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文字の再発見



東海のぼかん  「成長」          近藤 慶子

皆様、新年あけましておめでとうございます。

本年もどうぞ宜しくお願いいたします。



「一年の計は元旦にあり」と昔から言い伝えられてきた言葉も、現代のスピード感溢れる暮らしの

中では、どこか置いておかれた感があり、改めて思ってみてああなるほどと気づかされるようなあ

りさまです。


子どもの頃のお正月はとか、当時の色々な年中行事の楽しさなども、遥か遠くの思い出の中でし

か存在せず、かろうじて我が家の正月新年会だけが、変わらぬ多忙さとあるだけで、いかに日々

に無邪気に楽しめる事とは無縁に慌ただしく生きているのかと、少し寂しくも情けなくも思ったりし

ます

年齢も合わせてその流れはもはや止められるものでもなく、私だけではなく、おそらく皆さんも等

しくそんな感慨に浸る事もあるのではないかと思います。


その事が生きる上でのそれぞれの成長と考えとすると、何かを目指して近づき得て、更にまた何

かを目指す事とは、何かしら楽しさとは程遠いところに成長という世界があるのかと、少し驚いても

います。


目指すものがあり、そこへと必死に生きる事を大いに納得しているとは言え、この後の気持ちの

落ち着きようは、果たして当初の期待感とはかけ離れたものがあり、少し不思議な気持ちにもな

ります。


そんな視点から今年初めての文字の再発見のお題に『成長』を取り上げ観てみたいと思います。


『成長』

のぼかん六つの形分けでは、直情の形といいます。

自分の価値観に忠実で内でも外でも使い分けをしないその姿勢は、変わらぬ様とある種の信頼を

も与えると考えます。



次に字の理論で観ていきます。

『成』は、まずは「ノ」と書き上から来る圧力や情報、上にある情報を素早く取り入れると考えます。

「ノ」の上端より「一」と書き上からの圧力や情報を堂々と受け取り検証する世界を持ち、同時に保

守的な空間を作ります。つまりこの空間は自分の意図する世界、こだわりの世界と考え、ここを外

界より保護してこの世界の徹底を図ると考えられます。


この世界の左下部端に「ノ」の内側に沿うように小さな「一」と「|」で三方向の囲いの空間作りま

す。「ノ」
内側下部を補強するかのような空間と言えますね。

次に上の「一」に大きく緩やかな「レ」と書き、上方向への意識を強く出し、その下部に「ノ」を書き

交差させてその意識を強固なものとし、ここまでの全体右上の空間に「、」と書きます。これはどの

線とも接しておらず
その自由さは遊び心的な要素とも言えますが、この全体像の明快な意思付

けとも考えられると観ます。


『成』とはその現実にあっての自分なりの意図する空間を持ち、その世界の保持や徹底に対して

の強い意思表示の世界と理解できます。


この『成』の世界観を『長』で展開するとします。



『長』
左側におろす「|」はまず『成』の世界観を一つにまとめ明快な方針とし定め、その上端

より
「一」を書きそのことについての情報などを全面的に受け止め受け取ると考えます。ここで直

角的な保守的な空間を作り、
原点とか根本を重視して展開すると理解して、「|」右側に直角に均

等に二本の「一」を書き
この保守的空間を上下の空間に区分けし、最後に長い「一」を書き

の保守的な空間をより確実な強固なものとし、同時に上中下の更に細かな区分けの空間を作り

上げます。


そしてここまでを前提とするかのように、長い最後の「一」の左寄り下部に「レ」とし「ノ」と「」でこ

の全体像の保守方向への展開を示します。


『長』とは、『成』より情報や意図することを余す事なく受け取り、更に細かく検証・吟味して確

実に徹底・展開すると言えますね。



つまり
成長とは、自分の環境やその現実にあって、自分の意図する世界、望む世界への願望

や目標を持ち、そこに向かい日々を重ねる中で、より細かくより明確に理解していく、繊細さや律

儀さを身につけながら、現実に沿う範囲で無理なく
しかし必死にその事を表現し続ける事とまと

められます。


子どもの頃思い描いていた大人として成長する姿も、一日一日生きてゆく中で、現実の社会に

あっての自分の立ち位置や、思いとの差や違いが、必死でなければ埋められないものと理解した

時から、苦しくても辛くてもやり続けて行く姿勢が人としての
成長の実態として意味しているとい

う事
と学びました

確かに自分の子どもや仲間に対しては、その成長を感じたり触れたりする事は喜びや感激とし

て感じますが、自分の事を思い返す中での
成長とするところは、必死だったなぁとかよく

頑張ったなぁ
というレベルの安堵感がせいぜいで、楽しみ喜ぶような世界は、ほんの束の間の

ものであり、まだまだその気を抜くことは出来ないものとなりますね。



一年一年
より現実的な考え方が増して来て、これこそがここまで生きて来た、成長して来たと

自分の心に言い聞かせるものだとすれば、これからまた更なる時間
過ぎた時、どんな心境とな

るものやら、そこに期待と楽しみを
持って歩いて行きたいと思います。

年齢を重ねて来て確実に言えることは、いつも笑顔で穏やかであるように、自分の心をいつも真

剣に見つめていくことがとても大切だなと言うことです。


本年もまた真剣に生きて、しっかりこの仕事の大事さをお伝えし、少しでも皆さまと共に明るく楽し

い時間を作っていけるよう努力したいと思います。


本年もどうぞよろしくお願い致します。



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関西のぼかん  「暁光」               小倉 光

新年明けましておめでとうございます。

本年が皆様にとりまして健康で実り多き一年でありますよう、心よりお祈り申し上げます。


まだ夜が明けきらず仄暗い中、目を覚まします。

この頃は6時半を過ぎてもまだ薄暗く、帽子に手袋と完全武装して愛犬の「いちごくん」と散歩に

出かけます。

木津川の堤をゆっくり歩いていると、同じように散歩している人や走っている人に出会い、挨拶を

交わしている間に東の空が明るくなってきます。雲の間からのびる光の筋はまるで天空に描かれ

た絵を見ているようで、思わず足を止めて見入ってしまいます。

この地に居を得てから、日の出と日の入りの美しさに飽きることのない感動をいただいていますが

この冬の冷たくピリピリするような空気での暁光は格別なものがあります。

今回は「暁光」を今年初のテーマとして、『のぼかん』で考えてみたいと思います。

「暁光」の辞典の意味合いは、明け方、東の空にさす光のことをいいます。


「暁光」

『のぼかん』の六つの形分けでは受身の形といい、主張を決めるための情報を受け入れてから後

に自分の考えをまとめ、それから行動なり意思表示に移す、という大まかな質があります。


「暁」

保守の部の「日」は、「丨」で上からの圧力や情報を取り入れ、自分の基本の考えをまずの意思と

し、さらに「一」でさらなる圧力や情報を堂々と受け止めます。その中で必要だと思った事は受け

取り不必要な事は跳ね上げ、あるいは左右に排除し、続いて「丨」で明確な意思とします。

「冂」の空間の真ん中に「一」を引き上下を二分しさらに「一」で下を閉じます。

これは周りを線で囲まれた、圧力に耐える力に長ける我慢形の字となり、その内面の世界を完全

に守ろうとし、同時にこの囲いの内を育みます。

外からはその内は解りづらくアピールの苦手な部首といえます。

「日」は圧力や情報を堂々と受け止めつつ、内面において時間をかけながら上下二つの質の違い

を明確に持つと考えます。

「日」の意思を基に「尭」で展開していきます。

まず「一」で、「日」の意思としたことを基にさらなる圧力や情報を堂々と逃げることなく受け止めま

す。その中で必要だと思った事は受け取り不必要な事は跳ね上げ、あるいは左右にと排除しま

す。
この「一」の真ん中に「|」を下ろし、「十」として「日」で取った情報を左右の質に瞬時に分け

同時にさらに上からの圧力や情報を左右へと識別すると考えます。

その下に長い「一」を書き、「十」の全体を受け止める形「土」となり、上の「一」から排除された圧

力や情報をもさらにもう一度受け止め検証するとし、同時に左右上下の均等な識別、仕分けの機

能となり、上からの圧力や情報に備えるとします。

この「土」の下線「一」の中心より左右の位置に短い「丨」をそれぞれ交差させるように書きます。

これは上の「十」で左右二等分して識別、検証したものを、さらに下の左・中・右の質に瞬時に分

け、より細やかな識別、検証をすると考えます。

それを受け止めるように「土」の下線より短い「一」を書き、上部での細かい検証、識別の結果を

きっちりと受け止めそこまでの意思とします。

この「一」の中心より左側に「ノ」で勢いよく思いを外に表現し、更に中心より右側に「乚」を書き柔

軟な対応の中、基本に忠実に取り組みその思いをプライド高く表現していきます。

この「儿」は、中心よりずれた位置からの展開で、また表現は中心に背を向けた左右への展開、

そして両線とも接地面には軟らかく着地しているようにみえます。

意思を強く持つという解釈より幅広い方向性や柔軟な姿勢で明快に展開する部と考えられます。

「暁」とは、圧力や情報を堂々と受け止め、内面において時間をかけながら上下二つの質の違い

を明確に持ち、何度も識別、検証を繰り返し幅広く柔軟な姿勢で明快に展開していくといえます。

「暁」の意思を受けて「光」で展開していきます。


「光」

まず「暁」の意思を基に上部の「丨」で自分の思いに添った情報を取り入れ、それを補強するかの

ように「丨」を真ん中にして「ソ」のような部で斜め左右の上方向からも圧力や情報を受け取り、

「丨」の下部に「一」と書きそこまでを集約します。

これにより新たな圧力・情報をも堂々と受け止め、必要だと思ったことは受け止め不必要だと思っ

たことは跳ね上げまたは左右より排除し、その集中力をもって検証すると考えます。

その考えを下部の「儿」で展開します。

この「一」の下、左側に「ノ」で勢いよく思いを明快に表現し、更に右側に「乚」を書き柔軟な対応

の中、基本に忠実にプライド高く表現していきます。

この「儿」は、中心よりずれた位置からの展開で、中心に背を向けた左右への展開であり両方の

線ともに接地面には軟らかな着地にみえます。

意思が強いというより、幅広い解釈や柔軟な姿勢で明快に展開していくといえます。

またこの部は「暁」の全体と「光」の構成全体の結論・まとめともなり、その方向性の広がりととも

に柔軟かつ明快なる展開の意思とまとめられます。


「暁光」とは、圧力や情報を堂々と受け止め、その得た世界を何度も識別、検証を繰り返しては幅

広く柔軟な姿勢で明快に展開し、そのことを含めてさらに情報を集約し、検証の後柔軟に最大限

に発散していくといえます。


一筋、二筋とだんだん明かりの線が増えていっては輝きも増し、やがてお日様が顔を出す、その

ひと時を大事で有り難いことと胸に刻みつつ毎朝の散歩に励み、今年も元気に頑張りたいと思い

ます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

ありがとうございました。


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春日井東教室   「思い」と「想い」              植村 直美

新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。

年も変わり、新たな気持ちでこの一年も前進して参りたいと思っております。


私の性格は割と「一途」だと周りには映るみたいで、以前、知人から「できるだけ思い込みを外し

た方がいいよ!」と言われたことがあります。

言葉では何となくわかっているつもりでしたが、実際にその思い込みを外すなんてことはとても難

しいことだと実感したことがあります。

長年ずっとそういうものだと勝手に思い込み、自分自身で納得して思い続けていることは、例え、

周りから何か言われたとしても、簡単にその思いは変わることはなく、なかなか気付くことができ

なかったからです。

また、「子供の事を思って…」とか「あなたの為を思って…」なんていう言い方を耳にすることがあ

りますが、「本当にそう思っているのかしら?」と疑問に思う時があります。

実際には、相手のことを思ってではなく、冷静に考えてみると、実は自分自身の為、自分自身の

願い…なんていうこともあるのかもしれませんよね。

一般的に何かを考え、何かを思う時、「思」の他に「想」という漢字を使うことがありますが、

「あなたの為を思って・・・」と「あなたの為を想って・・・」と書いた場合、かなり感じ方が違いますよ

ね?!

そこで、今月は「思」と「想」を分析することで、この違いについても考えてみたいと思います。


『思』

六つの形分けでは「直情の形」になりますので、自分に対して忠実、一貫した姿勢があると言え

ます。

「思」は、大まかに「田」で考えたことを「心」で行動に移していくと観ていきます。

先ずは上からの情報なり圧力に対して「田」の縦線「丨」から上の横線「一」で堂々と取り受け止

めます。ここで、必要なものは取り入れ、不必要なものは流していきます。

更に、右の縦線「丨」を書き、三方の囲いとし、中に「十」と書き、「一」で閉めます。

「田」は四方を囲まれた我慢形の字であり、「口」の内は上下左右、四つに仕切られた空間があ

り、自分の価値観や経験則を基に、生真面目にこだわりを持って整理していくと観ていきます。

その考えを基に、「心」の最初の「ノ」は革新の質の方向性ですので、勝気に意思を固めた後、

「し」は保守の質の方向性ですので、保守的でありながら柔軟に対応していくと言えます。

最後に点が二つありますので、遊び心がある、印象付けが強いとも考えます。

よって「思」とは、一貫した姿勢の中で、自分の経験則を基に、こだわり納得した考えを、柔軟に且

つ向上心を持ちながら表現していくと言えますね。

ですから、考えをまとめる時には、周りの人の意見に左右されるのではなく、自分自身で納得して

決めていきますので、そのことに対してプライド高く進んでいく為、決して下を振り向くことなく、突

き進んでいける状態とも言えますね。


『想』

六つの形分けでは「受け入れの形」になりますので、常にテーマなどに対して情報を受け入れ

しながら、吟味していくと言えます。


「想」は、大まかに「相」で考えたことを「心」で行動に移していくと観ていきます。

先ず「相」の「木」。「一」を書き、その中心を通るように縦線「丨」を書くことで「十」となり、これは、

アンテナ的要素のある感性の字となります。このアンテナ的要素で四方からの情報の受発信をし

ていきます。

さらに「十」の中心から左右に「八」を書くことで、「八」と縦線「丨」の間に、左右二つの空間ができ

ます。このことにより、白黒など瞬時に二つに考えを分けていく勘所の良さもあると観ることができ

ます。

その考えを基に、「目」で整理していきます。

「目」は四方を囲まれた我慢形の字です。ここでは、自分の価値観や経験則を基に整理していき

ます。「目」は上・中・下と三つに仕切られていますので、優先順位をつけながら、ろ過する感覚で

ゆっくりと整理していくと観ていきます。

「相」で考え、整理したことを基に、「心」の「ノ」ではっきりとした強い意思を持ち、「し」で柔軟で前

向きに行動に移していくと観ていくことができます。点が二つありますので、楽しむ気持ちやアピー

ルする姿勢があるとも言えますね。

よって「想」とは、常に情報や圧力を受け入れ流しながら先の事を想定し、周りの状況を冷静に仕

分けし、考えながらはっきりとした主張を持ち、さらに自分の経験則を基に、何が一番大切なのか

など優先順位をつけながら、ゆっくりと考えを整理していきます。

そして、最終的には柔軟に前向きに表現していくと言えますね。

「想」の「木」は下向きの方向性に対して、「目」は堂々とある分、上向きの方向性、「心」は左右と

曲線と上向きの方向性となり、これらがより複雑な要素となり、「思」よりも冷静さがあるとも言えま

すね。


今回「思」と「想」を比較してみて、「思」は自分の価値観に忠実で、行動面の柔軟で前向きな姿

勢からはわかりづらい、内面の強さ、頑固さがあることがわかりました。

とても前向きな考え方に捉え進んでいくため、時に突っ走ってしまう強さ、怖さも同時にあるとも言

えますよね。

逆に「想」は、常に情報を受け入れ流しながら先の事を考え準備し、備えることができます。

しかし、あまり考え過ぎると、まとまりに時間がかかったり不安になるなど内面のデリケートさ、繊

細さが感じられます。

「思」とは違い、情報を常に取りながらも周りの変化や状況を把握できるため、冷静な考え方が

きるとも言えますが、その時々で考えが変わる可能性もあるとも言えますね。

「あなたの事を思って…」は、あくまで自分自身の経験則や価値観の中での考えなので、相手目

線というよりは、自分主体の考え方なのかなと思いました。

それに対して「あなたの事を想って…」は、自分自身の考え方だけではなく、その時々の状況に

よって変化していく考え方なのかもしれませんね。

つまり、自分自身の価値観や考え方には「思」の字を意識して用い、相手やその状況に対しての

意見や主張には「想」の字を意識して用いるのかもしれませんね。


私たちが、自分の意見や話し合いの中での意見やその時々の言葉の発し方には、様々な要因

が含まれているのですね。

私自身の「一途」と言われる面も、まだまだその「思い」や「想い」の伝え方が足りずに、そうと

け取られているのかもしれません。

日本語の似たような意味合いの文字も、こうして分析してみますと、何となくその違いが明らかに

なってくるのがわかりますね。

今年もいろいろな文字に正面から向き合っていきたいと思います。

ありがとうございました。


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あま中央教室   「勇」                今井 ひとみ

新年おめでとうございます

皆様方にとりましてより良い年でありますよう心よりお祈り申し上げます


さて、今年最初の文字は華やかさや明るさを感じる文字にしようと色々考えておりましたが、最終

的に頭に浮かんで離れなかった文字は「勇」でした。


無意識に私の心の中に強く潜む思いなのでしょうか

娘と息子に勇ましく生きる力を持ってほしいという思いからでしょうか

理由は特にありませんが、華やかさでも明るさでもなく今年最初は強さを感じる文字でスタートさ

せていただくことにしました。どうぞ宜しくお願いいたします。


「勇」とは、某辞書には以下のように書かれています。

心が強く、物事に恐れないこと。勇ましいこと。勇気。思いきりがよい。


のぼかんで観ると「勇」の形分けは、直情の形。

外にも内にも何時でも何処でも状況に関係なく自分のスタイルを通す。


「勇」は、まず「マ」の上部にある「一」で上からの圧力や情報等を堂々と受け止め、不要な物は流

し、必要な物を取り入れて、右端より左下方面に向かう「/」で、自分が優先する思いを勢いよく

勝気に出し「丶」で、端的に自分の思いをまとめます。その思いを受ける「田」は「冂」で三方を囲

んだ中に四分割した部屋を作りますが、まず瞬時に左右に仕分けた後に上下に仕分けして時間

を掛けて自分の中で順位を整理し、それぞれの検
証を重ねることで拘りを持つ考え方や価値観と

もなり、最後「一」でしっかり閉じることで一つの世界観をまとめ、周囲に影響されることなく安定し

たものと言えます。また、直角的な構造なので几帳面さや生真面さを持っていると観ます。


これまでの全ての情報等を受け止めて展開する「力」は、先にある「マ」と同じく勝気な方向性(革

新の質)を持ち「フ」で取り入れたものに「ノ」を交差させて左右二分することで「フ」の外側と内側

それぞれ異なる二つの選択が伴うと同時に明確な主張の強さを勢いよく表していると観ます。


つまり「勇」とは、まず自分に与えられた全てを堂々と受け止めて、その中から自分が必要とするこ

とを優先して取り入れてまとめた考えを周囲に影響されることなく自分の拘りや世界観の中で几

帳面に整理して安定感を持ち、その全てを受け止めて自分の明確な主張を勝気な姿勢で遣り切

るということ。



新渡戸稲造の著書「武士道」では、武士が重んじた価値として7つの徳目の中でも特に大事なも

のは、義と勇であり、周りに流されずに正義を守る勇気を持つ者こそが、真の武士だと記していま

す。


また、勇には敵に立ち向かっていく表面的な強さとどんな場面でも動じない平常心の2つがある。

勇気のある武士は、常に穏やかで動揺しないはず。と言われています。


「武士道」で記されている「勇」と、のぼかんを用いて解説した内容を照らし合わせてみますと、共

通点があるように思います。


「マ」正義を守る強い勇気=全てを堂々と受け止め、自分が優先する思い「田」常に穏やかで動揺

しない=周囲に影響されず安定した自分の世界観「力」立ち向かう表面的な強さと、どんな場面で

も動じない2つの平常心=外側と内側それぞれ異なる二つの選択が伴うと同時に明確な主張の

強さいかがでしょう。意味が重なると捉えても良いのではないでしょうか。


知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼れず


今年の私の目標は「知者・仁者・勇者になろう!」ということで、少しでも自分を高めることができ

るよう日々精進したいと思います。


ありがとうございました。


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東海中央教室   「本屋」                髙森 浩幸

皆様、新年あけましておめでとうございます。


昨年は、原稿の締め切りに追われてあっという間の一年でした、過ぎてしまうと月日の流れは本

当に早いものですね、今年は、一日一日を大切にしながら『のぼかん』を一人でも多くの方に伝え

ていきたいと思います。

私は寮の管理をする仕事をさせて頂いていますが、その業務の中で宅配の受け取りもしています

最近は書籍の荷物が多いと感じています。

皆さんは本を買う時どのような手段で購入していますか?

ネットで自分の欲しい物だけを検索してピンポイントで購入できる便利な時代になったと言えるん

でしょうね


しかしながら私は、もっぱら「本屋」に足を運びます。

お目当ての本を、あの沢山の書物の山の中から探し出す事が結構楽しかったりしますし探してい

る間に
別の本が気になりだしてつい立ち読みをしてしまう事も「本屋」ならではの楽しみとも言え

ます。

情報量、スピード感など快適な「今」とは真逆な、時間の掛かる、わざわざ「本屋」まで出向いて行

く不合理な私の買い方は
賛否両論とは思いますが、ネットにはないゆっくりとした時間の使い方

の一つになっています。

今回は、私の多忙だった一年での短かった読書の秋にちなんで「本屋」をテーマに分析していき

たいと思います。



「本屋」

のぼかん六つの形分けは「直情の形」で大まかに、自分の価値観に忠実で外にも内にも何時で

も何処でも状況に関係なく自分のスタイルを通す、考えと行動が常に一緒でありたいと観ます。


『本』 まず「
」で圧力、情報を堂々と受け止め要るものは受け止め要らないものは流すかはね

返しチェックします

この「」を二分するように中心上部より「|」を勢いよく降ろし少々の事では揺るがない強い意志

とすると観ます。

ここで出来た「十」は上下左右の四つの空間が出来て、また「|」は上が短く下が長いため不安定

さがあると観ますが
この不安定さを補うために「+」の交差部分から左右の斜め方向に「ハ」の

字を書き倒れないように支える事でバランスを取ってるようにも見えますね。

「ハ」が入ることで「十」の左右下部は四つに仕分けられ繊細さや細部まで把握をする分析力もあ

ると考えます。

「|」下部の「ハ」の間に短い「一」を書く事でこれまでの流れの中でまとめてきたものをしっかりチ

ェックすると考えます。

「本」は、先の事を考えあらゆる角度から情報の受発信を行い、左右対称である事からもバランス

の良さがあると観ます。


発散形の字でもあるためそのもののありのままを表すとも言えますね

つまり、『書き手』の伝えたい [これ!]  というものを必要としている『読み手』の情報収集には欠か

せないものになるという事ですね。

次に、本の世界観を「屋」に展開します。


『屋』 「本」でまとめたものを「
」で堂々と受け止め自分にとって必要なものだけを続けて「|」

に降ろし再度「|」の下端部につながる「
」でチェックをします。

ここで出来た三方向の囲まれた空間に力強く、スピーディーな「ノ」を引くことで四方に囲まれた保

守的空間が出来ます

ここで「本」からの情報や展開されたものを大胆にまとめ勝気に自分の行きたい方向に力強く進み

自分をしっかりアピールする準備ができたと考えます。

「尸」の内側に「」を書きこれまでの勝気な部分を一旦まとめそれをわりと鋭角的な「ム」に伝えま

す、ここで大切にしている経験則や価値観
そして向上心などの確認が行われているとします。

」と「ム」は接点がありながらも宙に浮いていますので自由さや柔軟性もあるとしますが、この

「ム」のシビヤさがその全体の意志とうつるのがわかりますね。

その下に「土」を書き左右対称な冷静さでそこまでしっかり受け取りその全体はきちんと、で接地

面を捕らえているので
諦めない粘り強さと繰り返しやり続ける継続性があると観ます。

『屋』は、あるがままを受け入れ来るもの拒まずの大らかさを表面に出し自分が立てた方針に従っ

て迷いなく行動に移していくと観ますが、内面的には、今までの経験を大事にして昔からの精神

や流儀をしっかり守り、前に進む、そんな信念があるように観えます。

意図する事と実態が異なる流れに見えるのも、「違い」が先々のみらいに進む原動力になってい

るとも解釈できますね。



【本屋】とは、書く者の気持ちや信念といった「伝えたい事」が形になったもの(本)をしっかりとした

こだわりを持って
その「伝えたい事」を「知りたい、必要としている」読者につなげる場所なのでし

ょう

想いがあっても実践しなかったり、したくなくてもしてしまったりの食い違いはすべて「書き手」と「

読み手」のためであるとともに
それを繰り返しやり続ける事は一番自分自身が納得して生きて

いくためという原点にも通じているんだと思いました。


日本にある
○○書店と呼ばれる「本屋」は年々数が減っているそうです、書店がない市町村もい

くつかあるようで
「本屋」好きの私にとっては淋しい限りですが、立ち読み好きの方々のためにも

続けてほしいと思います。


ネット購入に比べると時間の無駄ともとれますが、わざと無駄な時間を作ることで観えてくる自分

もあるという事が
今はそう確信できます。

「本」は元々樹木からできているので「本屋」で過去にタイムスリップしたらそこは森になるんだな

!と考えると私がリラックスできる理由が分かるような気がします。

御精読いただきありがとうございました。

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浜松南教室   「希望」                藤田 泰子

新春のお慶びを申し上げます。

皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


新しい年を迎え親戚が一堂に集まりお互いの近況話などで座が盛り上がる中、さらなる朗報が耳

に入ってまいりました。


従姉妹の子(のぞみさん)が、この春結婚されるとの知らせに、自分の息子と年も近く小学生の頃

は、よく家でみんな仲良く遊んでいたのが、つい先日のように思い出されたりして、とても感激しま

した。


皆様も新しい年、新しい環境に向けて、希望や夢や願望など思い描いていることが、いろいろある

と思います。


希望を持ってこれからの新生活へ向かう彼女へエールを送りたいと思いますので、私の今回の分

析は「希望」の文字を取り上げてみたいと思います。



「希望」

のぼかんの六つの形分けでいいますと、直情の形となり、自分の価値観に対して忠実で、内にも

外にも何時でも何処でも状況に関係なく自分のスタイルを通す姿勢があるといえます。


「希望」を字の理論で観ていきますと、「希」はアンテナ的要素の「ノ」で、今必要な情報を素早く取

り入れ革新の質でアピールしながら次に「ノ」の真ん中あたりに「ヽ」を置くことで、強くその意思を

固めていきます。


その下に上部からの意思とした情報を受ける革新の質の「ノ」を書き、ここでさらに必要な情報を

取り、次に「ノ」の上から四分の一あたりから、「一」を引きこれまでの情報を受けとめと同時に保

守的方向性の空間を作ります。


さらに「ノ」と「一」の枠内の間に「I」「一」「I」三方囲いのこだわりの世界を作り、その真ん中に「I

を引き、これにより上から得た情報に基づき意思をしっかりと固めて左右バランスの良い行動に繋

がっていきます。


「希」とは、自分がやるぞと決めたことを、さらにテーマ、方針、情報などを備えながら、その無理の

ない枠内で考え自分のこれからの進むべき道を決めていくと考え表現していくといえますね。


「希」の考えを「望」に伝達します。


「望」の保守の質の「亡」は、アンテナ的要素の「ヽ」で上からの圧力や情報を取り入れその考えを

下の「一」に展開していき「一」の左から三分の一のところから「
L」を書くことにより一つの空間が

出来ます。そこでまとまった考えを革新の質の「月」へ展開していきます。


「月」は上・中・下のように時間的推移のもと、これまでのことを整理していき自分の中でひとつの

ことを、こつこつ掘り下げ続けるといえますね。


そして、その下の「王」へ展開していきます。

「王」は、上部からの情報を「一」で受け、さらに「I」を引きそして「一」を二本引くことで左右上下の

整理をして自分が納得できるまで、考え続けるといえます。


ただ、「王」は内側に情報を取り入れるとも考えられるので、内向していくその考え方がある意味

理想論に映ってしまうこともあるかもしれませんね。ですから「王」としての発散形要素をもって、し

っかりまわりに伝えることが重要となります。


「望」とは、「希」の世界観の情報を取り入れ、こつこつ自分の納得できるまで考え整理しそれをし

っかり伝達出来ると、最後はきちんとやり遂げられるといえますね。



おおまかにまとめますと「希望」とは、自分が決めたことを、自分にとってひとつひとつを確信としな

がらも、無理の無い範囲で考え、自分が納得出来るまで考え伝え行動していくことで、その希望

を叶えていくということではないでしょうか。


これまでの自分は、希望を持って・希望を叶えられるようにとよく口にしていましたが、自分が望ん

でいる希望とは何か、自分はどうしたいのか。しっかり目標や目的を持ち、何がしたいのかを、考

えをまとめ考えだけで終わることのないよう、その考えをずっと持ち続けられることが大事で、それ

をしっかりとまわりにも伝え宣言し、行動に移すことが最後までやり遂げることなのだと改めて思い

ました。



(のぞみさん)へエールを送るつもりで書き始めたのですが自分自身へのエールにもなりました。


これからは、夢物語で終わることのないよう、新しい年の始まりに今この思いを「のぼかん」の活

動に活かしていきたいと思います。


ありがとうございました。


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安城中央教室   「育」              中川 三裕子

新年明けましておめでとうございます。


今年から「のぼかん」を活用して子育てセミナーをやっていこうと考えてます。

自分も三人の子育てをしていて、「子育て」とか「育児」等と言いますが、案外親である自分が子ど

も達に育てられているなぁと思う時も多々あります。

のぼかんでは「育」という字をどう観るのだろうと思い、原稿としても意識しながら考えてみたいと

思います。


「育」

「育」という字は、のぼかんの六つの形分けでは、直情の形になりますので、自分の価値観に忠

実で、一貫した姿勢があるとします。


次に、字の理論で観て行きますと、まず「」はアンテナ的要素といい、まわりをチェックし、それと

同時に情報を堂々と受け止め、要るものは取り、要らないものは流します。そして、「ム」で「
」で

受け取った情報をしぼり、一つにまとめ、こだわります。

そして、「月」で「ム」のテーマについて一つの方向性で迷うことなく掘り下げ、その
1/3ずつを徐々

に出すと考えます。

「育」は、その現実に立ってまわりをチェックしながら情報を堂々と受け止め、必要とするものを取り

要らないものは流し、こだわりを持って一つの事に向き合い、その事を少しずつ確実に表現すると

考えます。


「育」という字は、子育てに当てはめまとめてみると、自分の価値観に合った情報を受け止めなが

ら、要るものは取り、要らないものは流し、自分の納得したこだわりを持って、その子の成長に合

わせながら全部伝えるのではなく必要な事だけ少しずつ伝え見守ると考えます。

だから、伝えてもらった方も、自分なりにも考えたり、検証したりしながら成長して行けるんだなぁ

と思いました。

この分析を通して、自分の子育てはもちろんのこと、自分も自分を育てていける一年でありたいと

強く思いました。

今年も一年よろしくお願い致します。



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みよし南教室   「戌と犬」                吉村 奈緒美

新年あけましておめでとうございます。

昨年
11月に講師資格を取得し、今年からホームページへ寄稿させていただくことになりました。

今後ますます学びを深め、精進してまいりますので、よろしくお願いいたします。


さて、今年は戌年ですね。戌年といえば、当たり前のように犬の姿を思い浮かべますが、干支の

動物は覚えやすいように後付けされたという説があるのをご存知ですか?


本来の干支は"季節ごとの植物の様子"が由来なのだそうですが、先人たちが、読み書きの出

来ない人でも覚えやすいように字が似た動物を当てはめた
というものです。

この草木の移ろいに基づくと「戌」は「滅」を表すのだとか。なんだかネガティブなイメージの文字で

すね。


ですが、意味合いは決して悲観したものではなく、"草木が枯れて、次の季節へ命をつなぐ。

その命を守る
"という時季を表しているのだそうです。

とても興味深い話だな、と思いました。

この「戌」と「犬」についてのぼかんの理論で掘り下げてみたいと思います。


「戌と犬」


「戌」

のぼかんの六つの形分けでは直情の形といいます。

この形は、自身の価値観に忠実で、いつでもどこでも自分のスタイルを貫き通すと観ます。

次に字の理論で観ていきます。

まず「ノ」と勢いよく流します。これは上からの情報を意思を持って受け取り、不要なものは流すと

考えます。
次に「ノ」の起点から「一」を書く事で、圧力を堂々と受け止め、その下に保守の質の空

間を作り出します。
その空間を上下に仕切るように小さな「一」を書き、内側で空気感を検証した

のち整理するとします。


次に保守の質である曲線の「レ」のような部分で、自身のルールに則り明確に鋭く意思決定し、

「レ」の世界は上方向にありますのでポジティブに表現していくと観ます。


ここで三方を囲った空間ができ上、左右から分断された内面の世界観ができるように見えます。

ただその囲いは曲線でバランスよく左右を向いており、周囲との協調や柔軟性が感じられます。


次の「ノ」で先ほどの空間へ向けて内向し、再確認した後、右上の「ヽ」でまとめますが、この「ヽ」

は囲いの外に出ていて、しかも浮いているように見えますね。ここに自由さや柔軟な姿勢がある

と考えます。


まとめますと、意思を持って取り入れた情報を自分の世界観の中で検証・整理・判断し、周囲との

バランスをとりながら、柔軟に、しかし明確に表現すると解釈できます。


これまでに受け取った知識や経験を守りながら分析し、次へと前を向いて準備する。これは「戌」

が表す草木の移ろいともリンクしているように感じられます。



次に「犬」を観ていきます。


まず「一」で圧力を堂々と受け止め、必要なのもののみ取り入れます。

その中心から勢いよく「ノ」を書き、上からの情報を受け取りつつ勝気に表現しますが、次の曲線の

「\」で左右のバランスをとるように大らかにまとめます。この左右の流れが柔らかく上方向を向き

ますので、明るさや柔軟性とともに、周囲の状況を把握する観察力や上へのアピール力があると

考えます。


最後の「ヽ」は「大」の右上に浮いているように見えますので、自由な意思や遊び心、奔放さを感じ

ると同時に、明快な印象付けとも感じられますね。


つまり「犬」は、上からの圧力を堂々と受け止め、左右バランスよくおおらかに流す姿勢と、明るく

アピール上手で自由、しかし明快な自己表現力を備えていると考えられます。



干支の動物が後付けだとすれば、「戌」の
"培った世界観を守り、前向きに芽吹きの準備をする

姿勢
"に、「犬」の"大らかさと気配り、ユニークな自由意思"が更に加わったと観ることができま

す。


しっかり大地に根ざした一歩を、思い切って踏み出すエネルギッシュな年になりそうな予感がして

きました。



2018
年、私はのぼかん講師としてのスタートの年です。

不足を言い訳にまごつくよりも、今ある経験と知識、そしてこれからの学びを大事に、気合を入れ

て進んで参りたいと思います。


今年一年が皆様にとって素晴らしい年となりますようお祈り申し上げます。

今後ともよろしくお願いいたします。




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