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のぼりりゅうかんめいほう




第172号 2018年4月1日更新

文字に観る不思議な世界





《 日本二百寺社巡り 第142回   奈良市 東大寺二月堂修二会 》    


 

                                                 
東大寺二月堂
   
   
                       お松明


    
            南大門                    中門


    
           法華堂                     四月堂

      
                       二月堂


     
             若狭井                     食堂


     
        食堂に置かれているお松明        北の石段に置かれている未完成のお松明
  

     
            二月堂                     お松明


       
                                 


     
             
 
             
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《東大寺二月堂修二会

修二会(しゅにえ)は、日本の仏教寺院で行われる法会のひとつで、修二月会ともいう。
また、修正会(しゅしょうえ)とも呼ばれる。


東大寺修二会(お水取り)

「お水取り」として知られている東大寺の修二会は、十一面悔過法(じゅういちめんけかほう)だが
8世紀半ばからの悔過作法だけでなくその後に古密教や神道や修験道民間習俗や外来の要素
まで加えて大規模で多面的なものとして行われている。

その本行は、かつては旧暦21日から15日まで行われてきたが、今日では新暦の31日から
14日までの2週間行われる。
二月堂の本尊十一面観音に、練行衆と呼ばれる精進潔斎した行者がみずからの過去の罪障を
懺悔し、その功徳により興隆仏法、天下泰安、万民豊楽、五穀豊穣などを祈る法要行事が主体で
ある。関西では「お松明(おたいまつ)」と呼ばれることが多い。


起源

伝説では、『二月堂縁起絵巻』(天文141545年)によると、天平勝宝3年(751年)東大寺の開
山、良弁の弟子の実忠が笠置山で修行中に、竜穴を見つけ入ると、天人の住む天界(兜率天)に
至り、そこにある常念観音院で天人たちが十一面観音の悔過を行ずるのを見て、これを下界でも
行いたいと願った。
しかし兜率天の一日は人間界の四百年にあたるので到底追いつかないと天人の1人に言われた
それで、少しでも兜率天のペースに合わせようと走って行を行うと念願したという。

『東大寺要録』(嘉承元年1106年)によると、実忠和尚が二月堂を創建し、初めての東大寺の
十一面悔過が天平勝宝4年(752年)21日から14日間行われたと伝えられる。
堀池春峰は、実忠はまだ20代で役職も低く行は寺全体のものではありえないと指摘し、さらに正
倉院宝物の創建初期の「東大寺四至図」(天平勝宝875669日作成)に、「二月堂」記載
が無いと実忠の創始と二月堂の創建を否定し、紫微中台の「十一面悔過所」の行に実忠は関与
しただけであり、光明皇后の天平宝字4760年の没後移設して二月堂になったとする説を唱え
た。だが建築史家山岸常人により、「東大寺四至図」には若狭井の位置に既に「井」の印があり
現在の二月堂敷地の南西角付近にあたる場所に□印が記載され、32面の小堂だったため堂
名を記さず記号で表記したと実忠創建と創始を補強し、実忠と弟子たちの行が、実忠が要職に上
がるとともに寺全体のものとなったという見解も反論された。


お松明

修二会のシンボルのような行事に二月堂の舞台で火のついた松明を振り回す「お松明」がある。
この松明は上堂の松明といわれ、本来は、初夜の行を始めるために練行衆が登廊を登るときに
道明かりとして焚かれるもので、室町時代の絵では50cmくらいのいまのチョロ松明程度のもので
あるが、江戸時代に徐々に大きくなり童子に寺から禁制が出されたが童子が見せ場を願い、その
まま今のように巨大化し演じるようになる。
一人の童子が松明をかざして、後に一人の練行衆が続き、入堂された後に、その松明を舞台(
干)に回り、火を振り回すのである。その後、裏に回り水槽で消され、上がってきた登り廊を降りて
いく。

本行の期間中連日行われるが、12日は一回り大きな籠松明が出るので見応えがあり、他の日
10本であるが12日のみ11本の松明が上堂する。

12日以外の日は、新入は先に上堂して準備をしているため10人、12日だけは準備をしてから
一旦下堂するので11人の上堂となる。この籠松明は長さ8m、重さ70kg前後あり、バランスを取る
ため、根が付けられている。他の日の松明は長さ68m重さ40kg

籠松明以外は、使われる日の早朝に担ぐ童子自身が食堂(じきどう)脇で作る。

お松明の火の粉を浴びると健康になる、あるいは幸せになると信じられている。また燃えかすを持って帰り護符の代わりにする信者も多いそうだ。



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《 今月の撮影者・小倉 光 》

今月は日頃お世話になっている、and smiles hostelのオーナーである松井美紀さんにお誘いいただき、ドイツ人女性と、このために東京から来られた女性と共に東大寺二月堂の修二会のカルチャーを受け、精進のお弁当をいただき、二月堂の欄干のすぐ下で修二会の法会を参拝しました。
いつもはニュースの映像で観るだけでしたが、真近で観るお松明はすごい
迫力でした。

 

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「のぼかん」の毎月1日更新のホームページ表紙を飾る、『全国200神社 仏閣紹介の撮影旅行隊』の 略称で、ホームページ第139号、寺社巡り第110回より活動しています。
宗派、信仰教義内容に捉われず、日本の津々浦々における信仰対象となっている、日本独特の建造物
と呼ばれる神社 仏閣の姿やその歴史をご紹介出来たらとの願いより、サポーターTeamが発足したの
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『日本二百寺社巡り』の、200寺社巡り達成予定が2023年1月予定❗  元気に楽しく挑戦します。
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