私たちが日々に生きること、毎日を過ごしては繰り返すことを、『暮らす』とも表現しますね。
日々の出来事、毎日の中での出来事、暮らしの中での出来事など、日本語における表現の豊かさ、優秀さは同時に日本人の感性の豊かさをも現しています。
今月のお題は『暮』としその感性の世界の実態にも迫ってみようと思います。
『暮』
のぼかんの六つの形分けでは直情の形といい、自らの価値観に忠実で、外にあっても内にあってもその姿勢は大きく変わらない様を特徴としています。傍からみると一途さとも不器用さとも映る面がある、とも解釈します。
次に字の理論で観てみます。
まず「一」で上からの圧力や情報を避けず逃げず受け止める、取る、と解釈し、この「一」の均等な位置に二本の短線を交差させ「艹」とします。これは上からの情報をおおよそ均等に三つの幅で仕分けしては、同時に下方向にもその三つの価値観を伝えると観ます。
続けて「|」「一」「|」と三方を囲いその内真ん中に「一」を引き上下の部屋を作り下部を「一」で閉めて「日」の世界を作ります。「艹」下部よりの情報を活かした「日」として、情報を上下二段で検証しつつじっくり精査へと向かうと解釈します。
次に一拍置いて長い「一」を書き、見るからに「艹」「日」の世界の過程の全てを受け止めては、同時に客観的思考をも取り入れます。
この「一」の左端より入った上位置より「ノ」を交差させ、更に「一」右端より入った上位置より「乀」を交差させます。こうして出来た左右の大きく傘のような作りの内側「ノ」と「乀」に接する様に「|」「一」「|」と三方を囲う世界を作り、その内の真ん中あたりに「一」を書き上下二段の検証しつつ精査する部屋を作り、最下部を「一」で閉めます。
まとめますとその現実にあっての情報を揺るぎない仕分け、分析の元、その実態に沿った思考の変化をきちんと持ち、更には一段と広い世界観でその過程や事実を受け止めては、より確実な間違いようのない、思考やその方向性として時間的推移の特徴を活かし満たしていこうとする世界とまとめられます。一つの与えられた現実に素直に向き合い考え尽くす事の繰り返しの中に、自然にあっての人としての営みの精神の実態が如実に表されてますね。
朝から昼間を経て夕方につれて徐々にその光の恵みも薄れ遠のくことを「夕暮れ」と呼び、正月に始まった一年のいよいよ終わり間近を「年の暮れ」と例え、何かが起こり始まり光り輝き、やがてその終わりを迎える様を日本人は「暮れ行くこと」とし惜しんでは、どこかしらまた新たに続く可能性を信じ願う世界とも連想させますね。
光りの世界から夜の闇に潜み、やがてまた迎える朝日を信じる。四季に倣う日常の中の暦に従い、正月を新年と祝い始まりとし、その一年の締めとして「年の暮れ」として受け止める。
「日」の方向性の一途さがどことなくそんな解説にも頷くことを後押ししてくれます。
日本語の豊かさ奥深さは、同時に日本人のその感性の結晶の一つとして今日まで至極当然として教え伝えられてきたのですね。
「文字の再発見」を通して、実に多くの豊かな学びをいただきます。
ありがとうございました。
毎年この時期になると、梅仕事のためにいつ梅雨が明けるのかと三日から四日間の晴れ続きの日を待ちかねます。
梅にかかわるようになってもう10年程になりますが、最初の頃は毎年梅干しを漬けていたわけではなく、本を師匠に何とか失敗しないように漬けるのが精いっぱいで、出来上がりはしょっぱくて酸っぱくて、干すときの返し方が悪くて皮が破けて形がデコボコなのが多くて、めげることもよくありました。
でも、しょっぱくても酸っぱくても美味しいんですよね、自分の梅干しは。安心ですし。
それで懲りずに、いつの間にか毎年の恒例仕事になっていました。
当初の目標は、しょっぱ過ぎず、酸っぱすぎない、そして売られているようなぷっくりしたきれいな形の梅干しを作ることでした。
様々な試行錯誤の後、きれいな形の梅干しは昨年実現したので、今年は売られているような甘くて美味しい梅干しにも挑戦です。
今月はこの「実現」を分析し、毎年のささやかな目標にきちんと結果を出せるようにしていきたいと思います。
【実現】
のぼかんの六つの形分けでは攻撃の形といい、やりたい願望が先にありやってみてから学び、その価値観とする姿勢があるとします。
次に字の理論で観ていきます。
まずアンテナ的要素の短い「丨」で、現実的な今必要とする圧力や情報などを取り入れ検証、吟味し、その後三方向を囲む「冖」に並べては検証、確認し、内に取り入れるもの排除するものと識別し、上からの圧力や情報を更に受け止め吟味精査します。
「宀」で意思としたことをそのままスムーズに下部の「一」で受け止めます。ここで検証し意思としたことを下の短い「一」に伝達しここで集約し、次に下の長い「一」に伝達しては、その集約された世界の展開や拡がりを意図すると考えます。
次に「三」のほぼ中央に「ノ」を勢いよく書き「三」と交差させ、瞬時に左右の識別をしながら明快に意思としたことを表し、「ノ」を支えるかのように右への払い「乀」で堂々と展開していきます。
「人」を書くことにより間口の開いた左右六つの部屋に仕分けることになり、左側で上中下と3回のチェックをし、同時に右側でも上中下3回のチェックをするとします。慎重で納得いくまで何度でも徹底的にチェックしては、得たテーマより六つの異なる価値観を有するとも考えられます。
また「人」の上部が「宀」の内側にぶつかる感覚もあることから、守られている安心感があると同時に常に「宀」の世界観に対する緊張感をもち展開に活かすとも観ます。
次に「実」での全体像を保守の部の「一」で全て受け止め、更に新たな情報をも受け取り検証し、その中心より下に「|」を書き瞬時に左右の仕分けをします。その真ん中に少し短い「一」をクロスさせ、全体の中から考えを絞り込み集約し強固な意思とし、これにより左右上下に四つの空間ができ一層正確に検証し仕分けるとします。
続く「/」で右上方向を意図し閉じて、その意思の全てを革新の部へと展開します。
革新の部の左側に「丨」を書きこれまでの全てを取り入れまずの意思とし、それを前提に「一」で更なる情報を受け止め、続いて右側に「丨」を書き、これにより「冂」の形ができて思考する範囲の枠が定まります。この三方囲いにより上方向や左右からの情報を受け止めたり遮断するといえ、「冂」の内は周りからの影響を受けにくく、得た情報の分析、検証をする空間となります。
この中に「一」を二本書き、上から順に時間をかけながら上中下と検証していきます。それまでの内容を下線「一」で閉めてまとめることで、内蔵したものを縦に順に検証しては深め、精査していくといえます。
「目」の情報の中から、今どうするかという意思を革新の質の「ノ」で勢いよく表現し、少し間をおいた右側の「乚」で明快に堂々とした方針として持ち、そこから右上方向に跳ね上げる保守の質から、これまでの内容についての基本の姿勢にこだわりや自信を持ち、下を振り向く事なく先へ展開していこうとすると観ます。
「実現」を大まかにまとめますと、今ある現実の中から必要な情報をしっかりとり、更に検証を重ね、そこから得た情報に基づき内面を時間をかけてじっくり整理しながら粘り強く、タフに検証し精査していき、その考えを基に現実に即して強固な意思できっちり検証、精査し、そこからまた時間をかけじっくり考えを深めていき、最後に勢いよく拘りや自信をもって前向きに展開していくと観ます。
つまり、実現というのは今まで何もなかったところからいきなり現れるものではなく、何度も何度も考えたり試したり、検証や精査したことの積み重ねの結果なんですね。
よく夢の実現などと言われますが、そんな遠い話ではなく、毎年の積み重ねによる経験値を思考的納得に置き換えて取り組むことにより、今年の目標を是非とも実現させたいと思っています。
今月もありがとうございました
子ども達の成長と共に私自身も年を重ね、気付けば更年期の真只中とも言える年齢に差し掛かりました。周りの同世代の人たちを見ていても、心身共に様々な変化や不調に悩まされつつも日々頑張って過ごしているように感じます。
のぼかんで観る「更」はどんな意味合いを持つのでしょうか?更年期を無事に乗り切るためにも、更年期という言葉の「更」の文字を分析し考えてみたいと思います。
『更』
のぼかんの六つの形分けでは直情の形ですので、自分の価値観に忠実であり何時でも何処でも状況に関係なく一貫した姿勢があると観ます。
次に字の理論で観ていきます。
「一」で先ずは上からの情報なり圧力を逃げることなく堂々と受け止め、必要なものは取り入れ、そうでないものは左右に流していきます。
続いて「一」の左下辺りに「丨」を書き自らの意思を明快に持ち、「丨」の上部から「一」を書きここで情報や圧力を受け止め検証し、続く「丨」で明快な意思とします。
この三方向囲まれた枠「冂」で思考の範囲を定め、この中に現実の得た情報を取り入れていきます。
次に「冂」の真ん中辺りに「一」を書きます。これにより上下二つの空間ができ、時間的推移でゆっくり時間をかけながら情報を上下二つに仕分けしていきます。
そして「冂」の下を「一」で閉じて四方を囲まれた我慢形「日」となり、自分の価値観や経験則を足しながらじっくり向き合い育んでいく世界と考えます。
次に、最初に書いた「一」の真ん中辺りから下方向に革新の質「丿」を書き、自らの勝気な意思を明快に表現していきます。「丿」を書くことで「日」は左右に仕分けされ「田」に似た部となり、上下左右四つに細かくこだわりを持った整理や分析の仕方をしていくと考えます。
「丿」の下から三分の一辺りの位置より保守の質「乀」をクロスさせることで、強い信念を持ちながらも全体のバランスが取れるように柔軟に対応していくと観ることができますね。
よって「更」とは、先ずは上からの情報や圧力等をしっかり受け止め検証し、取り入れたものは生真面目にきちんと整理し分析する事で納得した考え方を持ち、その中で自分がこうしたいという意思を勢い良く表現しながらも、その時々の状況に応じてバランスをしっかり保ちながら前向きに行動していくことだとまとめられました。
ですから、先ずは現実を逃げることなくしっかり受け止め、その中で周りと比較するのではなく自分自身の内面や実情としっかり向き合い整理し、その中で自分の納得した結論に対して強い信念を持ちながら前向きに捉え対応していくことだと理解できました。
更年期の時期というのはあまり先の事ばかり考えるのではなく、日々の現実の中で今の状態をしっかり理解し自分と向き合う時期だと思いました。そして今までのように生真面目に思い通りにきちんとやろうとするのではなく、その時々の体調や気分に合わせながら良い意味で手を抜いたりしながら、そのことに罪悪感を持つのではなく前向きに捉えていく事が大切な事だと思いました。
つまり、今ある現実をしっかり理解し受け止めつつ新たな変化や展開に向かう今だと考える事の必要性を学びました。
これからは私自身もそのように過ごしていきたいと思います。
有難うございました。
かなり前のことですが「あなたは念が強いから気をつけるように」と言われたことがあります。この言葉の意味も説明していただいたので、何となく気をつけるようにしてきたつもりですが、その念の強さも最近衰えているように感じます。念が強い人の手相の特徴として仏眼相があると言われますが、確かに私の両手の指に仏眼相があります。以前は全部の指にありましたが久しぶりに見たら、端が切れていたり、線が不鮮明になっている指もあるので、やっぱり弱くなったのかなと勝手に納得しました。
しかし、念とは具体的にどういうこと?と改めて考えたいと思いましたので、今月は「念」を分析し検証してみたいと思います。
「念」とは、漢字ペディアには以下のように書かれていました。
1、おもう。考える。おもい。
2、心にとめて忘れない。ねんのため。
3、よむ。となえる。
のぼかんの六つの形分けでは、直情の形。
外にも内にも何時でも何処でも状況に関係なく自分のスタイルを通す。
終始一貫した姿勢があるとします。
字の理論で観ていきますと「念」は、まず「ノ」で先の情報より自分に合うものを取り入れ、次に「乀」で基本やルールなどを重んじた思考や意思で確認して、先から来る情報や圧力等を瞬時に左右に振り分けて必要な情報のみを「人」の内に取り入れ、不要なものや興味が無いものは流しますが、左右に流れる線は共に緩やかな曲線なので、若干の柔軟性を持っていると観ることができます。
「人」の内に取り入れた情報は、まず「一」で堂々と受け止めて再度取り入れるか流すかを検証し、白黒はっきりさせて明快な意思とする「一」は、上の方向性があることから先の事や目標に向かう質があり、そこには向上する意識を持った揺るぎない考えや直感的な鋭さなどを持っているとも言えます。次に「一」で取り入れたことを受け止める「フ」は、「一」からの情報をありのまま受け止めて更に吟味し、革新の質により自分の思いを勢いよく勝気に出すと観ます。
また「一」と「フ」の間にできる空間はバネ的要素となりますので、そこには柔軟性やタフな対応力があるとも言えます。
続いて、左側の短い点のような「ノ」は、左斜め下方向に向いていますので革新の質があり、端的で強い意思があると観ますが、右側の「乚」では方向性の向きが変わり、緩やかな曲線で右斜め下に向かっていますので保守の質になり、最後は上に跳ね上げますので、大らかで柔軟に対応して向上心があると観ることができます。
そして最後に「い」を書きます。この点は、二つ浮遊しているようにも見えますので、型に嵌まることなく自由に動くことを繰り返すと観たり、これまで取り入れたことについて二度に渡る慎重な最終確認をすると観ることもできます。
「念」を大まかにまとめますと、先の事や目の前にある事が自分に必要か否かを瞬時に判断して、外から守るようにして取り入れたことは再度検証して白黒はっきりして明快な意思としますが、そこには揺るぎない向上心や直感的な鋭さなども含まれており、取り入れたことを更に吟味して自分の思いを勝気に出し、端的で勝気な対応と大らかで柔軟な対応で向上心を持ち、それを繰り返し確認する慎重さがあり、型に嵌まらず自由に変化させることもある。
つまり「念」は、外から守るようにして、揺るぎない向上心、鋭い直感力、白黒ハッキリの世界観を、勝気に出し切り、更にはそれらを柔軟かつ忠実に表現しつつ、自由さや慎重な確認をも含むという現実的には矛盾するかの様な意外と難しい想いの流れが詰められていることがわかります。
私の場合、いつも緩めな感じで生きているので、瞬時な判断、白黒ハッキリ、思いを勝気に出すということなどは少々縁遠いのですが、極稀に揃うことがあり「念ずれば通ず」を実感してきました。なので、悪いことは念じないようにしています。
念じるだけでは何も変わらないという人もいるかと思いますが、念を通すには相当のパワーが必要みたいです。普段から色々と願い事をするのも良いですが、ここぞ!という場面に直面した時、強い念を発動してみてはいかがでしょうか。
ありがとうございました。
私は話を「端的」に伝えることが苦手で、特に仕事の時は意識してそうするように心がけていますが、なかなか思うようにできません。
「端的」の意味を調べたところ、「手っ取り早くはっきりしている様子。はっきりしているさま。要点がまとまっており、はっきりしていること。明確にそれと分かるようなさまなどを意味する表現。」とありました。
そこで、のぼかん的に観たらどうなのかと思い今回は「端的」について文字の分析をしていきたいと思います。
「端的」
のぼかんの六つの形分けでいうと受け入れの形となり、常にテーマ、相手を求める姿勢と同時に、何度でも受け入れる事を繰り返す。その事が吟味する力ともなると観ます。
次に字の理論で観ていきます。
アンテナ的要素の「⼂」でその環境における上からの情報や圧力を受け取り検証し、その下の「⼀」に展開し更に新たな情報や圧力を堂々と受け止めては、この「亠」の下部の内側に中心より左右に空間を置いてそれぞれに「│」を書きます。
これらの下へ左下から右上へと「/」で閉め上からの圧力や情報を受け取り検証したことを、ここにできた一つの空間に集めていくと観ます。
「立」の考えを革新の部のアンテナ的要素の「│」に展開し上からの情報や圧力を受け取り明快な意思とします。
次にその左に短い「│」を書き更に情報や圧力を受け取りこの下から右への「⼀」の等距離に右端に短い「│」を書くことで「山」となり左右の二つの空間ができ、上からの情報や圧力を瞬時に振り分ける明快さを持ち、その情報を受け止めプールしていきます。
これは、三方向を囲まれ上に間口が開いていることから下を振り向かないプライドの高さがあるともいえます。
次に一拍置いて「⼀」を書き横からの情報や圧力をも取り入れながら、上の「山」の考えとしたことを受け取り検証を重ね、「⼀」の真ん中辺りより「ノ」で瞬時に必要と思うものを判断し取り入れ主張を明確にし、「ノ」の先より下へ「│」を書き明快な意思とし「│」の上より「⼀」「亅」を書き三方囲いとなり、この空間の中で再度これまでの検証をし最後は左内へ跳ね上げ勝気に主張の枠を定めます。
この内に「│」を二本書き「⽽」とすることで均等にその主張を左中右と仕分け結論としたことを、慎重かつ明確に表現していきます。
ここで革新の部にできたものは、上下に明確な方向性を持ち冷静な判断力を持って、展開すると観ます。
続けて「端」の考えをアンテナ的要素の革新の質の「ノ」で瞬時にその要点や必要なものを取り入れ不必要なものは流していきます。
次に「ノ」下から下方向へ「│」を書き明確な意思としその上部より「⼀」「│」で三方向を囲む世界を作り直角的で生真面目に外の圧力から内を守ります。
次に囲んだ中に「⼀」で取り入れた内側の本質に対してまた新たな情報をも受け止めます。
更に空間を上下に分けることになり、午前・午後のように時間的推移に基づきじっくり考え「⼀」で閉じ完全に内面を守ると同時にその内なる検証をし続けます。
次に革新の部へアンテナ的要素の「ノ」で瞬時に必要とするものを取り入れ不必要なものは流していき、「ノ」の真ん中辺りから横へ「フ」のような空間を持ち一定の範囲を決め内へ跳ね上げることでそこに勝気な意思を持ちます。
そしてこの内側の空間に「⼂」を書き更にその意思を強く持ちます。
おおまかに「端的」をまとめますと、情報や圧力を慎重に受け止め検証を重ねて、更に上下にも検証しては展開していくことで冷静な判断をし、内面において生真面目にじっくりと考えを深め、外からの圧力に負けない強さを持つことで必要な情報に対して勝気で納得した意思や自分の世界観を守り表していると言えますね。
つまりは、「端的」に伝えるとは慎重に経験や思考を生真面目に積み重ねながら、その場で必要とする情報を冷静に判断し相手に対しはっきりと明確に伝える自信を身に着けることとまとめられました。
「のぼかん」で分析することで、「端的」は、経験を積むこと更にはその事に対する検証をし続けることが大事なことなのだとわかりました。
苦手でも繰り返し挑戦することで徐々に理想とする「端的」に伝えることが出来るようになると確信できました。
ありがとうございました。
私は今、ある事業に取り組んでいて少しずつですが進んできている中、自分の仕事の方向性や、周囲の方との関わり方も大きく変化しつつも順調に進んでいます。
自分が初めからそれを意図していたわけではないけれど、ご縁があってその仕事を受けるようになり、いつの間にかその仲間が増え、新しい出会いがある。自分の思ってもいなかった今に時々びっくりするけれど、戸惑いながらも進んだ道なので頑張ろうと思います。
今月は「進」をのぼかんで分析したいと思います。
のぼかん六つの形分けでは直情の形となり外にも内にも何時でも何処でも状況に関係なく自分のスタイルを通すとします。終始一貫した姿勢があるとします。
字の理論で観ていきますと、「進」はまず「ノ」で現実にある情報の中より瞬時に必要か不要かを見分け必要なことだけを取り入れ、不要なことは流します。取り入れた情報は「ノ」の真ん中辺りのバランスのよい位置より下方向に「Ⅰ」を書いて揺るぎない意志を持ちます。次に小さく「ノ」を書いてさらに細かく情報を取り、チェックします。チェックしたことを「一」で全てを受け止めると同時に上からの圧力にも堂々と受ける姿勢を持ちながら検証にも耐え、そして必要かどうかを確認します。そして、「一」の真ん中辺りから「Ⅰ」を引いて左右の世界を作り、「一」を三回書いて六つの世界に区切ります。左側の縦三つは「口」のような閉じ込められた空間であり、周囲に見せない内面を大事にする世界観であり、几帳面に細かく分析するとします。
右側の縦三つは右側に間口があり周囲に確認することや表現する世界観とします。
そしてこれらは双方の世界観は比較しながら検証することを重ね、さらに上、中、下と三段階に分けられることで時間をかけてじっくり掘り下げるように検証します。
一番したの「一」でこの検討結果を閉めて堂々と受け止めると観ます。
そして「隹」でまとめたことを「辶」で展開します。
まず「丶」で自分の意思を決め、その下に「ろ」のような曲線を書き粘り強く勝気に自分を出したい意志を持った後、右方向へ緩やかに「~」を伸ばし、自分の価値観に忠実に行動しますが接地面が穏やかなため柔らかく表現するとします。
また、「~」は最後は上方向に向かっているので向上心を持って行動し前向きな姿勢とも言えます。
以上のことから、「進」とはまず必要な情報のみキャッチし、強い意志を持ち、圧力を受け止めつつ、受け止めた情報に対し、堂々と対応し自分の内面で守る世界と周囲に出す世界と対応しながら検証を細かく重ね、その結論を基に自分の意思を粘り強く勝気に出し、その後は自分の価値観を大切にしながら前向きで柔軟に対応していくこととも読めますね。
新しい世界に進むときや戸惑いながら進むときは、まず自分にとって必要な情報をしっかり見極め、自分の意思を明確にすること。そしてプレッシャーや圧力に対しては逃げずに受け止め冷静にじっくり取り組み、理想と現実に照らし合わせながら意志を固め、決めたことには粘り強く対応し、柔軟な行動をしながら自分を向上させることなのだと学びました。
目標なくしては進む方向が定まらずどこへ向かっていくのかわからなくなります。
まず決めた目標に向かって進み、そして進み始めた道は思い通りにはいかないかもしれないけれど、それはいつも背中合わせなのだと理解すれば、あとは粘り強く自分らしくやり続けるだけ、それが自分を向上させてくれるのだと思って取り組みたいと思います。
今月も文字から学ばせていただきました。
ありがとうございました。
人の話に耳を傾ける中で、この方の話には「一貫性があるな」と感じると、自分の考えと違っていても、なぜか心地よさを感じます。
少々偏った意見であっても、自分の思いを「貫いている」人には敬意に近いものを感じます。
今日は、「一貫性」の「貫」、「貫く」の「貫」を分析して、私が何に対して心地よさや敬意を感じているのか検証してみたいと思います。
「貫」
のぼかん六つの形分けでは直情の形となり、自分の価値観に忠実で、いつでもどこでも誰の前でも自分のスタイルを通す姿勢といえます。
次に字の理論で観ていきます。一画目の「L」のような形で周囲の情報の中から必要なものを勝気に取り入れ、途中で右に方向を変え、取り入れた情報を自分の価値観とも照らし合わせ検証します。続いて「L」の書き始めの部分より「¬」を書き、「口」のような四方を線で囲まれた形を構築します。ここは新しい情報も堂々と受け止めながら先の情報と合わせ整理し、必要なものだけを中に入れると観ます。
四方を囲まれた「口」のような形の上部真ん中辺りから短い「|」を下ろし、守られた空間の中に入れた情報を瞬時に左右に仕分けます。
次に「口」のような形の左真ん中辺りから少し外に出した辺りより、長い「一」を右横線の外側までのばし空間を上下にも仕分け、取り入れた情報を左右上下ときっちりと仕分けまとめると同時に、「口」のような形から外に伸ばした左右の線で、外部の情報を漏らさず受け止めようという姿勢を観ます。
ここまでの流れでまとめた考えを、その下に「|」「¬」を書き、上の「母」のような形でまとめた考えを余すところなく受けとめる枠を定めます。枠の内に「一」を二本書き枠の内容を上中下と仕分けた後、さらに「一」を書き枠を締め閉じ四方を線で囲まれた「目」を構築します。受け止めた考えを時間をかけてじっくりと検証し、表現・行動のための備えとします。
「目」の下部分の左端より少し内に入った位置に「ノ」を、右端より少し内に入った位置に「丶」を書き、左右バランスよく表現・行動すると観ます。接地面が面ではなく「ハ」であるところに、自分の出した結論・結果を絶対としない、変化の余地、自由性、客観性があると観ます。
まとめますと、「貫」とは、自分が必要として取り入れた情報をあらゆる角度から検証しコツコツと時間をかけては自身の経験則と照らし合わせながら吟味するとまとめられますが、その表現の仕方は周囲とのバランスをも意識するものである。と読みました。
自分が思っていた印象は、もっと頑なで、何があっても変わらないというものでしたが、その接地面からは、見方によっては「詰めの甘さ」ともとれる「自由性」を含んでいるのだと気づきました。
また、「母」のような形の中心を通る長い横線から観る、自分の経験則だけではなく新しい情報、周囲の状況をとろうという姿勢があるからこそ、その内容や葛藤の果てとして変わらずにいられる、自分のスタイルを通すことができるのかなとも感じました。人は変わらずにいるために変わる。ことが必要だということでしょうか。
変わらぬこと、やり通そうとする姿勢は時として「頑固」とうつるかもしれませんが、変わらないこと、裏表がない姿勢は信頼にもつながりますね。
私が「一貫性」「貫く」という「貫」を使って表現される姿勢に心地よさや敬意を感じるのは、人には見えない部分で何度も何度も検証を重ねている姿勢や、自分の考えを大切にしながらも周囲とのバランスもうかがっている様子を感じ取ったからかもしれませんね。
変わらないために変わる。自分から出た言葉ですが、ここに「貫」のポイントがあるように感じました。このことについては、もう少し考え続けてみたいと思います。
今月も、文字を通して気づきや新たなな検証の題材を得、楽しい時間を過ごすことができました。
ありがとうございました。
梅雨明けを控え、蒸し暑い日が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
気温の変化による体調管理が必要ですね。まだまだ続くコロナ禍ですが、少しずつ日常が戻ってきました。日常生活を元に戻していくことにも、不安がつきまといますが、それでもこの漠然とした不安や怖さに恐れながらも進んでいかなければならないと思います。
そこで、今月はこの「恐れ」の文字を、文字の再発見のテーマとし、のぼかん的に分析してみたいと思います。
「恐」
のぼかん六つの形分けでは受け入れの形となり、常にテーマ、相手を求める姿勢と同時に、何度でも受け入れることを繰り返す。そのことが、吟味する力ともなると観ます。
次に字の理論で観ます。
まず、一画目の「一」で、上からの圧力と情報をしっかりと受け止めます。次にその真下中央より「丨」を下すことで、空間を左右に分け、先程の「一」で受け止めた情報の中から取り組みたいテーマを素早く分け絞り込みます。次にその「丅」を支えるように少し長めの「一」を引き最後に跳ね上げることで、「丅」で絞り込んだテーマをしっかりと受け止めながらも、上からの圧力と合わせ、はね返しながらも最終的には勝気にプライド高く跳ね上げていきます。こうして構築された「エ」は直角性の空間であることから、確固とした揺るぎないものであり、最終的には保守の質を持った「/」で跳ね上げることから、自己の基本姿勢を合わせ持つ思考として構築されます。次にその「エ」の右横に「ノ」を下すことで、勢いよく強い思いを持ちながら、瞬時に「エ」の思考と向き合い、確認をします。次にその先端より「乁」を書くことで、出来る空間は曲線でありながらも、三方向を囲まれており柔軟かつ上からの圧力をしっかりと受け止める強さを持ち、自己の基本姿勢と合わせながらも、最後に跳ね上げることで勝気に表現されるものとなります。そして次に、その空間の中に「丶」を書くことで、その思いを自己の中で再確認し凝縮させていきます。
次に「エ」「凡」の下部やや左寄りに革新の質を持つ「/」を書くことで、先程の「エ」「凡」で構築された思考より特に取り組みたいテーマを勢いよくつかみ取り凝縮させます。次にその右横に「乚」を書き、最後に跳ね上げることで、「エ」「凡」の思考と上からの情報をすべて受け止めながらも、自己の基本姿勢を合わせ持った柔軟な思考として、最終的には跳ね上げることでプライド高く表明していきます。また、この空間は上向きの空間であることから、常にその先には「エ」「凡」の世界観があり、それを前提としての向上の世界であるといえます。
次にその空間の中に「丶」を書くことで、自己の中での把握や確認をしっかりとしたうえで凝縮させます。最後にその空間の外側右横に「丶」を書くことで最終的に上からの圧力と合わせ念押しをします。
つまり、「恐れ」とは、得た情報に対して確固たる思いから始まるものではあるが、時間を追うごとに入ってくる情報や自己の考えと勢いよく向き合い、最終的には自己の基本姿勢に立ち戻りながらも柔軟性を持ち合わせた独自の思考となっていくものといえます。表現は柔軟でありながらも、その事実を無視することのない独自のものであり確認や念押しを繰り返したものといえます。「エ」「凡」「心」と三つの分析をしながら展開していく様は迷い、戸惑いながらも進み、徐々に空間が曲線となっていくことから、明確な答えはなく、柔軟に作り出されていくものといえます。
恐れながらも意思を持って進むことは、容易ではありませんがきっとその事実に目をそらすことなく進むことで、柔軟なアイデアや課題や納得が培われ、落ち着いた意思の生まれるものなのですね。
私自身、何事も恐れながらも前に進む精神力を持ちたいと強く思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ただいま!お腹空いた~!娘が学校から帰って来ると、だいたい一言目はこれです。朝早くからの朝練、授業を受けまた部活。遅く帰って来て疲れた表情をしていても、モリモリ食べてくれる姿を見ていると何だか安心します。
毎日、お弁当も残さず綺麗に食べ、学校帰りには友達とコンビニでスィーツを食べ、家でも美味しそうにご飯、デザートまで食べ「幸せ~!」と言って喜ぶので、いつも作り甲斐があります。
年頃という事もあり、食べ過ぎては反省し「明日からダイエット!!」とよく聞くフレーズを言っていますが、そんなに太っているわけでもなく幸せそうに食べる娘を見ていると私まで幸せになるのでダイエットなんてしなくていいよ!と密かに思っています。
娘も私も食べる事が大好きなので、今月は「食べる」の文字を分析したいと思います。
「食」
のぼかん六つの形分けでは直情の形になります。
自分の価値観に対して忠実。外にも内にも何時でも何処でも状況に関係なく自分のスタイルを通すと観ます。
次に字の理論で観ていきます。
一画目、革新の質を有する「ノ」で瞬時に必要と思う情報を取り入れ、その上部より保守の質を有する「乀」でバランスを取りながら「人」を構築し係る情報に対して必要か否かを判断し、またそれ以外の上からの圧力を左右に分け、ここから進む方向性を明確にしていきます。
その中に「丶」を書き、情報をキャッチし、更にその下に「一」「|」を書き、情報を取り入れ、その真ん中辺りに「一」を二本書き上下に分け、時間を掛けて情報を検証していきます。更にその左側に長い「レ」で箱を閉じるように書き、自分の世界を固めつつ、保守の質を有しているので基本姿勢を大事にしながらも向上心やプライドを持ち、その右途中に「ノ」を書き、これまでの情報をチェックし、その下の「乀」でそのことを受け止めバランス良くまとめていくと観ます。
大まかに「食」の文字をまとめますと、しっかりと選別された必要なものを、じっくり時間を掛けて検証をし基本姿勢を大事にしながら向上心を持って行動に移していくとまとめられます。
和食、洋食、中華、好き嫌い、肉、野菜など自分の好みを選別でき、取り入れるとどんな食べ物にでも栄養は有り、身体や気持ちをバランス良く作ってくれるともいえるのかもしれませんね。
食べる事は命を繋ぐ事で、それを疎かにしていると身体や心に弊害をもたらすかもしれません。
食事を通じて人と交流したり、関係を構築したりして社会生活を学んでいき、楽しく食べ、美味しく食べる事で身体と心が満たされ、日々の活力を得られます。
たくさん食べられる事は、本当に幸せな事なのですね。
明日も、何を作って喜ばせようかなぁ~!と献立を考えたいと思います。
ありがとうございました。
「自信を持ちましょう」という言葉は子供の頃からその度毎にかけていただきましたし自分自身に向けて唱えたりもしました。出来なかったものが出来るようになり思い通りに進んでいくと強い自信になりますが、小さなことでも失敗したり気になりだすとその気持ちは揺らぎその言葉が反対にプレッシャーと感じてしまうこともありました。
そこで今回は「自信」をのぼかん的に分析し改めて考えていきたいと思います。
『自信』
のぼかん六つの形分けでは攻撃の形となり、やりたい願望が先にあるのでやってみてから学ぶという姿勢、やってみなければわからないとの発想になります。
次に字の理論で観ていきます。
一画目の「ノ」で上からの圧力や情報を瞬時にチェックし必要なものを取り入れ左側の「丨」で先ずはの意思とします。「ノ」と「丨」の間から「一」を引き「丨」で三方向を囲み取り入れる枠を定め、新たな情報も足して受け止めては検証し必要なものを枠内に取り入れ不要なものは流します。その空間の中に二本の「一」を書き上中下と仕分け時間をかけながら掘り下げ分析し、下の「一」で締めまとめます。この「目」は四方向が囲まれている為、外の圧力や情報に流されることなく経験則を基に自己の内面で考え整理していくとします。
次に『自』で考えまとめた事より保守の部の「ノ」で自分に合う情報を取り入れ、そのバランスの取れる位置に「丨」を書き明快な意思とします。それを基に革新の部の「丶」でチェックし、その下の「一」で今までの情報を受け止め並べ整理し必要なものを取り入れ不要なものは流します。次にその下に短い「一」を二本書き粘り強く何度も分析整理し一拍置いた左側の「丨」で強い意思を持ち、続く「一」「丨」で出来た仕切りのない自由な空間の中にこれまでの結論とすることを全て取り入れ下の「一」で締め堂々とまとめます。
つまり『自信』とは、自ら選んだ情報を内面で時間をかけ探求し、その中からテーマを決め慎重に何度も検証し揺るがない強い意思を持って行動していくと観ます。自己と向き合って考察していくので時にそこが揺らいでしまえば自信が持てないということにも気付くことが出来ました。
これからも壁に当たり迷うこともあると思いますが、先ずは自分の方向性に対してあくなき探求を続け自分としっかり向き合いながら進んで行こうと思います。
ありがとうございました。
人によって価値観の違いがあることに気が付いた若いころは、自分と違えば「変わっている」と思い友人に同意を求め安心していました。今は違いに驚いたり考えさせられたりしますが、人はそれぞれの人生の中で違う経験や体験があっての価値観や考え方の違いがあるのだろうと思い受け止めているつもりです。この価値観の「価値」とは、何なのかまず調べてみました。
価値とは、あるものを他のものより上位に位置づける理由となる性質、人間の肉体的、精神的欲求を満たす性質あるいは真、善、美、愛あるいは仁など人間社会の存続にとってのプラスの普遍性をもつと考えられる概念の総称。殆どの場合、物事の持つ目的の実現に役立つ性質、もしくは重要な性質や程度を指す。
とありました。思っていたよりも深い意味がある事がわかりました。では「のぼかん」で解釈するとどうなるのだろうと思いまして今回は「価値」を分析することにしました。
『価値』
のぼかん六つの形分けでは受け入れの形となり、常にテーマや相手を求めると同時に何度でも受け入れる事を繰り返す。やがて、その事が吟味する力ともなると観る形です。
次に字の理論で観ていきます。
一画目の「ノ」で現状の中より必要な情報と思える内容を素早く取り入れ不要な物は流します。その真ん中辺りよりバランスの取れる位置に「Ⅰ」を書き、この右側に保守の質の空間ができ基本的世界を大切にする姿勢を持つとします。そして革新の部に「一」を書き、あるがままの情報を受け止め検証し必要な物は取り入れ不要な物は両側より流すとします。一拍空けた下部左側に「Ⅰ」を書き、これまでに取った情報を自分の基本の考えとし続く「一」「Ⅰ」で三方を囲んだ中に一旦大まかにまとめるとします。そして、上部の「一」の左内側に入った所より自分の意思とした「Ⅰ」をこの中に通し左右に仕分け、右内側に入った所よりも再度確認するように「Ⅰ」をこの中に通し、左中右と仕分ける事になり下の「一」で閉め自分の考えを三つに仕分けてまとめるとします。また、左中右の中の部分は上下にも仕分けていますので時間を掛けて考える事を中心に持つと言えます。
そして、四方を囲んだ我慢形ですので外からの圧力や情報は受け入れず自分の考えを大切に吟味するとも観えます。
続けて「価」での考えを基にした情報を「ノ」でまとめ素早く取り込み不要な物は流すとします。その真ん中辺りよりバランスの取れる位置に「Ⅰ」を書きその要点をきちんと理解します。この右側には保守の質の空間ができ基本的世界を大切にする姿勢を持つとします。革新の部に「一」を書き、取り入れた情報を広げ検証するとし不要な物は両側より流します。次に真ん中辺りに「ノ」を書き、周りの新たな情報を検証した中より今必要とするものを取り左右上下と仕分けします。下部左側に「Ⅰ」を書き自分の基本の考えとし「一」「Ⅰ」と続き三方を囲み自分の考えを大まかにまとめ、その中に「一」を二本書き上中下と仕分け下の「一」で閉じ、時間的推移のもとじっくりまとまるまで考えるとします。その「目」の左に間を空け「Ⅰ」を書きまとめた考えを更にはっきりとした意思とさせ続く「一」で保守の質を持ち堂々と表現していくと言えます。「目」と「乚」の間は空いており入ってきた情報を常に保守の質を持って外に出していると言えますので、常に自分の基本とする考えに基づき理解し行動しなくてはとの思いが強くあると観えます。
大まかにまとめますと、たくさんの情報がある現状の中より必要な物を素早く判断し取り入れ検証し、確実に仕分けながらも大切と思うことには時間を掛けて考え、その考えを基にその時に必要な物のみ取り検証後は、一つの事を納得のいくまで考えまとめた事は確実に実行していこうとする姿勢に観えます。そうしますと「価値」とは、状況によって変わる情報の中よりその時に必要と思う物を選択し、更にその中より自分の意思としたことをとことん納得したうえで実行に移そうとする強い思いがあると言えるのではないでしょうか。
その時代や状況により「価値」は変化しています。昔はそれほどの「価値」は無くても現在はとても「価値」のある物としてテレビ番組で高額な値段が付く事があります。「夫は外で働き妻は家事をする」と決めつけられていたような時代はいつのことでしょうか、人の考え方も感じ方も変わるのです。「価値」はその時々で変わり、人によっても違うものであり、自分が「価値」があると判断したらそれは当然「価値」ある行動や意思表示だと言うことでしょうか。周りの人が「価値」が「ある・ない」を判断するものでは無いのだと思い至りました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
授業もテストもクラスもない。子ども達は今日一日何をするのかしないのかを子ども自身が決めていく、という学びの場。
映画のチラシを目にした時、その学びの場が全く想像つかず強い興味をひかれ、ドキュメンタリー映画を観に行ってきました。そこで、デモクラティックスクール(民主主義の学校)の存在を知りました。自由に過ごす映画の中での男の子の言葉「自由って楽だけど難しい」、心に残る言葉でした。
自由というと自分の意のままに行動できるイメージがありますが、字を観ると見た目では囲まれ解放感は感じられず、どこか私のイメージと違っています。そこで今回は「自由」の字を分析し、この違和感の謎を解いてみたいと思います。
「自由」
のぼかん六つの形分けでは直情の形となり、自分の価値観に忠実で外にも内にも何時でも何処でも状況に関係なく自分のスタイルを通す一貫した姿勢があるといえます。
次に字の理論で観ていきます。
アンテナ的要素の「ノ」で周りの情報を取り必要なものと不要なものを瞬時にチェックし、取り入れたものを「|」で明快な意思とします。その上部から「一」を書き、意思とした事を受け止め検証し「|」で更に強い意思とし、三方向を囲い周囲の圧力から内面の世界を守り、そこに情報を取り入れます。その情報を二本の「一」で上中下に分け、内面で時間をかけ掘り下げ検証することにより情報を整理し「一」を書き閉めまとめます。
「自」で考えまとめたことを一画目の「|」で受け止め、続けて「一」「|」を書き再び三方向を囲いここでも外からの圧力に強く守られた世界を作ります。仕切りのない大まかな空間の中央上から「|」をクロスさせ強い意思とすると同時に外からの情報を取りつつ空間を瞬時に左右に仕分けます。次に「一」で左右上下の四つの空間に分け、細かく仕分けされたそれぞれの部屋で情報を整理し検証、最後に「一」でまとめ、どっしりとした安定感を作り出します。
大まかにまとめますと、周りの情報から必要なものを取り入れ時間をかけて検証し、その考えを左右上下の空間で細かく整理しまとめ、堂々と表現します。二文字とも周りの情報や外の世界を少し取り入れますが、内面の世界は外からは分かりづらく思いを内にため、生真面目で堂々とした安定感がありますね。
自由とは、周りには勝手気ままに思われていても実は内面であれこれ考え、周りに表すことなく生真面目に内で思いを温めていて、何をするのかを自分自身で決める事だと思いました。
「自由と責任は表裏一体」。自分で考え自分で決め行動し、決めたことに対して責任をもつ。今回分析を通して自由の意味の新たな一面を知ることが出来ました。「自由って楽だけど難しい」実感です。
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