より内に入ったところに「|」を書き、その右側の内に入ったところにも「|」を書き「亠」で取り入れた情報を一つに絞り、その内容を「一」で閉じまとめます。続く「ノ」で「立」で対応した事を新たに展開し、その内は保守の質の自分の価値観を大事にする世界としていきます。そこと向き合う様に「ノ」を順々に三回書き、繰り返し得た内容について自己確認をしながら取り入れた内容を自分の中に落とし込んでいき、その思いを下方向に少しずつ出していきます。
「彦」で考えまとめた後、新たなる情報を受け入れ流し観察しながら、その右に書く「一」にて「彦」についての現実的な情報を受け止め並べ検証し、その下の「ノ」でそこより選択した内容について「|」で意思を持ち「一」「|」で直角的に取り組む範囲を定めていきます。この中に「一」を二本順々と並べ、内にある情報を時間をかけながら、上中下と理解を深め、それを「一」で閉じます。その下に「ハ」を書いてここまでの内容を大まかにまとめると同時に、多少の客観性も有します。
大まかにまとめますと、周りの情報をチェックしながらも、現実的な圧力や情報を受け止め並べ検証し、そこから絞った一つのテーマを自分の価値観をもとに展開する中で内向し続け、その事について更に現実的な情報を受け止め、そこより選択したものを確実に一つ一つ理解を深めながら整理していき、最後は大まかにまとめては、その事を冷静に理解する世界もあると考えます。
ですから、その人やその組織などそのものの今現在の状況や、意図とする事を『顔』は捉え、その事についてどの人にもわかりやすく見せ伝える姿を表しているとなるのですね。
しかしながら最後にその過程に対する客観性や冷静さを有していますから、今後の変化、変ぼうの可能性もある事を教えてくれます。
『顔』の文字を分析するにあたり、私自身が目標とする自分像に向けての『顔』になっているのかなども考える機会となりました。また人につくってもらう『顔』なんかありませんので、自分の『顔』は自分でつくりそこに磨きをかけて行ける様、毎日コツコツと繰り返す動きを大事にし、自分自身と向き合いその質を更に知り深め丁寧に表現して行こうと、自身の新たなるテーマを教えらえる「文字の再発見コーナー」となりました。
性格を表す時に「細かい」という言葉を使う事があります。「きめ細かい対応ができる人だね」とプラスに使う時もあれば、「細かすぎる人だね」とマイナスのイメージで使う時もあります。
「細かい」とは、のぼかん的解釈ではどう観ていくのか興味が沸いてきましたので、文字の分析を通して考えてみようと思います。
『細』
のぼかんの六つの形分けでは受け入れの形となり、常にテーマや相手を求める姿勢と同時に何度でも情報を受け入れることを繰り返します。その事が検証となりやがて吟味する力ともなる、と考えます。
次に字の理論で観ていきます。
一画目「ノ」で今現在自分にとって必要だと思う情報をすばやく取りまとめ、その端から「ヽ」を書き向きを変えて展開し、「く」に似た部全体では間口が右斜め上方向を向いていますので保守の質で前向きな考えにまとめていきます。
その下に「ノ」を書き更に情報をすばやく取り、続く「一」で今までの流れを受け止め検証し保守の質で展開し、最後の「ヽ」でしっかり確認をしていきます。
「幺」全体でも間口が右斜め上方向ですので、自分の価値観を大切にした保守的な発想法を基に細かく検証を重ね、前向きな発想法にまとめていくと観ていきます。
次に、この真ん中辺りから「丨」を書き上部の考えを前提に明快な意思を示します。この縦線の左側に「ノ」を書き情報を取りチェックし、さらに右側に「ヽ」を書きここでも情報をチェックしていきます。これにより「小」は左右に空間ができ、瞬時に情報を左右二つに仕分けする判断力や勘所の良さがあると観ることもできます。
「糸」全体では今自分に必要な情報を取り細かく何度もチェック計算しながら検証を重ねた後、はっきりと自分の意思を示し自分なりに冷静に判断した状態を持つとも考えられますね。
この考えを基に、右側に空間を空け「丨」を書き、更に情報を取りながら明快な意思を示し、その上部から「一」「丨」と書き進め「冂」とし、この上辺で現実をしっかり受け止め検証しながら必要なものだけをこの囲いの中に取り入れていきます。
次に、この囲いの真ん中辺りに「丨」を書きこの空間を瞬時に左右に仕分けし、続いてその真ん中辺りに「一」をクロスさせ、この空間を上下にも仕分けしていきます。
最後に一番下を「一」で閉じ「田」とし、この内の世界は左右上下に四つに仕分けされた空間となり、ここで生真面目にきちんと整理していくと考えられますね。
よって「細」とは、先ずは情報を取りながら自分なりに細かく分析や計算をしながら考え判断した事を基に、自分自身が常に納得した状態で行動していると言えますね。
「細かい」とはその人なりに情報を取って検証して決めたことを、自分自身が納得するやり方でやっている状態であり、そうすることで自分自身が落ち着けるのかもしれませんね。しかし、その細かさを周りに強くアピールする世界ではないのですんなり理解されないこともあるかもしれませんし、時には融通が利かず頑固に見えることもあるかもしれません。
ですから、その細かいこだわりの世界を同じように周りの人に求めても難しく、また周りの人が同じように出来るかと言えばそれも難しい事なのかもしれません。
ある意味「細かい」とはその人なりのこだわりの世界であり、その人なりの納得の世界とも言えますよね。人それぞれ個性が違うように、「細かい」と思う部分も人それぞれでこだわる箇所が違うだけなのかもしれません。
細かな気配りが出来る人もいれば、お金の計算が細かい人もいます。身だしなみを細かくチェックする人もいれば、細かい作業が得意な人もいます。そうやって考えていくと、人にはそれぞれ細かいところがあり、それも個性の一つであると認め理解することで、今まで気になっていた周りの人たちに対しても余分な感情を抱くことなく日々穏やかに過ごせるのかもしれませんね。
今月もありがとうございました。
私は、子供の頃から朝が苦手です。夜寝る時間が遅いので朝が辛いのは当然ですよね。思い返せば、朝起きてから1日調子が良いと感じる日は年に数回で、基本的に午前中は頭も体も必要最低限の動きで過ぎていくことが多く、しっかりエンジンが掛かる頃には日が暮れるという時もあります。色んな意味で良くないのは承知していますが、この悪習慣はなかなか変えられない。でも、気持ち良い朝でスタートして充実した1日を過ごしたい!と思いながら、今月は「朝」という文字を分析し検証してみたいと思います。
「朝」とは、漢字ペディアで確認すると以下のように書かれていました。
①あさ。あした。「朝会」「早朝」対夕
②天子がまつりごとをするところ。「朝廷」対野
③天子の治める国。「王朝」
④天子の治めている世。また、その期間。「唐朝」
⑤天子におめにかかる。「朝見」「朝貢」
⑥「朝鮮」の略。
のぼかん六つの形分けでは「受け入れの形」となります。
常にテーマ、相手を求める姿勢と同時に、何度でも受け入れる事を繰り返す。その事が検証となり、やがては吟味する力ともなります。
字の理論で観ていきますと「朝」は、まず「一」で圧力や情報を受け止めて、取り入れるか流すかの判断をします。取り入れたものは「一」に交差して書く「|」で左右上下に仕分けて情報の識別をハッキリするとともにブレない意思を持ち、次に「十」の下に書く左側の「|」で新たな情報も取り入れ、続いて書く「一」「|」で更に必要とする圧力や情報等を受け止めて、必要なものは取り入れ不要なものは流します。こうして直角的に三方向を囲い、仕切りのない一つの空間の中に全ての情報を一旦取り込み、その真ん中辺りに「一」を書いて上下に仕分け、取り入れた情報を二段階に仕分けて時間を掛けて整理し、下部に書く「一」で囲いを閉じて整理した情報をしっかりまとめます。このまとめた考えの下に一拍置いて書く「一」は、少し長めに書きますので、これまでに流したことも再度受け止めて取り入れるか流すかの判断をして検証し「一」の真ん中辺りを交差して「|」を書き、得た情報を左右上下バランス良く踏ん張るようにして貫く強い意思を持つとします。また、ここまでは直角的な形なので几帳面さや生真面目さを持っていると観ることができます。
次に、この考えを前提として向き合うようにして書く「ノ」は、その先にある情報より革新の質の方向性で要約し必要な情報のみを勝ち気に取り入れ、続く「一」「亅」で三方向を囲い、最後は左上に向かって跳ね上げていますので、勝気な姿勢でやりたいことをこの内側に主張するとし、この三方を囲んだ枠内に「一」を二本順々に書く事で、上・中・下と仕分けて時間を掛けて濾過するように確認して整理し、その結果を下に出します。
「朝」を大まかにまとめますと、まずはその現実にあっての圧力や情報を受け止め、必要なものだけを取り入れて、その情報の内の質の違いをバランス良くハッキリ分けて確認するとともに強い意思を持ち、その意思と新たに必要な情報を自分の枠内に取り入れ、二段階に分けて時間を掛けて整理した考えを几帳面にまとめ、さらに改めて圧力や情報を受け止めて必要なものを再確認し、バランスが偏ることなく明快で強固な意思を持ち、その意思と向き合いながら新たに必要な情報を勝ち気に取り入れ、自分ができる範囲を決めて時間を掛けて濾過するように一つ一つ整理しながら、その結果を出していくということとなるようです。
当然と言えば当然ですが、ぼんやりと朝を過ごすのは間違っているようですね。最初に全てを受け止めて、やる事やらない事をハッキリ決めて、やると決めた事は自分の経験則で順番に整理して、取りこぼしがないか改めて確認して自分がやるべき事への意思を強く持ち、できる範囲内で一つ一つ整理しながら決めた事を消化していくのが正しい朝の過ごし方と言えるのではないでしょうか。
私の場合は、朝食を作るか否か。食器を洗うか否か。洗濯するか否か。化粧をするか否かくらいですが、出勤時間までを逆算してできる事を考えて、やると決めた事を順番に終わらすことができれば、正しい朝の過ごし方に近いと言えそうですが、私にとっては難しいことです。ただ、必ずやらなければいけない事がある朝は、限られた時間内でやり切るために時間配分などきちんと考えて動いているような気がしますので、年に数回だけ『今朝は調子が良い』と思える日があるのは、そんな時なのかもしれません。
皆様が毎日気持ち良く朝を過ごせますように。
ありがとうございました。
先月の事ですが遠方に住んでいる息子あての荷物が家に届いていたので息子に連絡をとったところ「多分、気持ちばかりの母の日のやつです」と返信がありました。その時に今日が母の日だと気づき気持ちばかりの贈り物を開けて素敵な品物にひとりニコニコしてしまいました。心の中で「気持ちばかりの品物ではないよ」と思う私でした。
「気持」を調べてみたところ
物事に接したときに心にいだく感情や考え方
ある物事に接したときに生じる心の状態。気分。感じ。
とありました。
そこで、のぼかん的に観たらどうなのかと思い今回は「気持」について文字の分析をしていきたいと思います。
「気持」
のぼかんの六つの形分けでいうと攻撃の形となり、やりたい願望が先にあるのでやってみてから学ぶという姿勢。やってみなければわからないとの発想を持つとします。
次に字の理論で観ていきます。
まず革新の質の「ノ」を書き、周りの情報から自分にとって必要とするものを瞬時に取り入れ不必要なものは流していきます。
次に「ノ」の上から三分の一辺りに「一」を書き「ノ」で取り入れた内容についての現実的な対応のために情報を受けとめます。
この下に空間を置き周りの情報を取り入れながら、少し短い「一」を書きここでここまでの考えをまとめます。
更に空間を置きその下の「乙」のような部の長い「一」で要約したことを広く展開し、これまでの事実や上からの新たな情報や周りからの情報を受けとめ粘り強く検証、吟味します。
最後の「し」のような部分は上方向に向かって跳ね上がっており、保守の質により周りの情報にも対応しこれまでの価値観にプライドを持ち展開していきます。
同時にこの跳ねの空間は革新の質となり、こうして保守の質の上方向と革新の質の下方向という正反対の対応力を持つ事により、あらゆる方向に向き合いかつ受けとめる力があるとみます。次にこの空間に革新の質の「ノ」を書きこの空間内にある情報を瞬時にまとめ、そこに「ヽ」を交差することで明確な意思とします。
続いて「気」の考えを基にまず「一」で上からの情報や圧力を堂々と受け止めチェックし必要なものは取り入れ不必要なものは跳ね返したりまたは左右に流していきます。
次に「一」の真ん中にアンテナ的要素の「亅」をクロスさせることで強い意思とします。
これは接地面が革新の質の方向に跳ねているので、考えや意思とした事に対して、やりきろうと頑なな強い意思を表していると考えます。ここの「十」は左右上下に仕分けされ空間ができ四方からの情報の受発信をします。
そして「亅」の下から三分の一辺りの左下から右上斜めに「一」を跳ね上がるように引き、これまでの考えや意思を再度確認していきます。
その意思とする「扌」の右側にまず「⼀」でその現実においての上から圧力や情報を面全体で受け止め検証し、必要なものは取り入れ不必要なものは跳ね返したりまたは左右に流していきます。
その後「⼀」の中心に「|」をクロスさせてアンテナ的要素を持ち上からの情報をも新たに受けとり自分の意思とします。ここで左右上下の世界ができ四つの世界に分けることになります。
更に下部に長い「⼀」を書き圧力や情報を再度受け止めチェックしその姿勢を確固たるものとします。ここは左右対称となりバランスのとれた自分の考えとしての発想を持つと観ることができます。
次に一拍置いた下へ上部からの情報を受けた「一」を書き現実的な情報をあるがままに受け止めては検証し、必要なものは取り入れ不必要なものは左右に流していき、その「⼀」の中心より右より約8割の辺りに「⼀」とクロスするようにアンテナ的要素の「⼅」を直角的に下ろします。
この接地面は革新の質の方向に跳ね上がるので明快な意思があると観ます。
その左真ん中あたりに遊び心を持ちながら堂々とした「ヽ」でバランスを取ります。この事は決して受け止め理解した100%ではなく80%位を展開する余裕を持つとも言えますね。
おおまかに「気持」をまとめますと、
自分にとって必要な情報を粘り強く検証、吟味しあらゆる方向に向き合おうとする姿勢があり、そこをわかりやすく示し出していきながらもその事を自分がきちんと受け止めながらも遊び心を持ち余裕を持ちつつバランスのとれた考え理解を持つといえます。
「ほんの気持ち」と言いつつしっかりと贈る相手の事を考え気に入ってもらえるといいなと思いながらも、80%ぐらい気に入ってもらえれば自分の気持ちを納得させることができるのではないのでしょうか。
「のぼかん」で学んで息子の名前の文字を通して個性や世界観を理解しつつある私は、今回の件は息子が私の事を思って考えて行動したことなのだろうとわかりました。
息子のみならず「のぼかん」を通じていろんな物事について分かった時のスッキリ感を周りの方々に伝え続けていきたいと思いました。
ありがとうございました。
私の長女は昔から落ち着きがなく興味が散漫でできることとできないことの差が激しく、子育てでは困った思い出がたくさんある子でした。そんな長女も今では私のイベントのお手伝いをはじめ、チラシのデザインやSNSの告知、請負の名刺作成などデジタル担当として頼りになる存在となってきました。それはある方から「こんなことをやってもらえないかな」と依頼があったことから始まりました。昔から本が大好きで絵本から小説、エッセイまでかなりの本を読んできた長女ですがインターネットが普及してからはデジタルアニメやアートにも興味が湧いて気が付いたらデザインが得意になったようです。
最近では外部からの依頼もあり副収入を得ています。いつの間にか私の「頼りになる」相方のようになっています。
今月は「頼る」という文字をのぼかんで読んでみたいと思います。
「頼」
のぼかん六つの形分けでは受け入れの形となります。常にテーマ、相手を求める姿勢と同時に何度でも受け入れることを繰り返す。そのことが検証となり吟味する力ともなると観ます。次に字の理論で観ていきます。
まず「一」で今ある現実から逃げることなく事実や情報なりをしっかりと受け止め、必要なことは取り入れ不要なことは流すとします。
次に下部に「Ⅰ」を引いて意思とし、その上部より「一」「Ⅰ」を続けて書いて三辺で囲む世界を作ります。外部からの圧力に耐える力があり内面を守る世界を構築するとします。下部を「一」で空間を完全に閉めます。この「口」は一画目の「一」で受け止め、取り入れたことをそのまま受け入れ、逆らうことなく素直に大まかにまとめるとします。
次に縦に「Ⅰ」を中心にクロスさせることでアンテナ的要素で情報の受発信をしながらも「口」も左右にほぼ均等に仕分けされることで瞬時に二つに分け確固たる意志を持つとします。
そのあと、下部のクロスしたところに「ノ」を書いて勝気に勢いよく考えをまとめた後、反対側にも「乀」を書いてバランスをとり納得のまとまりを持つとします。
ここでも取り入れた情報に基づく確たる意思をさらに左右に分けることができ、全体的に細かく瞬時に分析する力があるとします。
次に「束」の考えをもとに展開するとします。
「一」で状況把握をしっかりとし、取り入れた情報の中から下部中央に「ノ」を書いて必要な情報のみを取り入れます。その下にまずの意思としての「Ⅰ」を書き、上部より「一」「Ⅰ」を続けて書いて三辺を囲む直角的な世界を作り、その中に「一」を二本引いて、時間的推移に基づいて深く確認しながら慎重に生真面目に見極めるとします。次に「一」で完全に空間をしめ、同時に外からの圧力から守る世界を構築します。
そしてその下に「ハ」を書くことでここまできちんと展開してきた事実に対して冷静に見極め一旦おいて、柔軟に対応、表現するとします。
以上のことから「頼」とはまずしっかりと情報を取り、先のことを想定し、備え、冷静な判断力を持ち、同時に周りの状況をきちんと理解した上で自分のペースでじっくり真面目に丁寧に考え、そのことを改めて見つめる冷静さ、柔軟さで対応することとまとめられますね。
「頼る」とは常に情報に対し現状を把握し素早く仕分けし、自身の意思としての判断力を持ち、そのあとは状況によっての中身を慎重に検証した後は更に冷静で柔軟な対応すると考えますと、頼る方も頼られる方も極度に相手に依存せず、きちんとした情報提供に基づいての現状を確認しあい、お互いに把握しあっていくことが大事なんだと文字から学ぶことができました。
手のかかった長女が少しずつ自立して自分らしく得意なことで個性を発揮できる機会をいただきありがたく、私も助けられ頼りがいのあるパートナーだなと感じております。今月もありがとうございました。
私は運動が嫌いです。
とは言え、年齢的にもこの先も元気にやりたい事をやっていこうと思うのなら、体力(筋力)と気力は必要不可欠。運動はやった方がいい。やった方がいいというのは頭ではわかっていても、なかなかヤル気にならないまま過ごしてきました。しかし、ここにきて「これならつづけられるかも⁈」というものに出会いました。
せっかくなら、この先もずっと続けていきたい!と思いますので、今日は「続」という文字を分析して、続けるためのヒントを得たいと思います。
「続」
のぼかん六つの形分けでは受け入れの形となり、常にテーマ、相手を求める姿勢と同時に、何度でも受け入れる事を繰り返す。その事が検証となり吟味する力ともなると観ていきます。
続いて字の理論で観ていきます。
一画目の「く」のような形で、周囲の情報の中より、先にある情報を取ると観ます。続いて、一画目の「く」の書き終わりを受け止めるように「く」のような形を書き、一画目の「く」を念頭に置きながらもう一度、の情報を取ると観ます。同じ形が連続するところに、情報の取り方においての慎重さや丁寧さがあると観ます。
二つ目の「く」のような形の書き終わりを「丶」で締め閉じ「幺」を構築し、受け止め「こう」と納得した情報を漏らさないようにする様と観ます。
「幺」の下部真ん中辺りより「亅」を書き下ろし、明快な意思を持つと観ます。「亅」を挟むように「ノ」「丶」を書き入れ「糸」へんを構築し、「亅」で意思とした内容を左右別の角度からチェックし、同時にここからここまでと幅を定めることで、「亅」で意思とした内容をより明快で確実なものとすると観ます。
次に「糸」へんの右隣に「一」を書き、「糸」へんで意思とした内容と、新たに受け止めた内容を合わせて整理、検証し、必要なものは取り入れ、不要なものは左右から流すと観ます。「一」の中心より「丨」を垂直に下ろし「十」とし、受け止めた内容を左右上下と周りの状況や情報を加味しながら明確に仕分けると観ます。続いて「十」の底辺を短い「一」で受け止め「士」を構築します。先に書いた長い「一」で流した情報は二度と受け止め直すことができませんから、「士」での取捨の選択はより確実なものとしたいという強い姿勢があるといえ、律儀さ生真面目さを持って仕分けた内容を、きちんと受け止めようとする踏ん張りの強さも観ます。
次に「士」を前提としてその底辺より一呼吸おいた左側に、短い「丨」を書き、ここまでの内容に新たな情報も加え要約すると観ます。続いて「フ」の様な形を書き「士」と平行に「冖」を構築し、対応の幅を定めると観ます。「冖」の内側、上辺より一呼吸置いた左側より、勢いよく「ノ」を書き、右側にバランスを取るように「乚」を書きます。「士」で方針とした内容を前提明快にとして「冖」で検証した事を堂々と表現行動し続ける様と観ます。
まとめますと「続」とは、自分の置かれた立ち位置より先を見越して慎重さ丁寧さを持って情報を取り明快な意思を持ち、その意思を確実に実行するために、しっかり検証して明快さと勢いを持って表現行動し続ける様子と理解できました。
「続ける」ためには、「続ける」理由~その「目的」や「目標」をきちんと見定め、そのためにはどうしたらいいかの方法や、対応の幅を明確にする必要があり、実際に動く際には勢いや力強さも必要と言えるでしょうか。
体力、筋力を鍛え、身体の土台である足の使い方を学び、美しい姿勢を身に着け、、、、運動をする目的、目標を定め、「続ける」ための計画をきちんと立てて挑んでまいりたいと思います。
無事に「続ける」ことができましたら、ご報告したいと思います。
今月もありがとうございました。
先を見通して物事を考えるのがとても苦手な私です。やってみたいと思えば後先考えずにまずやってみる、そして楽しくてまたやりたいと思えば続け、のちのち、例えば一年後になってやっと、それに費やした時間やお金について振り返りこれでいいのだろうかと考え出します。自分でもそれは何のために、なぜ取り組みたいのかなどをしっかり考え、計画を立てて行えば一年後に悩むことなく、その成果がしっかりと出ているのではと最近になって思いました。
この「計画」を検索すると、「ある事を行うために、あらかじめ方法や順序などを考える事。また、その考えの内容、もくろみ。プラン。」と出てきました。「のぼかん」の文字の分析を通して「計画」とはどういうことなのか考えてみたいと思います。
「計画」
のぼかん六つの形分けでは受け身の形になります。まず、情報を受け入れ自分で考えまとめる。それから行動なり意思表示に移す形となります。
一画目の「丶」は現在の置かれている状況を把握し確認します。この下に「一」で把握確認した情報と共に上からの圧力や新しい情報も受け止め検証し、必要な情報は取り不要な情報は両端より流します。この下、一拍空け短い「一」を書き、検証し取り入れた情報を周囲の状況を感じながら凝縮し再度検証します。そして、この下に同じように一拍空け短い「一」を書き、周囲の状況を感じながらもう一度粘り強く検証します。次にこの下一拍空けた左側に「|」を書き、これまで検証してきた事を整理し自身の基本の考えとし、続く「一」「|」で三方向を囲い、この空間で思考する範囲を定め分析や検証する場とし、この下に「一」を書き空間を閉じまとめます。
この「口」でまとめた考えを基に次の「一」へ展開し、新たな情報や圧力も含め受け止め検証していきます。この真ん中辺りに長い「|」をクロスさせ左右上下にきちんと仕分け、自身の強い意思を明確に示し持つとします。
「計」で考えとした事を「一」でしっかり受け止め検証し、新たな情報も必要な情報は取り不要な情報は流します。この下、一拍空け左に「|」でまず自身の意思とし続く「一」「|」で三方向を囲み思考の枠組みを決め、この真ん中辺り上より「|」を書き、まず左右に仕分け明快な判断とし、この真ん中辺りに「一」を書き左右上下四つの部屋できちんと仕分けて整理し考え、この下を「一」で閉じまとめます。この左に一拍空け「|」「一」と続けて書き、次に右側に「|」で「凵」とし囲みます。これは、これまでの事を全て受け止めつつ、間から入ってくる情報も感じながら自身の中で思考の整理を続けていると言えます。
大まかにまとめますと、情報を受け入れる中でその時の状況を分析し検証を繰り返し行い、周りの状況を確認しつつ強い意思としたことを更に取り組む範囲とした中で常に左右上下と細かく生真面目に考え整理しているとまとめられました。
つまり「計画」とは、考えに考え取り組むと決めた事を自身の中でしっかりと整理し状況も確認しつつ行動に移すことと言えますでしょうか。
やはり、やってみたいと思ったら、しっかりと考え取り組んでいる時も見直しや修正など整理しながら取り組むと言う事ですね。計画を立てるだけでなく途中の見直しも含めて「計画」となるのですね。「計画」は大切です。
文字の形より教えていただきました。
今月もありがとうございました。
4月から新しい環境で生活が始まった方は、慣れてきた頃でしょうか。
変化という言葉には「新しい」などのポジティブなイメージを持つ人がいる一方、「一貫していない」「安定していない」などネガティブなイメージを持つ人もいます。また、変化を好む人もいれば嫌う人もいます。
そこで今回はこの「変化」とはどういうことなのかを分析してみようと思います。
「変化」
のぼかん六つの形分けでは攻撃の形となり、やりたい願望が先にあるのでやってみてから学ぶという姿勢。やってみなければわからないとの発想と観ます。
次に字の理論では、まず「|」で周りの情報を取り、その下の「─」で上からの圧力や情報を堂々と受け止め「|」で取った情報と合わせて検証し必要なものを取り不必要なものは流します。続けて「亠」の下やや左寄りに「ノ」を書くことで、必要なものの中から要点を素早く取り空間を二つに仕分け、反対側のやや右寄りに「亅」を書いて先程と異なる視点で必要なものの中から要点を明快に取り、ほぼ均等に三つの空間に仕分けます。保守の質の空間に「亅」を書いたことで革新の質と保守の質のどちらにも属せず周りから見えにくい空間ができ、左上に跳ね上げることでその空間を常に確認すると観ます。次に左の革新の質の空間に長い「ノ」に沿うように「ノ」を短く書いて空間をチェックし、その反対側にバランス良く「\」を書いて保守の質の空間をチェックし更に空間を五つに仕分け識別するとします。この「ハ」は接している部分がないので、どこにでも移動できる可能性があると観ます。その下に「ノ」を書き「ノ亅」からくる情報を素早く取り、続けて「─」でくる情報を受け止め検証し右端から長い「ノ」をほぼ平行に書いて取り入れる範囲を決め三方を囲い必要なものを取り入れ勝気にまとめます。次にバランスのとれる位置より「\」を書き構築された空間に大まかにまとめ繊細さを持って前向きにそのことを下方向に出します。
「変」の考えを基に「ノ」でその考えと新たな情報とを素早く取り重心の取れる位置に「|」を書いて強い意思とし、この「イ」に向き合うように「ノ」を短く書き意思としたことと「変」からくる情報に向き合い確認をすると観ます。「ノ」の左側より「L」のような曲線を勢いよく書き跳ね上げ、繊細さを持ちプライドを持って前向きに表現します。「L」を書くことで「変」からの情報は背中で感じるだけで影響されず自分の価値観をしっかりと持ちまとめると考えられます。
大まかにまとめますと、まずは周りの情報を取り検証し空間を三つに仕分け異なった世界観を作り、さらに空間を細かく仕分け識別した結果を受け止め下に出し、そのことを瞬時に取って意思とし、ここまでのことに向き合い確認してデリカシーを持って自分の価値観に忠実で前向きに表現すると観ます。
つまり、情報を受発信しながら細かい識別に伴い発想力豊かに異なった視点を持ちますが、選択した事に対して偏らない考えを持ち続け、最後は明快に保守の質でまとめますので、自分の価値観や基本を大切にするとまとめられます。
これまで維持されていた安定した状態から変化するということは時間と労力ときちんとした識別力が必要となりますし不安に感じる事もあるでしょう。変わるということは先の事を考え前向きに自分の価値観をしっかりと持つということでしょうか。
また、日々生活をしていると季節の変化や人の成長、社会の変化を感じます。あらゆるものは常に変化しています。ですので、過去にとらわれず今を大切に、と改めて感じた次第です。
数年前にあるコラムの一文に目が留まりました。
「自分らしく生きる価値がある」というとても違和感の残る文章でした。「価値」とは物に対しての価値だけではなく、物事そのものの存在が重要であるなど様々な意味合いとして示す言葉ですが、私は物の「価値」ならともかく人生を「価値」という言葉で表現するのは何かに評価されているようで、読んでいてしっくりきませんでした。ずっと気になっていた「価値」という言葉を今やっと「のぼかん」を通して知りたいと思い、今回は「価値」をテーマに文字の分析をしていきたいと思います。
「価値」
のぼかんの六つの形分けでは受け入れの形となり、常にテーマや相手を求めると同時に何度でも受け入れては流すことを繰り返し、その事が吟味する力ともなると観ます。
次に字の理論で観ていきます。
まず「ノ」で上からの情報や圧力を瞬時に判断し、必要なものは取り入れ不要なものは流します。「ノ」の重心の取れる位置に「|」をおろし明快な意思とする考えを持ちます。
「イ」での考えを基に「一」で上からの圧力や情報を堂々と受け止め必要なものは取り入れ不要なものは跳ね返したり左右へ流します。「一」の斜め左下に「|」を書き「一」での情報や新たな情報や圧力を疑うことなく受け入れ明快な意思とし、続く「一」「|」と三方向を囲い周囲に晒されない空間となり、その空間に一番上の「一」の左下辺りから「|」を下ろしその右側にも「|」を下ろすことで左中右の空間に仕分け瞬時にここまで得た内容を検証判断し「一」でまとめ内面を守ります。
「価」で考えた内容を「ノ」で上からの情報や圧力を瞬時に判断し「ノ」の重心の取れるところに「|」を下ろし揺るぎない意思とします。「イ」の右側に「一」を書き上からの情報や圧力を受け止め精査し、必要なものは取り入れ不要なものは跳ね返したり左右へ流します。「一」の真ん中辺りに「|」をクロスさせ左右上下に仕分けるとともにアンテナ的要素で四方の情報を取ります。「十」の左斜め下に「|」を書き新たな情報や圧力を疑うことなく受け入れ続けて「一」「|」を書き、ここまで得た内容を基に自分の世界観として晒されることのない空間となり、その空間の中に「一」を二本書く事で上中下の空間に仕切られ、自分の世界観や価値観を時間的推移と共に検証、整理し「一」でまとめます。その左側に「|」を書きこれまでの考えを更に明快にし、続く「一」で左側や下からの圧力から守り保守の質での展開となり自分の価値観を大事にし表現すると観ます。
「価値」とは現実の情報に対して瞬時の判断の元、明快な意思を持ち、経験則と併せながら選択し、決めた事は揺るぎない意思を前提としながら情報の受発信に基づく情報の理解に努めて、内面では時間をかけ検証し基本に忠実に表現するものだと理解しました。
全ての物事に最初から存在する意味があるということ。それを「人生」で例え、生まれてから生を終えるまでの経験値によって人生への深みが増し「価値」になるのではないかとも考えました。
誰もが生きる権利がある。「自分らしく生きる価値がある」ではなく「自分らしく自由に生きる」が私にはしっくりくるようです。
今月もお読みいただきありがとうございました。
先月「文字の再発見」のテーマで「知る」を分析しその世界をしっかり理解しました。
次はそのことを活かすことが大事だと思いましたので今月のテーマを「活かす」にしたいと思います。
「活」
のぼかん六つの形分けでは受け入れの形で、常にテーマ、相手を求める姿勢と同時に何度でも受け入れることを繰り返すそのことが検証となり、吟味する力ともなると観ていきます。
次に字の理論では、右下に流れる「、」で素早く情報をチェックし、必要なものはサッと取り入れ、いらないものは流していきます。続けてもう一度先ほどの「、」に合わせて「、」を書きこの二点を「レ」で下から受け止め右上へ展開すると考えます。
続く「ノ」でこの展開した内容についての現実的な情報より必要な内容をまずは大まかに取り選択し、基本姿勢の「氵」と向き合い、向き合ったことを「一」に並べて検証します。「ノ」の重心の取れる位置より下ろす「丨」で「ノ」と「一」を固定しより強い意思とします。同時に取り入れた情報を左右上下に分けます。分けた内容を続く「丨」で要約し、「一」でここまでの「千」の情報を改めてしっかり受け止め検証し、その右より「丨」を下ろし三方向を直角に囲み、ここまでの情報を全て受け入れ「一」で閉めまとめます。
大まかにまとめますと、現実の情報の中から必要と思うものを素早く取り入れ、それを自分のペースで自分の納得するように取り入れまとめ更に自分の納得に正直に取り組みながら周りにわかりやすく出す備えを持つとまとめられました。
ですから、そのテーマとなるものに自分はどう取り組み展開していこうかと考えながら、考えたことを周りに周知しながらその時々に合わせて表現していくのだとわかりました。
知ろうとするからその物事の本質がわかると先月の「文字の再発見」テーマ「知る」をまとめましたので、そこからいっても本質とすることをその時々の環境の中で私らしくの最善を展開していくのだなと勉強になりました。こういう納得を元に今後も動き続けていきたいです。
『運』とはと考える時に、時に人生には予期せぬ幸運が訪れるものです。
僕は、そんな時に「『運』が良かった」と言うのですが、その実体はありません。今月は、この『運』のメカニズムを形として捉えるために、「のぼかん」で紐解いてみます。
『運』の意味合いをネット検索すると、めぐりあわせ。また、さだめ。また、その人の意思や努力ではどうしようもない巡り合わせ等と載っていましたが、そんなに安易なものなのでしょうか?
『運』
のぼかんの六つの形分けでは「直情の形」となり、外にも内にも何時でも何処でも状況に関係なく自分のスタイルを通す。終始一貫した姿勢があると観ていきます。
次に字の理論では、「|」で自分に必要な情報を取り、そこから「ー」を右方向に書き、その場の現実的な情報や圧力を一旦受け止め並べ検証し、「/」で取り入れる範囲を強気に取り決めます。
その下に空間を開けて、「ー」を平行に書くことで、取り入れた情報を再度、受け止め並べ検証し、更にその下へ空間を開けながら「|」を書くことで明快な意思とし、その上部から「ー」「|」と書き、取り入れる情報の範囲を明確にします。その囲いの中に「ー」を書くことで、上下に二等分され、最後に「ー」で書き閉じて「日」とします。ここでは、検証したテーマをろ過する感覚で、時間をかけて考えを深めていきながらも、その思いは外に出さず見せないため、周りからも見えません。
「日」の下に空間を空け、再度「ー」を書くことで、まとめた内容を更に、受け止め並べ検証します。
「亘」の上から下に「|」を引くことで、時間をかけて検証した内容の中心軸を定めます。「軍」の「田」は四つの四角から成り立つことから、左右の質の検証をしながら更に時間的推移を経ての検証をも繰り返し安定した質となるのです。
その後、「軍」の左上に「、」を置くことにより、自分にとって興味のあることを取り入れ、「ろ」で左右を確認しながら粘り強く覚悟をもって取り入れた後、「~」の保守の質でこれまでの内容を丁寧でのびやかに展開していきます。
要約すると、自分にとって必要な情報を取り入れた後、検証する内容を更に時間的推移を経て吟味し、どこでバランスをとるのかを取り決めます。「軍」で取り決めたルールにしたがって、テーマを勝ち気になったり価値観に合わせたりしながら、粘り強く取り組み、向上心やプライドをもって、伸びやかに展開すると考えられます。
また「軍」と「辶」の間には空間が存在することから、「軍」で取り決めたルールで即決定実行とはならず、掴み所がありません。また、「軍」の下辺は「辶」の上に一本足で立つため、自身の環境と照らし合わせながらバランスを保つ展開となるのですね。
以上のことから、「運」の判断は自身によって決めるものであり、同時に自身の環境に合わせながら上手く活用するものです。意味合いでは、意思や努力ではどうしようもないと書かれていましたが、決してそんなことはなく、非常に論理的なものなのです。その過程は、周囲から必要な情報を取り入れ、その中から更に吟味した内容を時間的推移を見ながら判断したことを備えとし、そこから選択した情報を強気に取り入れ、内なる世界で論理的に追求しながら、自分の立場もよく理解して、それらを照らし合わせながら、論理的に進めていくことが「運」の形であるという事がよく分かりました。
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