先日、京都まで行くために最寄りのJRの駅から普通列車に乗りました。
京都までは17駅もあり単線なので何か所も駅での待ち時間があり、時間帯によっては1時間以上かかるのも稀ではありません。私は性格的にこの待つのが苦手で、普段は半分の時間で行ける私鉄の急行に乗るために車で15分かけて駅まで行きます。結果的に京都に着くのはあまり変わらないのですが。
各駅停車のことをなぜ普通というのかわかりませんが、調べると普通とは、どこにでもあるような、ごくありふれたもの、という表記が先にあります。
どこにでもあるようなありふれたもの、に俄然興味がわいてきましたので、今月のテーマとして「のぼかん」で考えてみたいと思います。
【普通】
のぼかんの六つの形分けでは直情の形といい、自分の価値観に忠実で、内にあっても外にあっても変わらぬ姿勢を通すと、まずは解釈します。次に字の理論で観ていきます。
まず「ヽ」で周りにある情報より必要とするものを取り入れ、それと向き合うように反対側に「ノ」を書き必要な情報を取り入れます。このアンテナ的要素の「ソ」で情報をチェックし受け入れた情報を集約します。この下に「一」を書き更に上からの圧力や情報を避けることなくすべて受け止め一旦ここまでの情報をこの幅内に広げ検証しまずの意思とします。
次にこの下部中心より左側に「丨」を書き、取り入れた情報を慎重に要約し、さらにこの右側に空間を置いて「丨」を書き、考えをまとめて絞り込みます。
こうして下部の情報は左、中、右と瞬時に三つの世界に仕分けられるようになり、ここで上からの圧力や情報に対する大まかな方法論を持つと観ていきます。
これらを間に入れるように「ソ」で両側から挟み、範囲を定め絞り込むことでさらに情報を瞬時に左、左中、中、右中、右と細かく五つの世界に仕分けられると考えます。
ここまでのすべてをまとめるように長い「一」を書き、左右の横からの情報を取り入れ上からも新たな情報を受け止め検証します。
この左側下部に空間を置き「丨」で「並」での考えをまずの意思とし、さらに「一」でさらなる「並」の全体像を堂々と受け止めこの幅内に広げて吟味し、その上で「丨」で明確な意思とし現実的な枠組みとします。
この三方囲いの「冂」の空間で取り入れた情報を育み、この真ん中辺りに「一」を書き上下を二分し、さらに「一」で下を閉じます。
これは四方を囲まれた、周りから影響の受けにくい上下に二つの部屋のある世界で、その時間的推移をみながら、上から下への変化の様やさらに上と下でその質の違いのあることを知り表しています。
次に「フ」の平らな面でこれまでの全てを堂々と受け止め、更に新たな情報をも受け取りつつ検証し、その後絞り込んでは受け止めた情報の中より必要と思ったものを鋭角的に勢いをつけて取り入れます。ここは革新の質となり重要と思う情報にはきちんと向き合いながら取り入れ、その情報を「ヽ」できっちり締めまとめます。
次にその下部左側に「丿」を書き、ここまでの全てを前提としての意思とし、更に「一」「亅」と続けて三方囲いで下方向に間口のある空間をつくり範囲を定めます。この中に「一」を二本書き周りの影響を受けることなく上から順に時間をかけ検証し精査していきます。この「月」の中心に「丨」を書き内部を瞬時に左右上中下に仕分け、こうして間口の空いた六つの空間ができ、それまでの経験に照らし合わせながら物事を細部にわたり冷静に整理していき、下方向にのみ出し伝えていくと考えます。
「用」の右側の「亅」は内に跳ねているところから、「用」の中で検証し精査したことには揺るぎない意志の強さを持つことがうかがえます。またこの跳ねは外からは見えないため、その表現には淡々とした穏やかさを観ることができます。
次に「甬」の左側上部に「丶」を書き意思を明確にし、「ろの様な部」で革新の質をもって勝気に取り組みながらも左右の情報に柔軟に対応し、その後保守の質に向けての「曲線」で「甬」を下から受ける意識と同時に「甬」の下方向へ出る思いをここで完全ではないが封をする感覚を作り、「曲線」のデリケートさがありながらも粘り強く対応し、「甬」でまとめた事など全てを含めて柔軟で前向きな姿勢かつプライド高く考えを展開していきます。
大まかに「普通」をまとめますと、現在の状況の中にある必要とする情報をまずは絞り込み、そこから瞬時に幅広く展開しながらも全体像をきっちりと把握し、そこから時間をかけてじっくりと育み、そのほぼ左右対称の直角性での精査された情報に基づき確立した意思のもとに構成された姿勢に従い、まずはそれらの情報、状況に大まかに取り組み、内在するそのものの全体像を細かくじっくり見極めながら、周りの状況を更に判断し冷静にかつ柔軟に前向きに考えをまとめていき、そこからはプライド高く展開していくといえます。
つまり情報収集したことについて様々な検証をしながらも、それを周りに左右されず内でじっくり時間をかけ精査しかつ吟味し、意図することを見極めて後に柔軟に前向きに表現していくといえます。
普通という認識を持つということは、そこに至るまでに様々なプロセスを踏む思考が必要であり、それを前提として目指す方向に丁寧に全力を尽くそうとする姿勢があり、うわべだけの簡単に「ふつー」「どこにでもあるような」というレベルでは決してないという事がよくわかりました。
「普通の状態を保つこと」正に人生の極意を教わった気がします。
この教えを糧として日々を過ごしていきたいと強く感じ入る機会となりました。
今月もありがとうございました。
長年20時過ぎから自分の時間を作り、その日の内容の整理をやり終えるまでの時間としていました。
この生活パターンから朝に集中する時間を作るように変えてみますと、不思議と同じ内容の取り組みをしても、朝と夜では集中の仕方が異なります。
そこで今月は『朝』『夜』それぞれの文字を「文字の再発見」テーマとし、異なる理由に迫ってみたいと思います。
『朝』
のぼかん六つの形分けでは受け入れの形となり、常にテーマや相手を求める姿勢と同時に受け入れては流す事を繰り返しながら検証し、これがやがては精査や吟味する力となると考えます。
次に字の理論では、周りの情報をまずは「一」で受け止め並べ、その真ん中あたりに「|」をクロスさせアンテナ的要素の「十」で全体的な確認をし、取り入れた情報を左右上下と仕分けし均等な判断性を持ちます。
「十」の内容をその左下に書く「|」で要約し意思とし、その事について「一」「|」と直角的に三方向を囲いこの中に必要な情報を取り入れ、その真ん中あたりに「一」を書きこの中の情報を時間をかけ上下にろ過する様に考えを進めるとし、それを「一」で閉めて先程得た情報を生真面目に整理します。
一拍置きここまでの流れや周りの状況を観察してから「一」を書きそれらを受けとめ検証します。そこに「|」をクロスし上部を支え、上部の情報の要点を再度取り入れ「十」のアンテナ的要素で周りの情報も確認し、ここまで考えて来た事と周りの状況との調和を図りこの意思を一本足で貫く考えとします。
更に新なる情報の存在を観察し、先程の基本姿勢に対して「丿」で改めて勝ち気な意思とすると同時に確認し、「一」「亅」で三方向を囲いその先端を左上に跳ね上げ、この範囲内で考えをまとめていこうとする構えを作ります。
この構いの中に「一」を順々にニ本書く事で、この中の情報を時間的推移により上中下と深めていき、その三分の一の世界を下方向に出し続けていきます。
大まかにまとめますと、周りの情報をバランスよく確認した後、内で取り入れた事を生真面目に上下に整理し、その事を再度周りとの公平性を確認し改めてバランスの取れた明快な基本姿勢とし、その内容について取り組む範囲を決めその中で一つひとつコツコツと深めながら、その結果とする事を出し続けていくとします。
『朝』とは、常に周りの情報を観察しながら現実的な時間の移行と共に、その都度今やるべきことに集中し結果を出していく待ったなしの時間とも考えられますね。
『夜』
のぼかん六つの形分けでは直情の形となり、自分の価値観に忠実でいつでもどこでも変わらぬ姿勢を貫き通すところがあると観ます。
次に字の理論では、アンテナ的要素の「ヽ」で周りの情報より必要と思うものを選択し、その情報を含め新なる圧力や情報を「一」で受け止めては並べ検証します。構築された「亠」は、先程までの圧力に対応した内容を改めて自分にとっては必要か否かなどを考える世界とし、その中より「ノ」で必要とするものを選択し、その要点とする重心の取れる位置より「|」を下ろし明快な意思を持ち同時に保守の質の展開にしていきます。
その右側に先程の「ノ」に流れを合わせた「ノ」を書き「イ」を客観視して、その上より「フ」を書き「ク」としより革新の質を強化し、「イ」の内容と向き合い集中します。
その「ク」の中に「ヽ」を書き「ク」の情報を上下に分ける判断性を持ち、続けて「イ」の世界を前提としての「乀」により、確立された思考の世界の一部を結果として右方向に出していきます。
大まかにまとめますと、ここまでの出来事を全て受け止め並べ対応し、その後内の世界でここまでの要点を選択し、自分のペースを大事にしながら自己確認した事を、大らかに展開していくとなります。
ですから、一日の出来事など全て対応した後に、自分の時間を作りその自由性の空間・時間であれこれ考えていくとまとめられますね。
こうして『朝』と『夜』の文字を分析していきますと、『朝』は今から動き出す時間に動きながら自分の考えを持つとなりますから、朝の時間をのんきにまったりしていたら、あっという間に時間がなくなってしまいます。ですから朝考える時間を持つ方が、段取りよく現実的な内容に合った選択をするとなるのでしょう。
逆に『夜』は自分次第で一人の世界はたっぷり取れるとなりますが、どこかで限度を持たないと、やり始めたら止まらない、気がついたら夜が明けていたとなりかねません。つまりテキパキと段取り良くと思っても、なかなか難しい面もあるという事ですね。それならいっその事、夜の時間はゆっくりとした自分時間とするのも一つですね。
文字の分析を終え、夜の集中できる時間をこれからは身体を休め労わる時間とし、朝に考える時間をもう少し多く作るよう、早寝早起きに転化していこうとまとまりました。
春は新学期など新たなスタートの季節ですね。長女もこの四月から社会人になります。新たな環境に慣れるまでは何かと大変かもしれませんが、これからも陰ながら応援していきたいと思います。
日頃何気なく使っている「慣れる」という言葉。のぼかんではどう観るのか興味が沸いてきましたので、文字の分析を通して考えてみたいと思います。
『慣』
のぼかんの六つの形分けでは「受け入れの形」となり、常にテーマや相手を求める姿勢と同時に何度でも情報を受け入れては流しながら吟味する力を養う形となります。
次に字の理論で観ていきます。
一画目「ノ」は革新の質ですので、今自分に必要な情報を勝気に取りチェックします。その右側に空間を空け「丶」を書き、これは保守の質ですのでまた別の角度から情報を取りチェックしていきます。この「ハ」で上から来る情報を左右に振り分けながら、必要なものはこの内に取り入れ広げ展開していきます。
続いて「ハ」の真ん中を通る長い「丨」を書き「忄」となり、情報を取りながら瞬時にこの内で左右に仕分けする判断性を持つのと同時に明快な意思を持ちます。
「忄」の考えまとめた事を基に、右側に「∠」を書きここで情報を素早く取りまとめます。続いてその上部より「フ」を書き「口」に似た部ができます。この上辺で上からの情報なり圧力を堂々と受け止め並べ検証し、必要なものはこの囲いの中に取り入れていきます。
さらに「口」に似た部を左右に二等分する「丨」を書き、続いて上下に二等分する長い「一」を通して「毌」となります。これにより囲いの中は左右上下四つに仕分けされる空間ができ、ここで自分の価値観を大切にしたこだわりの整理の仕方をすると言えますね。
「毌」の左下に「丨」を書き、さらに情報を取り明快な意思を持ちます。その上部より「一」「丨」と書き進めて「冂」となり、この上辺では「毌」で考えまとめたことをそのまま受け止め並べ検証し、必要なものはこの囲いの中に取り入れていきます。
さらに「冂」の囲いの中を縦に三等分するように「一」を二本書き、最後「一」を書いて閉じ「目」となります。この内の世界は縦に三つに仕切られていますので、上から順番にろ過する感覚でゆっくり時間をかけて考えを三つに整理していく発想法となります。
そして「目」の左下に「ノ」を書き勝気に表現した後、その右側「ヽ」で最終的にバランスを取るかのように表現していきます。「ハ」全体では柔軟に対応していくとも言えますね。
よって「慣れる」とは情報を受け入れては流す中で、先ずは瞬時に情報を判断しながら明快な意思を持ちます。そして現実をしっかり受け止めながら自分なりにしっかり整理し納得した上で、さらに粘り強く検証しながらじっくり時間をかけ理解を深めていき、最終的には柔軟に前向きに行動していくとまとめられますね。
ですから「慣れる」とは周りの状況にあまり左右されることなく自分のペースでやれている状態とも言えますが、時には周りへの気遣いや気配りに欠けた状態で自己中心的に物事を進めている可能性もあるとも言えますよね。
今回文字を分析したことで、慣れたから大丈夫ということでもなく、私自身も過去に「慣れてきた頃にミスや失敗をしやすいから気を付けてね」と言われたことを思い出し、常日頃からどんな状況でもできるだけ冷静に状況を見極めながら物事を進めていくことが大切だと改めて感じました。
今月も有難うございました。
私が時々思うこと「私って本当に笑う時間が少なくなったなぁ」
昔は普段からよく笑っていたような気がするけど、いつの頃からか日々戦って気を張るばかりで、本当に楽しいとか面白いとか心の底から自然に笑える時が激減していることに気付き、ただただ切なくなるばかりです。しかし、それでも全く笑う時が無くなったわけではないのだから、少しでも笑える時があれば、その笑いの元に感謝して今日も明日もまた頑張ろう!となるのです。
“笑う門には福来たる”とも言われますので、今回は「笑」という文字を観ていきたいと思います。
「笑」とは、某辞書には以下のように書かれていました。
喜び・うれしさ・おかしさ・照れくささなどの気持ちから、顔の表情をくずす。また、そうした気持ちで声を立てる。
ゆるんだりほどけたりする。ほころびる。また、足取りがしっかりしなくなる。
のぼかんの六つの形分けは、直情の形。
外にも内にも何時でも何処でも状況に関係なく自分のスタイルを通す。
終始一貫した姿勢があります。
字の理論で観ていきますと、まず今ある状況より「ノ」で自分に合う必要な情報を素早く勝気に取り入れてチェックし、続いて「ノ」の真ん中辺りから「一」を書き、新たな情報や圧力を受け止めて検証し、取り入れるか流すかの判断をします。そして「一」の下に「ヽ」を書き、取り入れた考えを端的にまとめると同時に瞬時に左右に仕分けてチェックします。そして、この「ケ」に似た部でまとめた考えを基に、右側にも「ノ」を書き、ここでまた今ある状況より新たに自分に合う必要な情報を勝気に取り入れてチェックし、続いて「ノ」の真ん中辺りから「一」を書き、さらに新たな情報や圧力をしっかり受け止めて検証し、取り入れるか流すかの判断をします。そして「一」の下に「ノ」を書き、取り入れた考えから自分が必要とする思いを勝気に出すと同時に左右に仕分けてチェックして、ここまでの考えをまとめます。こうしてこの竹冠の下部は「丶」「ノ」のようになるので、自分の中で向き合うように考えを集約して検証すると観ることもできます。
竹冠で検証を重ね集約された考えを、自分の範囲内の下で受止める「ノ」は、自分に合うよう緩やかにかつきちんと取り入れ、次に書く「一」で、これまでに流したことも含めて再度全部を受け止めて、取り入れるか流すかの最終判断をします。「一」で取り入れたことに「ノ」を交差して書いてその意を強くし、更に新たな情報を取りながら確認すると同時に自分の思いを勝ち気に出し切り、次に「ノ」とは逆方向に向かう「し」を書いて左右のバランスをとるようにして大らかで上向きに・前向きに対応すると観ることができます。
「笑」を大まかにまとめますと、まずその現実にあって自分に合う情報を優先して取り入れて、更に新たな情報や圧力を受け止めて取り入れるか流すかの判断をし、取り入れたことは左右に仕分けて瞬時にチェックすることを繰り返し、自分の中で向き合いながら考えを集約します。この考えを基に自分らしさを緩やかに出し切り、これまでに受け止めたこと全体を再度見直し、左右バランス良く柔軟な姿勢で前向きに展開するということ。
やはり、笑うことが激減した理由は、まず自分の気持ちを優先することが激減したからでしょうか。何かと窮屈さを感じ、自分の気持ちを抑えることが増えて全てのバランスが崩れていることは明らか。そんな状態では笑えないということですね。そもそも、自分がやりたいことを邪魔されてスムーズに進められない時点で「笑」のスタートにも立てていないことが分かりました。
まず自分のやりたいことを優先できるようになり、崩れたバランスを立て直し、自分を前向きに解放することを意識することで、今後また笑える時間が増えたらいいなと思います。
ありがとうございました。
新年度や新学期の時期となりその準備などで慌ただしい時を過ごしている皆様も多いと思います。
昨年誕生した孫も四月から保育園に通うこととなり指定の持ち物の準備で大変な様子で私も何かできることがあればと思っていた時の事です。
息子夫婦たちとショッピングモールに買い物に行ったのですが、必要なものを探しているようなので、私も店員さんへ聞いてみたりしたのですが、なかなか思い通りの物には出会わなかったのです。
この時、嫁は焦っているような焦っていないような、私にはよくわからずまた探しますとの返事が返ってきました。
私も自分ではすごく焦っている時でも、周りの方にはのんびりして全然焦ってないようにみられることが多くあります。
改めて「焦る」を調べてみたところ
① 早くしなければならないと思っていらだつ。気をもむ。落ち着きを失う。気がせく。
② 不意の事で動揺し、あわてる意の俗語。
③ いらだって暴れる。手足をばたばたさせる。
とありました。
そこで、のぼかん的に観たらどうなのかと思い今回は「焦」について文字の分析をしていきたいと思います。
「焦」
のぼかんの六つの形分けでいうと直情の形となり、自分の価値観に対して忠実。外にも内にも何時でも何処でも状況に関係なく、自分のスタイルを通す。本人的には不器用と思うと観ます。
次に「字の理論」で観てみますと
アンテナ的要素の革新の質の「ノ」で上からの圧力や情報を瞬時に判断して取り入れ同時に周りの状況も観ながら、今自分が必要とするものだけを取り入れ、必要のないものは受け流します。次に「ノ」のほぼ真ん中辺りの重心の取れる位置から「|」を書きます。ここには「ノ」からの情報の本質がそのまま入ってくるので、疑うことなく迷うことなく明快な主張とし取り入れたものにははっきりとした考えや意思を持つと観ます。
これまでの流れをそのままにしてその右に小さい「ノ」を書き新たな情報をも取り入れながらチェックした後「⼀」で受け止め検証します。
ここに右と右下方向に開かれた空間ができ、保守の質で自分の価値観に忠実に取り組む姿勢と観ます。
「⼀」の真ん中辺りに「⼁」を引きここまでの情報を瞬時に左右に仕分け、そこに「⼀」を上から順々に三本引くことで左右上中下と細かく仕分けし、ここで出来た左側の縦三つの空間は間口がなく時間の経過とともに内面で整理し検証しながら考えを深めていくと観ます。
その右側の縦三つの空間は右側に間口があり、内面で整理したことを出したり確認したりして検証をしていると言えます。
ここの細かい仕分けの空間は直線で直角的な空間であることから、真面目で几帳面に考えると観ます。
次に一拍置いた下部の左側に革新の質の「/」を書き勝気に意思を決め、続く保守の質の「⼂」で自分の価値観に沿う内容確認し、更に「⼂」で確認を重ね、最後にもう一度「⼂」で自分の価値観や世界観に沿うかどうかを確認していきます。
おおまかに「焦」をまとめますと、周りの情報より必要と思う事に対してまずしっかり理解し受け止め検証し細かく仕分け整理し、さらに検証を重ねて真面目に几帳面に表現し続けていくことで、その時々の状況に応じて自分の価値観や世界観を確認し表現していくと言えますね。
つまり「焦」はその時々の流動的な状況にありながらも今までの経験値において自分の中でじっくり考え、これまでの経験や自分らしさを確認し表現して行くことで焦らず行動できることに繋がるのではないでしょうか。
私が周りからあまり焦って無いようにみられるのは、「のぼかん」を通じて自分らしさや個性の違いを学んできた経験の中から少し先を考えながら行動することができているのかなと思いました。
まだまだ満足できる行動が出来ていませんが、これからも生活の一部となりつつある「のぼかん」を学び伝えていきたいと思います。
ありがとうございました。
私は旅行などに出かけ自然の中で過ごすとぼーっと遠くを見てどこまでも遥かに続く景色を見ていることがあります。そうかと思うとある時には目を奪われたものに焦点を当てて見たりもします。これは私の中でどちらも「見る」というよりも「眺める」という感覚で捉えています。
「眺める」という言葉は辞書的に観ますと「はるかに見渡す」という意味と「つくづくと見る」という意味合いで示されています。
この「眺める」という文字をのぼかんで読んでみたいと思います。
「眺」
のぼかんの六つの形分けでは受け入れの形となり、圧力や情報を常に上下から受け入れては流すことを繰り返し検証してやがては吟味する力となる発想法があるとします。
次に字の理論で観ていきます。
まず周りの情報をより「Ⅰ」で取り入れた内容をまず明確な意思とし、上部より「一」「Ⅰ」と続けて書き三辺で囲まれた世界を作り外からの圧力に耐え、必要かどうかを判断し必要なものを取り入れ、そうでないものは流すとします。その囲いの中に「一」を二回書き、一つ一つをじっくりと検証し、分析するとします。
次に書く「一」で完全に締め、内面を守る世界を構築します。
これまでに内面で考えたことをもとに「ノ」に展開します。今、必要な情報のみを瞬時にキャッチし、その情報に有益なものだけを「冫」で素早く集め確認し、空間を空けて右に「L」を書いて取った情報をどう活かすか、向上心を持って伸び伸びと表現するとし、そこに「´」「丶」を書いて確認し、大事なことを集約するとします。
以上のことから「眺める」とは常に今ある情報を取っては流すことを繰り返しながら必要なものをじっくりと検証することに生真面目に取り組み、その中よりさらに自分にとって必要な情報の核になるようなものは何かを考えそれを活かしていく客観的な視点を持ち続けるということを現わしているのかもしれませんね。
景色を見る時や物事を見つめる時、ぼーっとしているように感じているときでさえ、実は私たちは今ある現状から必要な情報を取り、自分にとって有益な情報を素早く見定めそれをどう活かすかを常に繰り返しているとも言えます。そうであるならば、自分がどんな景色を見てどんな情報を取り入れてどんな活かし方をしているのかによってそれは良くも悪くもとなるのですから、まず自分の視界に入る情報や見る景色をいかに美しく澄んだものにしておくか気にかけておく必要があるのではないかと感じました。
何事も客観的に幅広く見る目をもつことこそ、視点を高く持つことでしか得られない景色を見る事ができるのだとのぼかんの分析で知ることができました。
ありがとうございました。
以前の私は、「愚痴」は「言いたくないし聞きたくない」との考えに囚われていました。
「のぼかん」で人の個性を観たり、文字を通して考える事を繰り返す内に、皆それぞれの悩ましさを抱えながら一生懸命に生きている。と言う事がわかり、さらには「愚痴」と一言で言っても、人によってその重さも意味合いも違うのだということもわかってきました。
そうすると「言いたくないし聞きたくない」と頑なに遠ざけることもないなとの気持ちも生じてきました。
今日は「愚痴」の文字を読み理解を深めたいと思います。
「愚痴」
「のぼかん」六つの形分けでは「直情の形」となります。自分の価値観に忠実に、いつでもどこでも自分のスタイルを通す一貫した姿勢があると観ます。
一画目の「|」で周囲の情報の中より取り入れた情報を疑うことなくまずはの意思とし、次に「¬」を書き三方を線で囲まれた空間を構築し、新たな情報を受け止め検証すると同時に対応の幅を定め、外からの刺激より守られた空間を構築すると観ます。その構築された空間の中に必要な情報を取り入れ、その空間の真ん中辺りと底部に「一」を二本書き「日」を構築し、取り入れた情報をろ過するように上下に仕分けると観ます。
「日」の左下より少し外側に「|」を書き、「日」を前提に新たな情報を取ると観ます。
次に書き終わりが内側に跳ね上がった「¬」のような形を書き、新たな情報と「日」の内容を照らし合わせながら範囲を定めると観ます。内側に跳ね上がっている所に、外からは見えない勝気さやプライドがあると観ます。「日」の上部中心より「日」と「冂」に垂直に「|」を下ろし「日」と「冂」を固定すると同時に「日」の内部を左上、右上、左下、右下と生真面目に仕分け整理し、その整理した内容を「冂」の内部にリアルに伝えると観ます。
「冂」の内に「|」の書き終わり部分をすくい上げるように「/」を書き、その書き終わりを「ヽ」で締め閉じ、ここまでの内容を自分の価値観に合わせて確信を持ってまとめると観ます。
次に、「冂」の左下辺りより外側に向かって「ノ」を書き、ここまでの内容全てを要約すると同時に新たな情報も受け取り、続いて保守の方向を有する伸びやかな曲線「L」のような形を書き「ノ」の内容を自身の価値観に沿って大胆にまとめると観ます。「L」の書き終わりの跳ね上がりを左と右で挟むように「い」を書きます。これは自分の考えを確認するとも遊び心があるとも観ます。右側の「ヽ」は、「禺」よりも外側にありますから、枠外の展開とも観ます。
「禺」でまとめた考えを「'」で受け止めます。続いて「'」の下に垂直に「一」を書き、受け止めた内容を現実感を持って検証し、不要なものは左右から流すとみます。次に「亠」の左端より「ノ」を書き「广」を構築し、検証した内容を自分らしく展開しつつも保守の質を有する空間を構築すると観ます。次に「ノ」の外側より「ノ」に向かって「ン」を書き、外側の情報も気にかける、気にせざるを得ない様、あるいは活かす意思とも観ます。次に「广」の内、左上部分より「ノ」を書き、ここまでの流れを要約し、続いて「ノ」の真ん中辺りより「亠」と平行に「一」を書き「ノ」の内容を「亠」と照らし合わせながら検証すると観ます。「ノ一」の下一呼吸おいた位置に先の「一」よりも長い「一」を書き、上の「ノ一」で検証した内容を粘り強くタフに検証すると観ます。次に「ノ一」の下真ん中辺りより「ノ」を書き、ここまでの流れを自分らしく勢いよく展開し、「ノ」を支えるように右下辺りに「ヽ」を書きバランスを取ると観ます。「矢」の右横に「|」を書き「疒」や「矢」を前提にこれまでの流れを要約します。
次に「亠」と平行に「¬」を書き「|」で要約した内容を「亠」と照らし合わせながら範囲を定め、その底辺を「一」で締め閉じ四方を線で囲まれた仕切りのない空間「口」を構築し、ここまでの流れを全て守られた空間の中に大まかにまとめると観ます。
「口」は宙に浮いていますから、一見堂々と安定しているように見えますが、落ち着かない、定まらない様子と観ることができます。
まとめますと「愚痴」とは、現実の状況より逃げることなく培ったとする自身の考えを、生真面目に検証を重ね、自身の経験則とする。自分の価値観に沿って粘り強く検証しつつ、おおまかに表現・行動すること。つまり生真面目に何度も検証を重ねるも自分の経験則や価値観を基にして解釈しまとめているため、新たな情報を得たとしても「一人よがり」となったりエスカレートすることもあると言えそうですね。一方でなんとなく外からの情報の存在も気づいていますから、それと比べての自分の考えや行動に確信が持ちきれないとの一面もありそうですね。
あんなに毛嫌いしていた「愚痴」でしたが、こうして文字を観てみると、なんだか滑稽でもあり、その律儀で生真面目な様子に痛々しさも感じました。
「知る」と起こる気持ちの変化には、いつも驚かされます。
今月もありがとうございました。
日ごとに春らしくなってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
随分と日も長くなり、夕方帰宅してから過ごす夜の時間に余裕が持てるようになってきました。
以前、子育てをしていた時は、この夜の時間はただ家族のための片付けや準備などに費やされ、自分のために使う時間という感覚はありませんでした。
しかし、現在は以前よりゆっくりとこの夜の時間を過ごせるようになりました。自分なりに有意義に夜を過ごせた次の日は気持ち良く朝を迎える事ができます。
最近では、繰り返される日々の中でこの時間の貴重さをしみじみと感じています。そこで、自分時間を過ごせる「夜」の文字を今月の文字の再発見のテーマとし分析してみたいと思います。
「夜」
のぼかん六つの形分けでは、直情の形となり、自分の価値観に対して忠実であり、何時でも何処でも状況に関係なく自分のスタイルを通す一貫した姿勢があると観ます。
次に字の理論で観ます。
まず一画目の「丶」で現在置かれている状況を把握確認します。「丶」のすぐ真下に沿うように「一」を引くことで、「丶」で把握確認した現況と、上からの圧力や情報を全面でしっかりと受け止め取り入れ、不要とするものははね返していきます。
次にこの「亠」の下部左側の空間に「丿」を書くことで、先程「亠」で確立されたテーマの中から、強く取り組みたいことを自己の強い思いでつかみ取ります。その下部へ「丨」を書くことで、「丿」でつかみ取った強い意思をきちんと理解しては支持し、確固たる強い意思となり確立されます。
次にこの「イ」の右側に「丿」を書き、「イ」で確立された強い意思としっかり向き合い確認します。「丿」の先端より「フ」を書くことで、三方向を囲まれた「ク」の空間を作ります。この空間は、曲線を含みさらに革新の質を持つことから、独自の強い思いを持った思考となります。また閉ざされた空間ではないため、周囲の状況を感じながら確立される繊細で柔軟な思考ともいえます。
その「ク」の内部へ「丶」を書きます。この「丶」は保守の質を持つことから、確立された独自の思考を、自己の基本姿勢や経験値から検証します。最後に、その「丶」の下部に「フ」に交差するように「乀」を書きます。バランスをとりながら地に足を付けていることから、今までの過程をもう一度基本姿勢に立ち戻りながら再確認し締めくくりをしているといえます。
また全体の形として「亠」があることから、上からはみえづらい形であり、自己の中でしっかりと受け止め考え答えを出していく過程が伺えます。また空間を持つ字であることから、周囲の状況を感じながら繊細に展開していくことも理解できます。
つまり「夜」とは、現在置かれている様々な情報から、あれこれと自己にて考察し検証した世界を自己の中でじっくりと取り組む思考整理の作業の時間ともいえますね。
最終的には、折り合いをつけるもののその作業は繊細かつ柔軟であることから、明確な答えが必ずしも出せるものではなく、問答や発展や展開を繰り返していくものなのですね。
これからも、この夜の時間を大切に丁寧に過ごすことで、豊かな朝を迎える日が増えるように努力したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
同じ内容でも相手によって受け取り方も違う。気の合う人同士でも立場が違えば相容れないことも出てきます。分かってはいても受け入れられずわだかまりが残りそのまま離れてしまったという話はよくあることで、双方の話を聞けばそれぞれの言い分はわかるだけにもどかしく思う時もありました。
相手の立場に立って考える。よく聞く言葉ですが今回はこの『立場』をのぼかん的に分析していこうと思います。
『立場』
のぼかん六つの形分けでは攻撃の形となり、やりたい願望が先にあるのでやってみてから学ぶ姿勢、やってみなければわからないとの発想になります。
次に字の理論で観ていきます。
アンテナ的要素である一画目の短い「丨」で上からの圧力や情報を取り入れ検証し、二画目の「一」に展開させると同時に新たなる圧力や情報も足して検証し必要なものだけを取り入れ不要なものは跳ね返す左右に流す等の対応をします。次に「亠」の左内側より右下へ「\」を書き「亠」の右内側より左下に向け「/」を書き「亠」で得た情報をより絞り込んで集約し、下の長い「一」で閉めこれまでの内容を受け止め確固たる意志を持ってまとめます。
『立』で考えまとめた内容と新たな情報を次の「一」で受け止め検証を重ね不要なものは跳ね返す左右に流す等の対応をします。「一」のバランスの取れるところに直角的な「丨」をクロスさせることで意思を固め、左右上下方向の情報を受発信しながら拘らない公平な判断を持つとします。「十」の左下から右上に「/」を勢いよく書き、ここまでの全てを受け止め検証吟味しプライド高くまとめ次に展開させます。
その右上に「丨」を書き明確な意思とし、続く「―」「丨」で直角的に三方向を囲みその枠内に更なる情報をも足して必要な情報のみを取り入れ内面で向き合います。外部の圧力から守られた「冂」の空間の真ん中に「一」を書くことで情報を上下に仕分け、経験則を基に時間を掛け整理し下の「一」で閉め堂々とした対応できちんとまとめます。
一拍置いた下に「一」を書き、横からの情報を取り入れながらこれまでの内容を全て受け止め検証し、真ん中より左側に「ノ」を書き必要と思うものだけを取り入れ勢いよく展開させます。「ノ」の真ん中辺りに「つ」を書き「勹」を作り、取り入れた情報を集約し必要なものだけを内面で改めて向き合います。「勹」の内に「ノ」を書き勝気に展開させ、次に少し長い「ノ」を書き明確な主張を持たせると同時に瞬時に左中右とより細かく仕分けながら周りを気にすることなく内容を整理し下方向に勢いを持って表現していきます。
まとめますと『立場』とは、取り入れた情報を公平に堂々と検証し納得した後、再度内面で慎重に整理した後自分の考えに拘りを持って堂々と対応し表現していく世界といえますね。
お互いの一生懸命さの中で譲れないものはどうしても出てくると思います。今回の分析で「個性」を理解しながら感情に流されずに対応していく事の必要性を改めて感じました。
これから先の人生での新たな参考にしていこうと思います。
ありがとうございました。
買い物をしていると前の人の歩き方を見ては、「右足をケガしているのだろか」「腰が悪いのかな」「足の着き方が悪いなあ」などと気になりじーっと見てしまいます。そんな時「私の歩き方はどうなんだろう」と思い「歩き方」教室に行ってきました。「体が硬い、ネジがギュッとしまっている。もう少しリラックスして歩くように」と言われてしまいました。自分では気が付かない事がたくさんあり、少しは歩く姿も良くなったようです。そこで、今月はこの「姿」を「のぼかん」で観ていきたいと思いました。
「姿」
のぼかん六つの形分けでは直情の形となります。自分の価値観に忠実でいつでもどこでも状況に関わらず自分の主張を通す姿勢があり、このことが周囲には信頼とも映ると観ます。
次に字の理論で観ていきます。
一画目の「丶」で周りからの情報より左上から右下へと必要な情報を取りチェックするとします。その下の「/」は、まずは左上から右下への短い線がありそこから右上に勢いよく跳ね上げています。ですから、まずは周りの情報から必要な情報を取り入れ、そこから取り入れた情報すべてを掬い上げるように展開していくであろうと観ます。そして、右側に「ノ」を書き素早く必要な情報のみ取りその真ん中辺りより「一」を書き、その情報と現在の状況や情報も取り入れ検証するとし、この右端より「ノ」を勢いよく書くことで勝気な面を持ちながらその情報に範囲を持つとします。その内側真ん中辺りに「ノ」を書きこれまでの内容を要約し自分の方向性を決め、次はその真ん中辺りより「乀」を書き左右バランス良く伸び伸びと表現していこうとするとします。
この下に「く」を書きここまでの中より必要な情報を取り入れその全てを保守の質の展開としていくと観ます。続く「ノ」は革新の質を持ち「く」と向き合い意識し育み集約していきクロスしますので、まとめたことには揺るがない意思としていきます。この上に長い「一」をクロスさせることで更にこの全体の意思を強くすると同時に多方向にアンテナ的要素がある感性の質ができ、「口」のような一つの空間に情報を取り入れるとします。仕切りが無い空間のため整理や区分けすることなく入り混じっている状態になるため、整理しないまま時には大胆な発想になることもあり、また、外に対しては周りの様子を読みながら対応できるともいえます。
大まかにまとめますと、まずは周りの情報や状況を確認して取り入れた事から自分の方針を決め、その方針とした事をじっくり考え時に大胆な行動となりまたは状況に合わせた対応も出来るとなりますね。
つまり「姿」とは、自らの意思通りを表しながらもその時々の状況より考えた姿を取る事が出来るとなりますでしょうか。
自分の姿はなかなかわからないものですが、外からは常に見えている自分の姿が少しでもカッコイイ姿でいられるよう常に気を付けていたつもりですが、それが「ネジがギュッとしまっている」ような姿となっているのでしょうか。アドバイスされた「5、6メートル先を見ながら顎を少し下げて頭の上のボールを落とさないように歩く」この姿を忘れないように歩きたいと思います。
今月もお読みいただきありがとうございました。
数か月後に新しいことをする予定があり、今はその状況を想像して準備を進めています。特に初めての時などは想定し事前に対策をしておくことで、冷静さを保て少々の事では動じずに対応ができます。突然の出来事が起こったり予想外のことがあると焦ってしまう私には想定することがとても重要なことだと思います。
そこで「想定」の文字を分析したいと思います。
「想定」
のぼかん六つの形分けでは受け身の形となり、主張を決めるための情報を受け入れてから自分の考えをまとめ、それからの行動なり意思表示に移すと観ます。
次に字の理論を観ていきます。
「―」で上からの圧力や周りの情報を受け止め、要るものを取り入れ不要なものは流したり跳ね返したりします。その真ん中辺りに「|」をクロスさせ空間を左右上下に仕分け、その交わるところから「ノ」を書いて空間を更に上下に分け細かく情報を分析し、その反対側にも「\」を短く書いて再び空間を上下に分け更に細かく分析をするとします。その右側に「|」を書いて「木」で分析したことと新たな情報を受け止め上部から続けて「―」「|」を書いて上からの圧力を受け止め必要なものを取り入れ三方向を囲み、その空間に「―」を二本書いて内面で時間をかけて情報を精査し「―」で閉めてまとめます。続けて左下辺りに「ノ」を書いてこれまで分析や精査したことを受け止めまとめ、右側に曲線の「L」を書いて柔軟に対応し上に跳ね上げプライドを持ち、その上に自由性を有する「レ」を書いて情報を確認した後、右側の「\」で再確認をすると考えます。
その「想」の考えを「|」で受け止め同時に新しい情報を取り、その左下に「|」「フ」を続けて書いて「宀」とし自身の行動の範囲を定めるとします。その下に「―」を書いて上から守られた空間でここまでの事を全て並べ客観的に検証をし、その中央辺りから「|」を書いて意思とし左右に空間を分け、右側の真ん中辺りから短い「―」を書いて上下に空間を分け横の情報を取りながら時間をかけ検証し、ここは保守の質となるので、その考えは自分の価値観に忠実だと考えられます。その左側に「ノ」を書いて革新の質の空間と「宀」から外れた情報を素早く確認をしてバランスのとれる位置からなだらかな長い曲線「\」を「宀」の外まで書いて先程検証したことを曲線で受け止めて倒れないようにバランスを取りながら、下からも内面を守る姿勢があると考えられます。
大まかにまとめますと、上からの圧力を受け止め検証した後、細かく分析したことや内面で深く考えたことを柔軟に前向きに捉え確認をし、先ずは自分の取り組む範囲を定め、その中で時間をかけて考えたことを最後は自分の決めた範囲からはみ出したところをも確認し確信し、全てのことを受け止めながら範囲外まで展開していこうという姿勢があると観ます。
つまり、情報の分析や経験則を基に自分の考えられることを芯としながら範囲外のことまで考えを巡らせることだと考えられます。
自分の固定観念を外すことは難しく思いますが、想定不足とならないようにまずは基本的確認を進めながら想像力を働かせ柔軟に考え、自らの考えの枠を広げることが出来るように意識して取り組もうと思います。
ありがとうございました。
春は変化の季節。入園、入学、入社や引っ越しなど新しい生活が始まる方も多いこの時期ですが、変化が大きいほど期待や不安は高まるものです。
我が家の次女もこの春に入学し、晴れて小学生となります。初めて長女と同じ場所に通えることもあり、姉と一緒に登校できることに喜び、期待に胸を膨らませているようです。
大人になるとどうしても不安や期待通りにならなかったことを考えてしまい、期待する事を躊躇してしまうのは私だけでしょうか。
「一年生になる」と心躍らせている次女の姿は微笑ましくもあり、純粋に表現できることが羨ましくもあります。
今回は「期待」をテーマとし文字の分析をしていきます。
「期待」
のぼかん六つの形分けでは受け入れの形といい、常に相手やテーマを求める姿勢と同時に何度でも受け入れては流すことを繰り返しながら検証し、その事が吟味する力となると観ます。
次に字の理論で観ていきます。まず「一」で上からの情報や圧力を堂々と受け止め、並べ検証し、必要なものは取り入れ不要なものは流していきます。「一」の左辺りに「|」を書きクロスさせ「一」の右辺りにも「|」をクロスさせ「艹」のようにアンテナ的要素を持ち周囲の情報を取り、左中右と情報を仕分けた空間を上下に持ちます。「艹」の下の中の部分に「一」を二本書く事で上中下の空間となり、周りに晒されることなく時間的推移と共に取り入れた情報を検証し、「一」で閉めまとめます。まとめたのちに周囲を確認しながら「ノ」で自分の思いを出しながら「ヽ」でもう一度確認し考えをまとめます。
「其」での考えを基に革新の質の「ノ」で新たに情報を取り入れ「一」で上からの情報や圧力を堂々と受け止め検証し「亅」を書く事で三方向を囲い内面を守り、最後が左上に跳ね上げていることから情報を取り入れた空間を確認し、その空間に「一」を二本書きもう一度、上中下と仕分けしながら時間的推移と共に検証し、その結果を下方向に3分の1出しながら行動すると考えます。
次に「期」での考えたことを前提として「ノ」で瞬時に自分に必要な情報を取り、更に「ノ」で取り流れた情報も含めて一拍空けた下の「ノ」でもう一度取り、自分に必要か素早く判断し、続いて「ノ」の重心の取れるところに「|」を下ろし明快な意思とし「彳」を構築します。「彳」での考えを基に「一」で上からの情報や圧力を堂々と受け止め検証し、不要なものは流します。「一」の真ん中辺りに「|」を下ろしクロスさせ左右上下と公平に物事を捉えハッキリとした主張を持ち、その下に長い「一」を書き、上の「一」で溢れた情報をも含めもう一度検証し、まとめ「土」となり、その一拍空けた下に「一」を書き周囲の情報をも確認しながら受け止め並べ精査します。「一」の右辺りに「亅」を下ろし明快な意思とすると共に最後が左上に跳ね上がっているので、プライドの高さを持つと同時に「彳」と向き合い内面を確認し続け自問自答しながら、「ヽ」で大まかに確認・納得し表現すると観ます。
「期待」とはその現実の情報に対して敏感でありながらも、取った情報は時間をかけきちんと検証し、まとめ意思としその事を前提としながら新たな情報をも取り、さらにじっくり検証を深め少しずつ思いを出しながら、瞬時の判断の基、揺るぎない意思とし公平に物事を捉え、何度も検証しながら自己と向き合い楽しみながら表現するものだと言えそうですね。
「期待」を分析してみて、名前に仕切りのない私から観ると「何をそんなに考えるのだ」と急かしてしまいそうになりますが、次女で例えると、年少~年長までの3年間に小学生になる準備をじっくりマイペースにコツコツとして来たのではないかとの検証に「なるほど」と納得のいくものとなり、「小学生になったら、あれもこれもやりたい」とすぐにでも行動に移そうとする様な言動に触れると、私には見えない次女なりの楽しみがあり心待ちにしているのかもしれないとも思いました。
不安にだけ目を向けず自分なり、自分だけの楽しみ方を見つけ期待するのも良いかもいれないと思う分析となりました。
今月もお読みいただきありがとうございました。
今年も数ヶ月がたち、昨年までとは明らかに流れが違うような感じがします。ここで改めて目標を立てて日々の活動に取り組んでいきたいと思います。そこで今月の分析のテーマを「目標」とします。
「目標」
のぼかん六つの形分けでは攻撃の形となり、やりたい願望が先にありやってみなければわからないとの発想があるとします。
次に字の理論では「|」で周りの情報から得た内容を明快な意志とし、その上より右に「一」を書き現実的に情報を受け止め検証し、その右より垂直に「|」を下ろし三方向を囲みこの中に情報を取り入れます。そしてこの内側に「一」を順々に二本引くことで情報を上中下と時間をかけ考えを深め、それを「一」で締めまとめます。
「目」で考えを深めたことを前提にして、その左下にそりの合う「一」を書きまとめた内容を受け止め絞りしっかり検証します。その真ん中辺りに「|」をクロスし「十」とし、このアンテナ的要素でここまでのことを公平にチェックしながら新たなる計算や組み立てもし左右上下に仕分け、その下部に「ノ」と「乀」を書き更に情報を細かく仕分け、この下部の二分の一ずつの確実な内容を下方向に出していきます。
一拍置いて「目」とそりを合わせた「一」を書きここで「目」の考えを再度確認し、その左下に書く「|」で意志とし「一」と「|」で三方向を囲み絞り、そこに「|」を二本書き先程までの空間を左中右と瞬時に仕分け「一」で締めまとめます。一拍置いて横から入ってくる情報を観察しながら「一」であるがまま受け止め確認し、更に一拍置いて客観的に観察し長い「一」で確認した後、重心の取れるところに書く「亅」で最終的な意志を持ち、その左右に「ハ」を書き取り組む範囲を決め、左右に仕分けたことを下方向に明快に出していきます。
大まかにまとめると、立ち位置においての意志とした情報について取り組む範囲を決め取り入れた一つのテーマを上中下と考えを深め、そのことについて公平に細やかに情報をチェックし計算をし、それらを参考にしながら更に取り入れるものを絞り、その環境に合わせたものを選び粘り強く検証し、最後ははっきりとした意志表示としていきます。
ですから「目標」を持ったらそのことを考え深め、計画を作りそれを現実に書き出し、書き出すことで今何を取り組むかが見えて、そこに一つの確実な突破口が見えるとまとめられました。
「目標」は、まず頭にあるものを書き出すこと、人に聞いてみたり調べてみたりすることでやがて目標となることが見えてくるのですね。
ですから一人で考えるのが好きな私は、まずは書き出してみて見えるシナリオを作ることが大事ということが今回の分析でよくわかりました。
買い物の時、見ただけで商品の良し悪しをテキパキと決める友人の姿にその判断の源は何なのか、「性格」なのか見ただけで判断のつく独特の「視覚」によるものなのか、毎回興味深く見つめてしまいます。そこで今月は「視覚」の文字を「のぼかん」で分析していきます。
「視覚」
のぼかん六つの形分けでは受け身の形となり、主張を決める為の情報を受け入れてから自分の考えをまとめる。それからの情報なり意思表示に移すとなります。
次に字の理論では、「丶」でまずはその周囲より情報を取りそれを「一」で受け止め取り入れ、左下へ「丿」と展開し勝ち気に出しチェックし意思とします。その重心の取れる位置から「Ⅰ」を垂直に下ろし出来た左右の空間で仕切り、その右に「丶」と書き、細分すると共に再度チェックします。「ネ」で得た情報を基に「Ⅰ」でまずの意思とし「━」で一旦まとめ「Ⅰ」で左上右と囲い、その範囲や枠を定め上からの圧力を受け止め検証します。囲われた中に「━」を二回書き入れ上中下とし、検証した情報を細かく確認し深めます。最後に「━」で囲いを閉じ時間的推移により段階を経ての流れと納得を得るとします。「目」から左下へ「丿」でその時々の主張を勝ち気に出し、次に右へも同じくその主張を「し」と払い出し先を跳ね上げ強い意思とします。
次に「視」で得られたものを「丶」「丶」で二度チェックし取り、「丿」で違った角度からもチェックし取り入れ、「ワ」にその内容を伝えます。内へ他が入り込めない状況の中に「Ⅰ」で仕分け「━」で「ツ冠」の意図を受け入れ「Ⅰ」で左上右と囲い、この囲われた中に「━」を二回書き入れ、上中下と区切ってその推移に従い細かく確認し深めます。次に「━」でこの囲いを閉じ段階を経ての流れを更に確認し、確信を持ち続けて「目」の左下へ「丿」でその主張を勝ち気に出し、「し」で右へもその主張を払い出し先を跳ね上げ強い意思とします。
大まかにまとめますと、「視覚」とは得られた情報を何度も細かくチェックしては納得し、確認を繰り返し確信とするとなります。
ですから、見た目からの情報を何度も確認と精査を繰り返しては認識し、見極めるとなりますね。
友人は料理上手でその材料への関心も高く私の知らない野菜なども多く利用します。そうして材料や調味料に接する回数も多く経験を重ねて来た事で、商品の見極めの早さが身に付いたものと理解しました。
今回の文字の分析を通して、日常の買い物での比較に活かしもっと視覚からの情報の理解の機会を大事にし、その解釈を丁寧に行う事を心掛けたいと思います。
ありがとうございました。
会社の目の前に桜並木があり、その佇まいを通して毎年四季の移ろいを感じさせていただきます。桜は咲き始めると一気に咲き、また散り際も花吹雪となり魅了されます。
そこで今回の「文字の再発見」のテーマとして、「桜」の文字をのぼかん的に分析してみます。
「桜」
六つの形分けでは「受け入れの形」となり、常にテーマや相手を求める姿勢と同時に何度でも受け入れることを繰り返し検証し、その事が吟味する力となるとします。
次に字の理論では、「一」で周りの圧力や情報を受け止めてはきちんと検証します。その真ん中に「|」を下ろし「十」とし、このアンテナ的要素でまわりの情報をより公平にチェックしてから、左右上下と情報を仕分けます。その「十」の下部に「ノ」と「丶」を書き、さらに情報を細かく仕分け、「八」の情報を絞ったものを展開していくと考えます。
「木」の考えを基にしながらも新たなる情報を「丶」でチェックしては取り入れます。続けてもう一回「丶」で念を押す感じでチェックし取り入れ、次は「ノ」を書くことで取り入れた情報を左右より集めて絞り、続く「く」で革新の質として左下に展開しながらも途中で屈折させ右下に方向を変え、保守の質として展開させそこと向き合うように革新の質の「ノ」をクロスさせます。それを「一」で閉め、5本のアンテナ的要素をそれぞれに固定しその全体を360度確認していく力を有すると観ます。
大まかにまとめますと、そこにあり来る情報を堂々と公平にチェックして、それをさらに細かく仕分け確実なものを展開し現実的に計画し、ここまでのことを360度確認しては全体が連鎖してその特色としてまとめ表現されていきます。
ですから、桜の咲くイメージと照らし合わせると必ずその季節になると芽吹き、寒さと気温の条件が整ったら一気に花が開きます。そして、与えられたその力のままにそのまま咲き切る姿も実に見事です。
まとめますと、桜は満開のときも圧巻ですが、その散り際も美しく、日本人としての心情に合わせて桜の束の間の儚さに魅了させられます。このことが文字からも読み取ることができ、文字の世界の不思議さを知りました。
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